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私は今、ある地方大学の理学部3回生(四月から4回生)で物理学を学んでいます。

卒業後は宇宙の理論分野へ進学したいのですが、院試験(今後の研究)のために暗記しておきたい物理学の専門(基本)用語に関する英単語集ってありますか?
また、いまからでも可能な物理学のための英語の勉強ってありますか?

回答よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

>英語論文・日本語や英語の記事はどのような方法で探せばよいのでしょうか?



日本物理学会他、世界中にいろいろな学会
があり、そこに研究者が論文を投稿して、
審査を通ると学会の出す論文誌に掲載と
なります。

 主な論文誌は大学、もしくは学部、学科の
図書館に保存されています。

 論文は学内の掲示板からキーワード
検索できますし、
http://www.arxiv.org/
 といったとことから、論文の
全文をダウンロードできる場合も
あります。

>いまからでも可能な物理学のための英語の勉強ってありますか?

 和訳が出ている英語が原文の物理の本がいろいろあると思いますが、それらの原文と和訳を購入して読み比べて
みるのがいいのではないでしょうか?

 ただ専門用語については、授業、ゼミの中で
自然と分かって行くと思います。

>理学部3回生(四月から4回生)

 まだ研究室でもゼミとかはないんでしょうか?
ゼミではこれ読んでおくようにと論文とか
渡されると思いますので、基本的はそれに
ついて行けばいいと思いますが、
理工系の英文にちょっと慣れておこう
という事なら、

「理工系のための英文記事の読み方」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4489006 …

 なんて本がお奨めです。
サイエンティプック・アメリカン
といった科学雑誌の記事を題材に
つかった科学英語の英文解釈の本です。
内容的にはバイオ関係が大半ですが。


 そそ、サイエンティプック・アメリカンで
思い出したのですが、この雑誌の内容が
3ヶ月遅れくらいで、日経サイエンスと
いう雑誌で出ているんです。

http://www.sciam.com/

http://www.nikkei-science.com/

 この雑誌も理系の大学なら両方ともあると
思いますから、物理関係の記事を選んで、
まず原文のほうを読んで、次に和訳の
ほうを読んでみるというのもいいと
思います。


 また、論文を書くときに事を考えて
「理系のための英語論文執筆ガイド」
―ネイティブとの発想のズレはどこか?

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062573 …

 これがいいと思います。aとtheの違いなんて
外国の論文誌に投稿するような人でも、日本人
はかなり悪戦苦闘するようで、研究所によっては
論文を提出する前にチェックしてくれる
お雇外人さんがいたりするぐらいですから
バカにできません。


>卒業後は宇宙の理論分野へ進学したいのですが

 今、宇宙とかの理論物理の中心は、
カルフォルニア大学みたいです。
日本は特にバブル経済崩壊後、研究の
世界もどっと落ち込んでしまって見る影も
ありません。これ10年くらい前に見たよなー
って感じの内容が繰り返されているみたいです。
 本格的にやりたいならアメリカを目指して下さい。
日本の研究も、戦前、終戦直後まではものすごい
ものがあるんですがねー

 あなたの大学の歴史をひも解くと、多分京都大学から
来た先生たちが基礎を築いていると思います。
湯川博士の昔の論文など、そのまま保存されて
いるのではないかと思いますので、見つけて
読まれると驚くと思いますが。


 
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この回答へのお礼

 長文での丁寧な回答、ありがとうございます。
 現時点で必要な事・将来のために必要な事 が分かり、まさに『感動』の一言です。

 ゼミは4月から始まるのですが、ゼミでは和訳書を使うので、自主的に英語の原本を用いて勉強して行こうと思います。

 現時点の目標は『院試で出題される程度の英文の読解』なので、英語での論文の書き方については、一段落ついたら or 余裕が出来たら 取り組んで行こうと思います。
 
 機会に恵まれれば留学をしたいとも思っているので、とても参考になりました。

 本当にありがとうございました(涙)

お礼日時:2006/03/19 01:52

私は専門は違いますが、院入試の最後の試験である面接のときに、試験官の教授の一人から


「フランス語はダメだったけど、英語の成績は良かったね」
と言われて驚きました。

なぜならば、自分でも満足のいくような解答をした覚えがなかったからです。

今思うと、英作文の問題で、専門用語の単語・訳語を知らなかったのに、がむしゃらに、無理矢理に、とにかく自分の知っている英語で英訳したのがよかったのかな、と。
(ちなみに、その出題は、当時ニュースになっていた、旬の話題に関するものでした)
例えば、正しい訳語ならば1~2単語で表せる専門用語でも、私は、自分が知ってる5~6単語で無理矢理「熟語」にしてしまいました。それが奏功したわけです。



ですから、単語の勉強は要りません!


・・・・・は、冗談です。(笑)


やはり、先攻分野の英単語に特化して覚えるのは有利ではあると思います。私のときも、そういう問題が多かったです。
英語論文を読むのも有効な策の一つだと思いますが、私は、あえて大胆な提案をします。


「英語論文の題目を読めるようにする!」


つまり、最重要のキーワードさえ理解できれば、少なくとも「全く解けない」という状況は回避でき、あとは、一般的な英語力(+無理矢理)の問題になると思います。



あと、意外に大事かもしれないのは、
「中学高校で習う基本単語なのに、理学工学論文では違う意味になるもの」
です。

例えば、
normalは、「普通」ではなく、「(面に対して)垂直」(=法線方向)
あと、ご存知とは思いますが、normalize は「正規化」(絶対値や積分の値を1になるようにするなど)


respect は「尊敬」だが、
respectively は、「それぞれ」で、
with respect to ~ は、「~に対して」です。


論文では使わない単語もありますね。

「試行する」は、論文では「try」とは絶対書かず、「attempt」と書きます。

・・・・・だけど、この辺を知らなくても、院入試で通れるような気もします。
やはり、題目だけ読めるようになる、ぐらいの方が効率よさそうな・・・
(専門用語をしらみつぶしに調べるより、むしろ、基本的な英語力、論理力のほうが大事だと思います)



なお、英語論文は大学の図書館には必ず置いていますが、検索は、インターネット時代の今では、PCで自分で、しかも無料で検索できます。(論文本文をダウンロードするのは、おそらく有料。検索してわかった雑誌名、巻、年、著者、の情報によって図書館で容易に探せますから。)


<例>
http://scitation.aip.org/prl/help.jsp

http://prl.aps.org/

http://pra.aps.org/
↑これはAだが、ここからBもCもDもEも検索可能

http://www.iop.org/EJ/journal/JPhysA

頑張って下さい!
では。
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この回答へのお礼

丁寧な回答ありがとうございます。
院試験、頑張ってみたいと思います。

お礼日時:2006/03/19 02:14

こんちは!どの程度のレベルか分かりませんが、まずは、自分が配属される研究室がどんなことしてるのか?を調べて 先輩にどんな本を輪講で使っているか聞きましょう。


そして、行き先の大学院の研究分野と過去問を調べて アマゾンなどで洋書を買いましょう。もしくは 英語論文を読みましょう。一般に 院試は、物理の歴史などから出やすいので、宇宙なら 重力波やダークマターやアインシュタインの一般相対性理論の記事なんか日本語で勉強して、英語の記事なんか読んだりするといいんじゃないかな?

この回答への補足

英語論文・日本語や英語の記事はどのような方法で探せばよいのでしょうか?
やはり、私の配属先の研究室の先生に直接聞くのがよいのでしょうか?

お手数ですが、回答お願いします。

補足日時:2006/03/17 22:37
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。とても参考になりました。

お礼日時:2006/03/19 22:43

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