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黒、白を含め全く色のついていない
完全な無色透明な世界というのは実現できるのでしょうか?
また過去にそういったことを実現させた例というのはあるのでしょうか?
またはどこかにすでに存在しているのでしょうか?

A 回答 (6件)

質問内容からずれているかもしれませんが、色の定義を書きます。



美術的には、「白や黒」な「赤や青」などに対して無色という言い方をしています。「白や黒」は色の明るさを決定する要素であるので「明度」という指標の中に含まれます。ですから、一般的には便宜上「白や黒」も色の中に含めて考えますが、美術的には別物という捉え方をしています。

次に物理的に言えば、我々は、周波数のことなる光を色として認識しています。その周波数の細かい数値データは、憶えていませんが、その周波数範囲を「可視光範囲」と定義しています。ですから、一番周波数の低い色を「赤」、そして一番周波数の高い色を「紫」と感じているのです。ですから、「赤」よりも周波数の小さい光を「赤外線」、「紫」よりも周波数の小さい光を「紫外線」とよんでいるのです。また複数の色を感じさせる光が複合することによって、色の認識が異なってきます。「可視光範囲」の全ての周波数の種類がある光は、逆に色がかんじられなくなり「白」と感じ、光がない、または光が戻ってこない物体を「黒」と感じているのです。
また、色のある物体というのを感じているのは、その物体に当たった光のうち「赤」などの特定の周波数の光しか反射しない物体を色のあるものという認識をしているのです。
ですから、赤外線や紫外線しか存在しない世界では、我々は、全く光りを感じずに真っ暗な世界としてしか認識できないはずです。

ところで、「透明」の概念を間違えている人がいるので、補足します。「透明」とは、向こう側に向かって可視光が通過できる物質ということになります。
ですから、「無色透明」の物質は全ての色の周波数を通過出来る物質であり、「赤色透明」の物質は赤を感じさせる周波数意外の色は通過できない物質ということになります。

色に関する話です。参考にでもなれば幸いです。
tukitosan でした。
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無色透明のものが見える仕組み、もうひとつありました。


(4) 影ができるんです。

以上(1)~(4)は屈折率が周囲と違うことによる効果です。
逆に、水中にガラス板を入れると屈折率の違いがちいさいために、非常に見えにくくなりますね。
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無色透明のものが見える仕組みはとりあえず3つ位あります。


(1) 全反射。ものの表面に平行に近い角度で入射した光が全部反射されます。プリズムで光を反射させる時にはこの効果を使っています。宝石のカットも全反射を作り出しています。
(2) 波長ごとの屈折率の違いで、光がスペクトルに分解する。つまり虹色に見えるわけです。(1)と(2)でダイヤモンドに目がくらむんです。
(3) 背景の景色が歪む。たとえバックが全く一様でも、凸レンズ・凹レンズの効果で明るさにむらが発生します。

透明人間の盲目説は随分昔から知られています。透明人間が見えないためには単に透明なだけでなく、屈折率が空気と等しい事が必要です。従って、目のレンズが像を結ばない。結んでも網膜が機能しない。ということですね。
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この回答へのお礼

少し難解でしたが勉強になりました。
ありがとうございます。

お礼日時:2000/12/22 19:24

きれいなクリスタルは無色透明ですよね。

しかしクリスタルを見ることはできる。
周りの空気との間に境が見える。
これは空気とクリスタルの屈折度に差があるからですね。
「透明人間は目が見えない」というのも、網膜の屈折率が1なら
像を結ぶことができないからなんですね。
  ・・・で、あってるのかなあ。間違っていたら誰かつっこんで下さいね。
  ところで何故屈折率の差で「見える」んでしたっけ・・・  
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完全に透明な世界が仮にできたとしても,見ることは出来ません.見るためには網膜で光をキャッチしなければならないのですが,網膜も透明なら見ることができません.


完全な透明人間は不可能という,SFファンには有名な話でした.

この回答への補足

みなさん、ありがとうございました。
目の仕組みと可から考えるとやはり無理なのでしょうね。
美術と物理では色の認識が異なると言うことも勉強になりました。

補足日時:2000/12/20 17:10
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質問の意図が読み切れませんが....


おおまかに言えば、色、というのはヒトの目の感度分布で決まります。全色盲の人は色のついていない世界にいるということですね。
 単色光で照明すると、全てのものが同じ色になり、明るいか暗いかの違いしか見えなくなります。生まれてからこういう環境だけで育った人は、普通に言う色という概念に到達できないでしょう。いや、単にこの状態に長期間居れば、誰でも色が見えなくなりそうな気もします。
 無色と透明についてはtukitosanさんの仰る通り。
「限りなく透明に近いブルー」に、それがそんなに珍しいか?と突っ込みを入れたら「しなやかでない」と怒られますかね?
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