dポイントプレゼントキャンペーン実施中!

私は日本語を独学してまだまだ上手じゃないですから、ご了承ください。

この間サイトや本で「怪訝そうな顔をする」のような表現を読みました。英和辞典によって怪訝は「dubious」という意味だと書いています。「Dubious」というのは、英語で悪い意味で怪しいものや人、という意味です。「怪訝」は、常に「dubious」のようにネガティブなニュアンスですか? 

国語辞典によって「訳がわからなくて、変だと思うさま。不思議そうにするさま」という意味です。それを読むと、そんなにネガティブではないような気がしますけど。私には「dubious」のように怪しく感じないと思います。たとえば、ただ相手の話の意味がわからなくてもっと説明してほしい場合には、それは「怪訝そうな顔」ですか? 

A 回答 (5件)

私は常にネガティブな語感を持っている言葉だと思います。



少なくとも「怪訝」と漢字で書こうとした場合、日本人であれば、この字面(じづら、字の見ための雰囲気、感じ)からポジティブな印象を持つ人はほとんどいないと思われます。それほど「怪(あや)しむ」と「訝(いぶか)しむ」という字は、かなり「怪しさ」の強い語感なのです。

  「皿を割ったのは誰?」と聞かれ、
  「私ではありません」と答えたが、
  怪訝そうな顔をされた、と書いてあれば、
それは「疑われているようだ」ということを示しています。
ここで「不思議そうな顔をされた」に置き換えてみましょう。やはり意味は変わりません。聞き手は話し手を「そんなはずはない、皿を割ったのはおまえだ」と疑っているために、その返事を《不思議》だと思っているのです。
つまり、会話中の「不思議がる」という"反応"は、それ自体が否定になっているのだといえるでしょう。

また、「バスで席を譲って怪訝な顔をされた」であれば、怪訝な顔をした人は「(何らかの理由で)私が席をゆずられるはずがない…これには何か裏(悪いたくらみ)があるのかもしれない」とやはり否定的に感じているのだ解釈すべきです。少なくとも「素直に好意と受け取っていいのかためらっている」様子は読み取れます。
ただし、聞き手は、あくまでも裏を感じているのであって、判っているのではありませんね。この否定の曖昧さが「不思議に思う」のであり「疑問に思う」わけなのです。

しかし、「怪訝」はある程度教養のある人でないと使う言葉ではないように思います。少し難しい単語です。
日常生活において漢字を見ることなしに音だけで憶えた人がいれば、もしかするとポジティブな意味で使っている人もいるかもしれません。しかし、そんな人でも「怪訝」という漢字を一度見れば、今までの認識を疑って怪訝そうな顔をするに違いない単語なのです。
    • good
    • 0

「怪訝」


→「不思議で合点のいかぬさま」(広辞苑)

○「怪」あやしむ・・・・怪しく思う。疑わしく思う。不思議に思う。
○「訝」いぶかしむ・・・怪しむ。不審に思う。

このように、一つ一つを見るとかなり悪い意味合いで使われるように思いたくなりますが、決して「悪い意味」ばかりではありません。

日本語は漢字から受ける感じとは異なる意味合いを示す場合は多々あります。
たとえば「腐心」などは「腐った心」ですから、漢字から受ける意味合いは良いものとは思えません。しかし、その意味は「悪いもの」ではないのです。

したがって、合点がいかないときにする顔は「怪訝な顔」で良いとおもいます。

ご質問の「ただ相手の話の意味がわからなくてもっと説明してほしい場合の顔つき」も「怪訝な顔」です。
*「怪訝そうな」はどうでしょうか。

「怪訝」は使われ方が次第に悪い場合に偏って使われているために、そのような印象が生まれてきているのだと思います。 
    • good
    • 1

私は英語が苦手(と言っても専門語を読みこなすのは職業です)なので、「Dubious」がその程度negativeな感じか分かりません。


「怪訝そうな顔をする」場合はまず。聞いた内容が理解できない。でしょう。
(1)「自分のことと思えない」
(2)似ていますが「なぜ、その話が自分と関係あるのか分からない」
(3)「内容が急には信じられない」
ですので、「宝くじ、1等賞おめでとう御座います」
と言われたら、negativeでなくても「信じられない」「他人のことではないか疑う」「騙されているのではないかと疑う」で、「一瞬の躊躇」を含んでいると思います。
躊躇の後に普通は「聞き返して確認する」事になるでしょう。
    • good
    • 0

「怪訝」けげん



日本語は細かいニュアンスをたくさん含んでいる場合が多いですが、シンプルに英語に置き換えると
dubious ですが、dubiousだとちょっとネガティブが強い感じもします。
doubtful くらいの感じで考えるといいかもしれません。

でも人によっては、dubiousやsuspicious くらい強い疑いがあるときでも、この言葉を使う人はいるようです。

また unexpected な結果を受けたときもこの言葉は使えます。
「彼はその知らせを聞いて、(そうなるとはどうしても想像できないので)怪訝な顔をした(怪訝そうな顔をした)」

>ただ相手の話の意味がわからなくてもっと説明してほしい場合には、それは「怪訝そうな顔」ですか? 

これはdubious, doubtfulなど[疑っている]状況ではなく、not understanding [理解できない]ですので、その場合は「怪訝な顔」とは言いません。

実は日本人でもこの「怪訝」を漢字で書ける人は、少なくなっていますし、用法も変化してきています(怪訝な が正しいですが、怪訝そうなという人は多い)。

漢字で書けないので、「彼は、けげんな顔をした」みたいにひらがなで書く人のほうが多いと思います。
    • good
    • 0

これは「けげん」か「かいが」と読みますが、今の若い日本人は漢字で書けないレベルの口語(会話)では使われることの少ない言葉です。



基本的な意味は自分の予想と違う結果なので「何かあるのではと用心する」かな? 話すときは「いぶかる」(疑問に思う)「あやしむ」(これは怪しいと直接結びつく意味ではないです)というでしょう。

>相手の話の意味がわからなくてもっと説明してほしい場合には、それは「怪訝そうな顔」ですか?

はい。バスで席譲って「怪訝な顔」される素敵な国が日本の都市です。

言葉は時代とともに意味変わるので「顰蹙(ひんしゅく)」など、もともとは顔をゆがめる程度の意味しかなかったのに「ひんしゅくを買う」は世間(社会)から指弾される(集中攻撃受ける、非難される)意味に転じました。
古典では家人(使用人)がお皿か何か割ったので帰ってきた主人が「顰蹙した」とでてきますが、非難の意味はないです。また老婆が「顰蹙して」周りの人を驚かせたなどともありますが、おばあさんが笑ったり「にらめっこ顔」で周囲と接しているほのぼのした感じです。
顔をしかめるは「渋面」だけではないからね。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!