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Semper legis aliquem librum. いつも何らかの本を読んでるね。
Aliquantum carnis emamus. 肉をいくらか買いましょう。

上は(対格)(対格)、下は(対格)(属格)の組み合わせです。どういった単語を属格にすべきか、そうでないかは難しくないですか?たとえば下は(対格)(対格)にはできないのか、ということです。

具体的な人、事物の場合は属格になることができるように思います。 (Carmina Catulli の場合は Catulli は人。Catulli でなくても具象事物でもOK)。しかし抽象的な概念は属格にできないと思います。(togam novam の novam は抽象的概念だから属格になれない)。

でも、上の解釈にあてはまらないケースも出てくると思います。どのように解釈したらよいでしょうか?

A 回答 (2件)

>Semper legis aliquem librum.


>Aliquantum carnis emamus. 

上はaliquemが形容詞的にlibrumにかかっています。librumは目的語なのでそれにかかる形容詞もともに対格になるというごく普通の例です。

下は意味的に考えると上と同じような構造に見えますが、aliquantumは不定数量詞(いくらかの量)とでもいうべき名詞のような意味を持っています。英語にすればsome amount of the meatのようになります。このような数量詞は現代語では形容詞的になることが多いのですが、昔はむしろ名詞的で後に属格を従えることが多かったのです。例えば、数詞の後では複数属格になることが欧印系ではごく普通で、古英語でもそうで、スラブ系では現代でもそうです。

数量詞が属格を従えるのは日本人には奇異に映ります(肉のいくらか、なんて言いませんね)が、現代英語にも実は残っています。
a lot of ~:たくさんの~
a number of ~:たくさんの、いくらかの~
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この回答へのお礼

「数詞の後では複数属格になることが欧印系ではごく普通で、古英語でもそうで、スラブ系では現代でもそうです。」勉強になりました、ロシア語のテキストにもそういえば数詞のほとんどが属格を従えると書いてあったことを思い出しています。英語にも残っているというのも勉強になりました。

お礼日時:2006/05/23 17:46

下のcarnisは「部分属格」です。



>具体的な人、事物の場合は属格になることができるように思います。

そのとおりです。 
上のlibrumを属格にしても「部分属格」として解釈できます。

Semper legis aliquem librorum.
「いつも君は(特定の書庫から持ち出した)本を何かしら読んでいるね。」
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この回答へのお礼

いつも勉強になります!Explicatus tuus semper utilus est!

お礼日時:2006/05/23 17:51

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