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企業の評価をする際に株式の時価総額が重要視されるのはなぜなのでしょうか?元ライブドアの堀江さんも時価総額を重要視していました
確かに、時価総額が高いということは株主、一般投資家から経営方針や
その企業の実力を評価された結果であると思います。
しかし株式投資をしている人には投機目的である場合も多く
時価総額が必ずしもその企業の実力を反映しているようには思えません
現にライブドアの株価は一時は実力以上のものになっていたと思います
そんな中で株式の時価が重要視されている理由をどなたか教えてください、お願いいたします、、

A 回答 (3件)

時価総額の高さは株主、一般投資家から企業の実力を評価された結果であるというのはおっしゃるとおりです。

ですので時価総額が目安として利用されます。客観的に分かりやすいというのも理由の一つでしょう。

他方で株価は一時的な要因で乱高下することがあるのも事実です。
その原因は投機家に限らず、国内外の経済指数に過度に反応してしまうことも往々にしてあります。
ですから 株式価値=時価総額(株価) が常に成り立つとは限りません。
しかし、それでも、市場がきちんと機能している限り中長期的に見るとそれらは近づくといえます。
(ベンチャー株・中小企業株は取引高が少なく、セルサイドアナリストがカバーせず、機関投資家が買わない傾向があるので乱高下の傾向があるのは事実です)
その前提で、時価総額が利用されています。

中長期的に株式価値を向上させるためには、ROEを高め、EPS成長を継続的に達成し、そういった実情・魅力を投資家に説明し続ける(IR)ことが必要ということが導かれます。これらを達成して「株式価値」を向上させることが経営者の役割であり、使命です。
「株式価値」が向上していると市場が判断すれば「株価」はあがるはずです(市況によってはあがらないことも)。その時、投資家はキャピタルゲインを(売却時に)得られます。

堀江は株式分割という制度的な欠陥(資本市場の非効率性)を利用して、「株式価値」を向上させることなく、「株価」を一時的に向上させたに過ぎません。
堀江が株価を重視していたのは、買収通貨として自己株の価値が向上しM&A戦略を効果的に行えるためです。リスクをとった株主にリターンを還元するためではありません。
実際、堀江は結果として粉飾情報に基づいて投資家に実力よりも高いであろう株価で株を取引させていました。その結果、損を蒙ったのは投資家です。
資本市場を利用する者(上場企業経営者)として許されざる行為だったといえます。

まとめますが、時価総額が重要視されるのは株主価値の簡便な指標だからです。堀江が悪用したことで時価総額の重要性が否定されるものではないと思います。
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  企業の金錢的價値を判斷する場合、直前の決算書によるのが一番確實に見えますが、企業は生き物であり、その企業を取り巻く環境も、常に變動してゐますので、決算書類からの判斷は、過去の時點での、決算書といふ一面からの判斷に過ぎません。

ところが、株式を市場で公開してゐて、常に取引がある株式は、多數の投資家により、それぞれ勝手な判斷に基づく賣り買ひが交錯する中で、常に價値判断が訂正され續けるので、價値判断の偏りや誤りは比較的少ないものと考へられます。このやうな市場に投機的な資金が參入することは、参加人数や取引量を増やす効果があり、時には價格形成の判斷の偏りが不當に増大する場合もあるものの、大局的には正當な價格が形成されてゐるものと考へられます。
  株式の時價、すなはち、市場價格は、市場に参加する投資家のあらゆる方面からの價値判断を集中的に総括したものと考へられるので、一番重要視できる公式の指標であると言へます。
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教科書的には株主価値の向上が企業価値を高める


といわれています。
企業価値とは株主価値と負債価値の合計から
成立しており、具体的には、株主と債権者と
いう二人の資金提供者の拠出によって、
企業は存在しているということになります。

しかし負債価値は利子と元本の返済が
あらかじめ確定しており、負債価値は
変動するものではなく、金額は簿価のまま
不動といえます。

ただ、株主価値は市場で変動しており、
株主価値の向上、つまりは、株価の上昇
こそが、企業価値につながる、という風に
いわれます。

ライブドアのほりえもんはどこかでこんな
勉強をしたのでしょう。少しばかし、かじった
知識を大げさに表現すれば、
こういった知識をもった投資家たちも
その通り!教科書通り!ほりえもん!
と煽るだけ煽ったのだと思います。

今のほりえもんをみると、粉飾決算を認めず
自己株式売却益は売上として処理しても
問題ない、と主張しているのをみると
昔の勢いはどこにいったのか、と悲しく
なりますけどね。
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