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有名な秋田の「なまはげ」。
その恐ろしい形相から、かつては荒ぶる神だったのでと想像します。
それがどうして子供に訓話じみたことを話すのでしょうか?
訓話じみたというか、訓話そのものですね。
なまはげが農耕や疫病の神ではなく、子供の神になった経緯を教えてください。

よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

なまはげ、とは「なもみ剥ぎ」の事である、と言われています。


なもみとは何かと言えば、冬に囲炉裏で足を炙っているとできる囲炉裏ダコの事です。
元々なまはげは、家中で火にあたって怠けてばかりいる者を戒める属性を持っている訳です。
また、岩手のスネカや四国のあまぶらこさぎ、北陸のあまめはぎ等、似た妖怪は多いです。
これらは前述した通り、『戒めを与える者』なんです。

以下、多分に私見が入っています。

なまはげの起源の一つとされる男鹿赤神神社の九百九十九の石段伝説によると、なまはげとは鬼であるとされています。
細かい部分は端折りますが、悪さをした為に退けた鬼を懐かしんで、この鬼の真似をするようになった。この真似こそが、今に伝わるなまはげの大本だと言われています。

また、年に一度訪れ、訓戒を与え、災禍を祓い、祝福を与えて去るという今に伝わるなまはげの姿からは、確かに神としての属性も持っているように見えます。
これは、男鹿を地理的な面で見ると浮かんでくるように思えます。恐らくは、外部から来て富を与え去っていくモノ、所謂マレビト信仰が根底に絡んでいるんだと思います。

なまはげの習俗は多岐に渡ります。村々でも細かい差異がある程です。当然その成立には、多くのものが影響しているでしょう。
なまはげを構成する一つが赤神神社の五色鬼伝説であり、地理的に発生するマレビト信仰なんでしょう。

まとめますと、
凶相:由来の一つが鬼である
訓話:元々が戒める者である
神:由来の一つがマレビト信仰から来ている
となりますでしょうか。
また、なまはげは子供だけに限ったものではないようです。初嫁も戒めの対象になっているそうです。
子供の事がクローズアップされるのは、やはり時代の流れなんでしょうね。戒めの範疇に子供の躾が入ってくるようになったからなんでしょう。

以上、長文失礼しました。
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