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年齢構成別に、音楽の趣味が違うというのが疑問です。カラオケで、どうしても熟年は演歌御用達になってしまうことが圧倒的だと思います。しかし、若年層にはこれは起こりません。

クラシックが趣味とかオールドジャズが好きな場合、これは年齢層を超えて普遍的だといえるかと思いますが、一般的に量的需要がある音楽分野というのは、

老人⇒演歌
若者⇒ロック&ポップス

ということになるだろうかと思います。

これはなんでなんでしょうか?

教育による違いとも思いましたが、学校教育でやる音楽なんて今も昔も大して変わりませんよね。だとすれば、巷に流れる音楽がその購入動機付けに一番買っていると思うのですが、近年演歌が巷で聞こえることはまれだと思います。老人も熟年もしょっちゅうロック&ポップスを耳にしているはずなのです。これを本能的に心地よく思うか否かだと思うのですが、若年層に快く、熟年老人に快く思われない合理的な理由があるのでしょうか?なにか年齢層によって、音楽感覚中枢に質的差があるとか、そんなことにでもなっていないと、このことはどうも腑に落ちません。

他の芸術分野ではそんなことはないです。絵画小説美術、老若男女価値のあるものは年齢層によって支持されるかいなかはないかと思います。

音楽だけがなぜ?こんなことになってしまったのでしょうか?

A 回答 (16件中1~10件)

 老人⇒演歌・若者⇒ロック&ポップス・・・・この図式、偏見とまでは言いませんが、かなり乱暴な考え方だと思います。

ただし、そこには世情という大きなファクターが存在するのもまた事実でしょう。

 今70歳の後半ぐらいから80代の方、この年代層がまだ若者だった頃にはクラシックをはじめ、フォスターなどの軽い歌曲、そしてジャズやシャンソンなどが大流行したものです。この頃のジャズというのは、一部はニューオーリンズスタイルの本格的なものもありましたが、多くは、例えば「ダイナ」だとか「マイ・ブルー・ヘヴン」といったような、むしろ今で言うポップスそのものと言ってもいいものです。

 ところが昭和16年(1941)に勃発した戦争を契機として、このような外国の音楽は国是に沿わず好ましからざる「敵性音楽」として当局の厳しい目に晒されるようになりました。としいっても、それでこのような音楽を愛する人たちが居なくなったわけでもありません。

 昭和20年(1945)に終戦を迎え、米国の兵士たちが進駐軍として日本に上陸して来ましたが、彼らが好んだのが戦時中に本国で流行していたジャズやポップス。もはや「敵性音楽」であることを恐れることもなくなり、都会を中心として日本人の間でもこうした音楽が広く流行することになりました。江利チエミさんが歌った「テネシーワルツ」、雪村いずみさんが歌った「ブルー・キャナリー」などをはじめ、今でも愛唱されているような多くのスタンダードポップスを、当時の若者、今の高年層はとても愛したものでした。そして、それから後も映画の主題曲だとかポップス系の曲は廃れることもなく、いえ、むしろ、フランク・シナトラ、ドリス・デイ、サラ・ヴォーン、コーリー・ハート、ペリー・コモ、ナット・キング・コール、ポール・アンカなどといった歌手たちが歌う沢山のヒット曲が生まれては愛されて来たものです。こうした時代の歌を愛した人たちに共通するのは、その後の、たとえばカーペンターズだとかビートルズ、ダイアナ・ロスといった歌い手の歌にも抵抗なく親しめるということです。

 さて、ではなぜ彼らからポップスの歌声が聞かれないのでしょう。ここにもうひとつ、ポップス系の曲が耳に入らない理由があります。それは空前の高度成長期といわれた昭和30年頃(1955以降)のこと、都会では人材を求め、地方からは集団就職といったかたちで多くの若者が都会に送り込まれました。英語には馴染めない純朴な彼らが愛したのはなによりも「故郷を歌った歌」。三橋美智也さんをはじめとして多くの歌手が東京と故郷を結ぶ歌をヒットさせていました。これが今日の演歌の底流を作り上げたと言っていいでしょう。彼らはことあるたびに故郷を懐かしんではこうした「流行歌」を歌ったものでした。このような「流行歌」は今もなお健在で、カラオケでも選曲回数が多い方に属しています。

 こうした方々の人数は、クラシックをはじめジャズやポップスやシャンソンなどを愛していた人たちに比べて圧倒的にその人数が多く、しかもその大半がお酒のある場で歌うという習慣を持っていること。こんな場ではとても英語のポップスはキザっぽくて歌えない。ここにもまたカラオケでポップスを歌うことが難しくなった理由がありそうです。

 ここで言葉を挟みますが、わたくしはこうした高年層の方々とともに往年のポップスを歌うサークルに、本業のかたわらサブの講師として籍を置いています。彼らが異口同音に言うのは、こうした経緯からか、カラオケではこうした懐かしいポップスの曲が次第に減ってしまったということです。カラオケというのは人気が高く選曲回数の多いものが優先されますので、曲目はとかく今の若者が愛する今風の曲だとか、やはり演歌中心にシフトされやすく、その分こうした系統の曲は年々減っていく傾向にあります。といっても、ポップスを歌いたい彼ら高年層だけでも全国に数十万人、まして「好き」という人たちとなったらその総数は計り知れないでしょう。しかも、彼らはこうしたポップスや往年の名画の主題曲などの歌詞までしっかり覚えていますし、本心から歌う機会を望んでもいるのです。
 大急ぎで回答しましたので誤字脱字はご容赦下さい。
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この回答へのお礼

昭和30年代頃には、J-POPはほとんど存在しなかったということですね。それで大体の理由はつかめました。英語ではなかなか謳えるものでありませんしね。

でも、こういう長大な歴史的考察をいただけて、大変勉強になりました。

カラオケの曲名に入っていないのが、古い洋楽というわけですか。潜在的にファンは多いのですね。

ただ、歴史的に背景はわかったのですが、その後のJ-POPの大量発生にその流行歌世代はついていかなかったということもあるわけです。それがやはり疑問ではあります。

お礼日時:2006/07/28 22:21

傘寿の高齢者です。


お、い、う、え、お・・の一指書き込みよりできず、#12様のように
記述するには4時間位かかると思います。

拙い知識で私なりの考えを述べさせて頂きます。
20歳代の音楽の原点は、当時手回しのポーターブル蓄音機でレコード針
も竹製で音質の悪さにもかかわらず、ベートーペンのピアノソナタ(熱情)
・・奏者ゼルキン・・二世も現在活躍中とのこと、に感動し曲がりなりにも現在に至っています。
当時の演歌等(流行歌)は全然覚えておりません。
とはいえ、その時代その時代のジャンルの歌があり、その人の忘れえぬ思い出の歌となっているのではないでしょうか。
質問者様の好みの歌も、年月を経ればそれなりの呼ばれ方をするのではないでしょうか。

一例、団塊(時代)の或る人が、あのビートルズ、特にポールと(ジョン、レノン、反戦イデオロギーも主張)の二人は百年に一度も出ないだろうと
心酔しておられる方も、これも一行との出会いがあったからで私は一行が
初来日時に飛行機のタラップで手を振っている映像しか記憶にありません。

自身こんな年なので、覚え易い演歌が主流です。
好きでたまらない(ラプストリーは突然に・・小田和正曲)を当時どれだけ
練習しても歌いこなせず、カソリンスタンドのアルバイト短大女性が促されて軽く歌ったのには驚いたことがあります。
今でも、地上の星そのエンデング曲が好きですか歌えません。
私はその時代時代に出会った歌が懐かしく大半の人が歌えるものと思っています。
今の歌はテンポ等速くて目が回りそうで、一寸も歌いこなせません。

余談、当時桐朋学園大出のピアノ教師に、ラブストリーは突然に、を歌えますかと聞くと歌えないとのことでした。

 
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この回答へのお礼

そうなんですか。Jポップって難しいものなのでしょうかね。
若い頃にふれた思い入れがある音楽というのを、どうしても人は引きずっていくものなのでしょうかね。

たいえへん参考になるご意見でした。

お礼日時:2006/07/28 22:32

カラオケていうのがもう演歌的じゃないですか。


ロック&ポップスをオケと歌に分けたらそれはもうロックでもポップスでもないし。日本人だから好きにやればいいけど。
j-pop,j-rockあれ、みんな演歌だよ。
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この回答へのお礼

そうですか。私はそういう視点にはどうも慣れません。演歌の構成ってやはりポップスとは違いますよ。

お礼日時:2006/07/28 22:28

1.育つ過程で慣れ親しんだ音楽が(教育ではなく)、今の老人と若者では違うから


2.年をとると、心地よく感じる音楽は変わるから
 私の母は68歳ですが、昔(20代~50代)はロック&ポップスばかりきいていました。その上、自宅にドラムがあって、一日中ドラムをたたいていました。でも、今きいているのは演歌です。
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この回答へのお礼

育つ過程というのが大事なのでしょうか。それがどうもピンとこないのです。お母様の例は貴重ですね。そんなものなんでしょうかね。そんなに洋楽に親しんだ方でも、演歌に傾いていくとは、なにか底知れないものがあるのかもしれません。

お礼日時:2006/07/28 22:27

老人⇒演歌


老人⇒軍歌

これ等は人さまざまだと思いますよ。
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日本人は元々は「トンテンシャンの爪弾きやら、琵琶・謡曲」の類(たぐい)から、明治~大正にかけて西洋音楽の導入が盛んに成り、叙情歌(童謡・唱歌)そして(花=春のうららの、荒城の月)等でのコーラスも早くから耳にするように成りましたが、戦時中は敵性の歌を禁じられ、結局当たり障りの無い歌謡曲(今で言う、J_POP)←やがて軍歌へと押し流されて行きました。
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そして、敗戦(終戦)と成り今まで聞けなかった洋楽がラジオから盛んに流れるようになり、特に、ジャズが一般大衆にも馴染んでいきました。
最初にジャズの歌声を聴いた時アメリカの女は金属製の声がすると驚いたものですが、←後に、それがハモリで有る事を知り、叙情歌などでのコーラス以外にハモルと言う奏法を知らなかった人達もその魅力に引き付けられて行きました。(昭和20年代の事です)やがて、ジャズをクールジャズとホットジャズと言う(正式名では有りません)分け方をして、少年期の体内に漲るエネルギーを、ホットジャズで発散していました。
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後に、ジャズ喫茶などと言う溜まり場も出来ました。
70年代に入ると(昭和30年代)ロカビリーとかマンボとか、と、言う新しい形式の音楽も盛んになりますが、ロックの時代に至るまでだって、演歌一辺倒では無かったです。
70年代にはロシア民謡が華やかな時代も一時期有りましたが…

演歌(艶歌)がはやったのは、多分に商業ベースに踊らされたからで、日本人的血が騒いだ訳では無いと思います。←もし、日本人の中に艶歌の血が受け継がれて居るならば、今のような、演歌の衰退は有り得ない訳だと思います。
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但し、ラジオでジャズを聴き乍育った少年達でも{アフタービート)は未だに苦手の年寄りが多いのは何故なのか分かりませんが…。(年寄りって、頭の拍で手拍子を打って、揉み手=手を擦り合わせてから、次の手拍子を打つ)
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もう少し、年代が下がって(70年代)からは、ロックのはしりの頃、ロックが無ければ夜も日も明けないと言う人種が←団塊世代の爺婆、達です。
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この回答へのお礼

歴史的考察、大変参考になります。
J-POPの発生が遅かったというところがやはりミソのような気がします。

演歌はなにか商業ベースの狙いがあったのですかね。

お礼日時:2006/07/28 22:25

自信はありませんが、日本特有のものではないでしょうか。


演歌は日本の歌ですが、ロック、ポップスというのは本来海外の音楽なので、戦争の時代に育った老人たちには理解できないのでしょう。戦争のときは外国の言葉(英語の授業なども)も音楽も禁止と聞いてます。
さらに、ロックは不良の音楽などと言われていたのでよく思ってない人もいるでしょう。好きじゃない人にとっては単なる騒音(私の母談)うるさいだけらしいです。

・ガチャガチャしてる
・歌詞も理解不能
・歌手も下手
(私の祖母談)

海外の高齢者にも今の音楽に対する意見も聞いてみたい気がしますが、今の若者が老人になったらどうなるんでしょうね?
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この回答へのお礼

若い時代に聴いたものしか受け入れないという仕組みがよくわかりません。
別に私もロックが好きなわけじゃなく、大半は嫌いです。が演歌には根本的なアレルギーがあります。軍歌となるとまた別ですが。昭和流行歌謡なんてのもけっこういいですね。

偏見かもしれませんが、年配者は演歌とポップスをどうしても分けているような雰囲気を感じています。

今の若者が老人になって、演歌一辺倒になるとはどうも信じられません。

お礼日時:2006/07/28 00:51

>学校教育でやる音楽なんて今も昔も大して変わりませんよね。



いや、大違いです。
今の90歳くらいのお年寄りの時代は唱歌や軍歌がメイン。
戦後、軍歌は殆ど封印されましたから明らかに出だしから差があります。
30代の人間が合唱で教わったのは50代の人が聞いていたポップスだったり、10代の人はユーミン、スマップも学校で習っちゃう。
お年寄りと呼ばれる世代と働いている現役世代では子どもの頃親しんだ曲がまったく違います。

美術などは親しむといってもたまに目にするくらいです。音楽は耳を澄ませば色々なところで入ってきます。この差は大きいです。
だから若い頃から色々な国の曲を耳にしていた人やクラシックを愛好していた人は歳を取っても好きですが、嗜みがない人はクラシックを聴くと難解と言って倦厭するのです。
お年寄りの良く行く店と若い人が集う店、掛かっている音楽も違います。耳慣れた曲を好きだと思うのは当然でしょう。
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この回答へのお礼

そうですか。最近は学校でも変わってきているのですね。でも、音楽ってそんなに若い時代の素養というか体験が大事なものでしょうか。今あるこのときに聴いて、いいと思ったら取り入れていけるものではないでしょうか?この辺がもっとも疑問なところなんです。

お礼日時:2006/07/28 00:46

その人の時代の流行・習慣じゃないでしょうか。


私の祖父の時代の流行は、「軍歌」「演歌」だったようです。

音楽を消費しているのは、比較的若い世代です。
年をとると、少なくなってしまいます。
青春時代の歌を、その後もずっと好むと思います。

小室哲哉作曲の曲など、今の若い人は古い曲と感じるんですよね?

私は最近のランキング上位の曲の良さが分からなくなってきました。
ジェネレーションギャップというか。年をとったと思いました。

アメリカに行ったところ、
どうみても70以上のおじいさんが、ハンバーガーを手に持ちTシャツ短パンでジョギングしていました。
おばあさんがビックサイズ(あちらでは普通らしい)のコーラを飲んでいました。

我々が年をとれば、ハンバーガーを食べるでしょうし、ポップスを好むでしょう。
そのとき、若い世代からはロック&ポップスは、老人のジャンルと考えられるでしょう。
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この回答へのお礼

そうですか。年齢というのはそんなにも影響するものでしょうかね。これは体験しないとわかりませんね。

でも、ポップス世代が老人になるとやはりポップスだということならば、それは未来の流行歌とつながっているわけで、今の演歌とポップスの断絶感みたいのはなくなるかと考えます。

お礼日時:2006/07/28 00:44

音楽はいわゆるアクションですから、年齢と共に合うものが変わっていくのはあたりまえのことだと思います。



年齢とともに反射神経が衰えるし、動作も遅くなります。
高齢になると速いテンポの曲についていけなくなります。

私自身の経験として、従来ポップスが好きでしたが、最近演歌調のゆっくりした曲が好きになってきました。

私的意見として二つ考えます。

(1)若い頃は頭の回転も速く、動作も機敏であり、音楽に対してもゆっくりしたものよりアグレッシブなものに共感するのだと思います。
それが年齢とともに精神、動作ともに遅くなり、結果それに見合った音楽に共感するのだと思います。

(2)もう一つ思うのは、歌詞への共感の変化です。若い頃は歌詞よりも曲のノリに共感してたり、更に歌詞にしても「好きだーー」みたいな単純なものが合ってます。
しかし、人生を積むに従い、単純な恋愛ではなく、いろいろなしがらみの中での人との心のふれあいとか、しみじみと歌詞を噛み締めるものが好きになってくるのではないでしょうか。

てな感じです。
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この回答へのお礼

そういうものですか。
私もそうなるのでしょうか。どうも信じられないです。爺さんになってもアップテンポノリノリが一番だってことになってると(今は)思います。
実態はそうならないのでしょうかね。

年齢によって本当に好みが変わるものか、この辺は実感できません。参考になりました。

お礼日時:2006/07/28 00:41

はじめまして。


余程の音楽好きじゃない限り、ある一定の年齢を過ぎると意識して音楽を聴かなくなるからだ、と思っています。「ある一定の年齢」というのは一般的に中高生~二十代ぐらいまでの俗に言う”青春時代”だと思うんですが、”意識して(自分の欲求が求めて)音楽を聴いた”その頃に入った音楽がその人にとっての音楽的なルーツになっている可能性大だと思います。例えば、若者に限ってみてもカラオケで歌う曲は大まかに言えばロック&ポップスだけど「あ、この人ってバブルの終わり頃に青春時代を過ごしたな…」とか、それぞれ微妙に年代が違うのが分かったりします。老人って考えると確かに主流は”演歌”かもしれませんが、近頃は「あの青春の日々を…」なんて’70年代フォークのCDセットを深夜のテレショップなんかで販売してますしね。
そのうち「うわ、あの人ポップスなんて歌ってるよ!」とからかわれる日が来るかもしれませんよ…。
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この回答へのお礼

そうですね。若いうちしかまじめに聴かないいのかもしれません。

でも演歌とポップスは音楽構造が断絶しているのではと思っています。だから、「ポップスなんて」というのは演歌しか歌わないということとはまた違った意味合いなんだと思いますね。

お礼日時:2006/07/28 00:38

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