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2才8ヶ月の子供がいます。
右脳教育は3歳までで左脳教育は3歳からときいたのですが、そのことで教えてください。

最近、クレヨンで線をなぞる練習をはじめましたが、直線はいいのですが波線やカーブは難しいようです。
この線をなぞるという作業は、「左脳」になりますか??

これが左脳教育ならば、3歳になるまえにはじめても左脳が働いていないと結局は能力的に無理で無駄な労力になってしまうのでしょうか?

科学的なことがよくわからないので、思うがままにやってるのですが、教育にくわしい皆様に教えていただければと思い投稿しました。

あと数字をみて覚えるという作業は右脳になるのですか?

宜しくお願いします。

A 回答 (2件)

ANo.1 の方のおっしゃるとおりです。

(私は行動主義者ではありませんが)

まず、脳の機能分化は右脳左脳という分け方では単純すぎます。
たとえば言語についても言葉を話す「運動性言語野(ブローカ野)」と言葉を理解する「感覚性言語野(ウェルニッケ野)」は、同じ左脳とはいえ、結構離れています。

極端な話、「運動性言語野(ブローカ野)」がダメになっても、人の話を理解したり、身振り手振りで大まかな意思表示をすることはできます。

脳は各部分がそれぞれ機能を分担して働いています。
こうすれば左脳・右脳が鍛えられる、というのは話が単純すぎます。

脳は機能分化をしていると同時に、統合して働きます。リンゴの皮をむくときに、右手でナイフを使うのは左脳を使っていることになりましょうが、左手でリンゴを持ち、リンゴの視覚イメージを処理しているのは右脳でしょう。

右脳だけを使う(左脳は使わない)、なんてことは日常生活ではあり得ません。

そういう意味では脳全体に刺激を与えるのがいいので、お絵かきでも、手遊びでも、外で転げ回って遊んでも、なんでもいいんです。親は躍起になりすぎないことです。

脳のことはまだよく分かっていません。生きた人間で実験するのが難しいので。そういう状況で「右脳トレーニング」だの「ゲーム脳の恐怖」だの、断定的に言う本やテレビ番組があったら、とりあえず眉につばをつけてください。
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こんばんは。




脳についての科学的・専門的な知識は一応持ち合わせていますが、
yukaoiさんの望むような回答はできかねます。
それでも良ろしければ、参考にしていただければ幸いです。


↑のスポンサーリンクにも右脳教育関連のサイトが紹介されるように、
お子さんを持つ家庭では「右脳教育」なるものに
興味をもたれる方々も予想以上に増えてきていると、
このサイト("OKwave","教えて!goo"など)で知りました。

あるいは、大人が対象のものでも、以下のような話があります。
 ○速聴トレーニングと右脳
 ○記憶と右脳トレーニング

しかし、あえて申しますが、
脳についての科学的・専門的な知識を多少でも持つ人間からすると、


  「左脳」・「右脳」と脳を左右に分けて別々に鍛える
     という学習の話には、非常に疑問を感じます。


++++++++++++++++++++++++++++++++++++
実際に右脳開発教育の第一人者である七田 眞先生の七田チャイルドアカデミーでは現実に子供たちがすばらしい能力を開発している事は、テレビなどでも紹介され実証されています。子供にとってはごく当たり前の事だと先生は言われます。
子供に比べ個人差はあるものの、大人にとっても全く同様なのです。
また、右脳の開けていく過程は人によって様々なパターンがある様で、その能力も多種多様です。
七田先生の著書によりますと右脳には左脳には無い、以下の機能があると言っています。


右脳の4つのミラクル機能
   1、共振・共鳴機能(Resonance Sympathy Function)
   2、イメージ化機能(Image Visualization Function)
   3、高速大量記憶機能(High-speed Mass Memory Function)
   4、高速情報処理機能(High-speed Automatic Processing Function)
++++++++++++++++++++++++++++++++++++

↑の文章は、とあるサイトから転載したもので、
そのサイトではこの他に、
右脳を鍛えることで、さも人生の何もかもが上手くいくかのように
断定的な口調での説明や体験談が書かれています。


  現時点での科学的知識からすれば、非常に嘘くさい話ですから。


大学や研究所などで読まれているような、まっとうな専門書には、
「右脳の4つのミラクル機能」なんて、どこにも書かれていませんし、

右脳が「イメージの脳」で、右脳を使えれば素晴らしい能力を発揮する、
などの右脳関係の能力開発の話は、
現時点では科学的な証拠がほとんど無いと言ってもいいです。


たいていの課題は、左右の脳の両方を使って行なうもので、
左右どちらかの脳だけが使われる、
左右どちらかの脳だけを鍛えるというものではありません。

ご質問にありました、学習課題を使って説明いたします。


> 最近、クレヨンで線をなぞる練習をはじめましたが、
> 直線はいいのですが波線やカーブは難しいようです。
> この線をなぞるという作業は、「左脳」になりますか??

この手を使う学習課題では、
 「左手」を使うと、脳に入る時に情報がまず「右脳」に入ります
 「右手」を使うと、脳に入る時に情報がまず「左脳」に入ります

その後、どちらから入ったとしても、
結局は左右の脳の情報が統合され、両方が使われることになります。
どちらかの脳を鍛えるというものではありません。

> あと数字をみて覚えるという作業は右脳になるのですか?



    2  4  7   ■   3  8  1



上の例をご覧ください。

「■」を見ながら数字を覚えるとすると、

「2 4 7」の数字は左の視野に入りますので、
その数字の情報はまず「右脳」に入っていきます。

逆に、「3 8 1」数字は右の視野に入りますので、
その数字の情報はまず「左脳」に入っていきます。

で、それぞれを覚える段階になる頃には、
それぞれの情報は左右の脳でやりとりをしているので、
結局は目に入った数字を覚える時には両方の脳を使っているのです。

数字が写る視野によって情報の入口が違うというだけで、
別に、右脳を使って処理するような課題ではありません。


ちょっと話がわかりにくかったかもしれませんが、
どんな作業を子どもにやらせるにしても、
その作業は両方の脳を使って行なわれるのです。

 「右脳はイメージの脳だから、
  ぱっと見た文字や数字を覚えることに長けている」

なんていう説明は、嘘なわけです。


> 右脳教育は3歳までで左脳教育は3歳からときいたのですが

大嘘です。

> 線をなぞるという作業が左脳教育ならば、
> 3歳になるまえにはじめても左脳が働いていないと
> 結局は能力的に無理で無駄な労力になってしまうのでしょうか?

揚げ足をとるようで何なのですが、
3歳まで左脳が働いていなかったとしたら、
お子さんはたぶん死んでいます。


> 科学的なことがよくわからないので、思うがままにやってるのですが、
> 教育にくわしい皆様に教えていただければと思い投稿しました。

「左脳教育」「右脳教育」などという単語は今日限り捨てて、
絵本や図鑑やパズルなどで普通に教育なさるとよろしいかと。

家族の正しい理解と、素晴らしい学習環境こそが、
お子さんの脳をより良く発達させることにつながるでしょう。


ただ、絶対音感のように、
ある時期までに身につけないと生涯身につかない能力もあるようですし、
逆に、幼稚園児に「方程式」のような論理的思考を教えても
理解してもらえないように、発達には段階も存在します。
そういうことは知っておくと、お子さんの教育の助けになるかもですね。

ただ、そういう話は「右脳」「左脳」とは関係ありません。



以上、回答をまとめますと、

「ご質問の前提となっている、
 『左脳』・『右脳』と脳を左右に分けて別々に鍛える学習の話は、
 非常に疑問を感じます。
 特に右脳関係の能力開発の話は、
 現時点では科学的な証拠がほとんど無いと言ってもいいです。

 「左脳教育」「右脳教育」などという単語は今日限り捨てて、
 普通に教育なさるとよろしいかと。」


本文章は、「右脳教育」「七田式」などをけなす意図がありますが、
質問者さんやその周囲の方々を無知だなどと批判する意図は全くありません。
文章を読んでいて不快に思われたら申し訳ない。
  
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