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この春、無事大学に合格しまして、第二外国語で何を取ろうか悩んでいます。
因みに文学部です。
私は中学・高校がカトリック系だったこともあり、ラテン語にとても興味があるのですが(いつか聖書を原文で読んでみたいです笑)、残念なことに第二外国語の選択は、独、仏、露、韓、中、の5つだけでした…(U_U;)
そこで質問です。ラテン語と近いもの、共通点が多いものは独と仏だとどちらでしょうか?
韓、中、露は興味がないし関係もないので省きます。(露は激ムズだとも聞きますし…)
最初は独を学ぶつもりでいましたが(カフカが好きなので)、独は実用性が少ない、使用地域が狭いなどと聞いて、迷っています。カミュも好きなので、その点では仏にも興味があります。

何かございましたら、どうぞ書き込みよろしくお願いしますm(_ _)m

A 回答 (6件)

言語の系統と実際にその言語に存在する文法上の現象はあまり関連がありません。

思いついたものを一覧にすると、

_______ 羅 仏 独 英

名詞・形容詞の格 ○ × ○ ×
前置詞の格支配 ○ × ○ ×
動詞の人称変化 ○ △ ○ ×
定冠詞の有無  × ○ ○ ○
名詞・形容詞の性 ○ ○ ○ ×

(完璧な記述ではありません。英語の3単現の-sのような痕跡的なものはこのさい無視しています。)

ラテン語を勉強する前に知っておくと良いのはドイツ語だと思います。共通する現象が多いので。フランス語は正書法上はラテン語的な要素を残そうと努力しているのですが、音声言語としてのフランス語はあまりラテン語を学ぶ上で参考になりません。それでも発音と一見無関係なようなフランス語のスペルはラテン語を知っていると容易に納得できます。

3つとも学ぶならドイツ語→ラテン語→フランス語の順が一番楽でしょうか。

それに、ヨーロッパの古典文献学ならびに聖書研究の本場はドイツです。注釈書や辞書なども充実していますよ。新約聖書の原典の言語であるギリシャ語を学ぶにもドイツ語を取った方が近道です。

それからこんなことがありました。

ラテン語の単語の意味を羅英辞書で引いてもあまりピンときません。羅仏をみたら単に語形がフランス語に直してあるだけでした。羅独の辞書を引いてやっと納得できました。

系統が遠いのは欠点ではありません。むしろ語義を客観的に分析するためには利点ともなります。その上研究と翻訳の蓄積が豊富にある言語でもあります。

ドイツ語をお勧めする理由がお分かりいただけましたでしょうか。
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この回答へのお礼

フランス語の意見が多い中での、ドイツ語の意見。
とても興味深く拝見させていただきました。
ドイツ語との意外な関連が分かって面白かったです。
もう少し色んな人の意見も待って考えてみたいと思います。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2006/03/22 01:41

皆さん仰っていますが、フランス語が最もラテン語に近いです。

...ラテン語はご存知のようにあまり実用的ではありません。でも、教養として学ぶなら非常に有用だと思います。英語も文法は好きな人にとっては、物足りなくなりますが、ラテン語はいい刺激になると思います。・・・ラテン語は難しいですよ。ロシア語と同じくらい難しいです。
第2外国語はフランス語を選ぶといいでしょう。ドイツ語やロシア語でも悪くはないです。

・・・ラテン語を学習するなら、是非、日本語でなく英語かフランス語を介して学習してください。そうすることで、ラテン語を学習する意義も深まるし、ラテン語が活きてきます。そうでないと、ラテン語が死んだ言語で終わる恐れがあります。それには英語かフランス語を一定レベルまで取得する必要がありますが、、、。
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この回答へのお礼

フランス語派が多いですね。
ラテン語が難しいのはショックです><
もう少し考えてみますね。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2006/03/22 01:34

単に系統というなら一番近いのはフランス語です。

ラテン語が分派してイタリア語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語、ルーマニア語などが成立しました。これらはお互いに似ているんですがフランス語は一番変化を受けておりラテン語とかなりかけ離れたものとなっています。それでもドイツ語よりはラテン語に近いのでフランス語を選んでみてはどうでしょうか。
なお、必ずしも大学の授業にこだわらず自分で勉強する手もあります。実は大学の第二外国語は時間が不十分で重要なところだけを選んで学習し、試験もあるので暗記に追われたりとかなり慌ただしいものでもあります。私は大学でラテン語とギリシア語をやりましたがはっきり言って表面的になぞったという感じでした。このような古典語はじっくりとやっていく必要があるので自分で本を買って(最近は初心者向けの本もでています。昔は本が少なかった)慌てずにやっていくのがいいでしょう。

参考URL:http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1972600
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この回答へのお礼

参考URLのほうで、ラテン語は意外と覚えやすいと目にしてほっとしました。(ギリシア語を習ったあとの感想みたいですので、一概には言えませんが…)
自分の興味がなければ長続きしませんもんね。
じっくり考えてみます。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2006/03/22 01:31

こんにちは。



聖書の原文は、ラテン語ではなく、
ヘブライ語(旧約)とギリシャ語(新約)です。ラテン語の聖書は、これらから翻訳されたものです。

でも、カトリック教会では歴史上長いことラテン語を使ってきたため
聖書=ラテン語、というイメージが一般的にあるのは理解できます。

文学部でしたら、フランス語・ドイツ語両方勉強されるのも、面白いと思います。
履修はフランス語をとって、ドイツ語は独学とか、または逆など。
独学のほうは、完全に独学が難しかったら、何か読書会やサークルのようなものに入るとか
語学学校にゆくのも、面白いですね。

ラテン語に近いものとしては、既出のように、フランス語が近いです。
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この回答へのお礼

聖書=ラテン語、ではないんですね!学校で歌っていた賛美歌は全部ラテン語だったんで、てっきりそうだとばかり思ってました…(-_-;
独学は難しそうです。英語も力を入れるつもりなので…。でも考えてみます。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2006/03/22 01:27

大学合格おめでとうございます。



ラテン語により近いのは、フランス語です。

大変思弁的でいらっしゃるようなので
お好きなラテン語と同様にフランス語が
陰影礼賛の言語であることを次のようにご紹介します。

La lumiere montre l'ombre et la verite le mystere
(影を見て光を知り、神秘に包まれれば、より真理を欲すると)

更に、フランス人は自国語を愛していますから
Un dictionnaire, c'est tout l'univers par ordre alphabetique (知ってるかい、この世の中の全ての事象がABC順に解き明かされているのが辞書だってこと)と大文豪Franceに言わしめています。

そのような愛情は、カミュの
『人を愛するとは、その人と共に老いることを受忍すること』
(Aimer un etre, c'est accepter de vieillir avec lui)
に相通じるものがあります。

どうか、お初めになるなら一生のお付き合いを。。。

最後も,
カミュの言葉で締めくくります。

Ma patrie, c'est la langue francaise.
(僕の祖国かい、それはフランス語だよ)

Albert CAMUS
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この回答へのお礼

詳しい回答をありがとうございます。
フランス語はとても愛されているんですね。習ってみる価値はありそうです。
でももう少し考えてみます。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/03/22 01:24

ヨーロッパの近代語はラテン語から別れてきたので、


どれと言われても困りますが、やはりフランス語が
一番近いのではないですか?あと、イタリア語ですね。ドイツ語はむしろ英語に近いでしょう。
でも、死語ラテン語は、近代語と関係なく学べばいいでしょう。カフカならドイツ語ですね。私は第2外国語としてフランス語を選びました。ドイツ語は苦手ですが、やはり大学時代にドイツ語もやっておけばよかったと後悔しています。
結論。第2外国語としてフランス語を選び、第3外国語としてドイツ語を選ぶ、といいうのはどうですか?
やる気さえあれば、選択はできるでしょう。
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この回答へのお礼

私の学校は第三外国語は無いんですよ。残念なんですが…。文学部なのに!
もう少し考えてみます。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2006/03/22 01:23

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