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先ほどこんな記事をみました。
日本の技術では戦闘機は作れないのでしょうか?
http://www.asahi.com/national/update/0827/TKY200 …

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 〈F2支援戦闘機〉 米空軍のF16をベースに、日米で初めて共同開発した戦闘機。開発は89~98年までの予定で始まったが、強度の異常や主翼の欠陥などが見つかってたびたび延長。00年までかかり、開発費も約3700億円に膨らんだ。これまでに60機以上が納入され、青森県の三沢基地などに配備されているが、防衛庁は04年12月、予算削減を受けて、130機調達する計画を見直し、98機で打ち切ると発表した。

A 回答 (7件)

結論から言えば、作れません。


作るための技術的なポテンシャルがあることと、使える物を作れることは違います。しかし、その理由は、既出の回答にあるような予算不足や経験不足ではありません。人間の質の問題なのです。

日本人は、トランジスタラジオやウォークマンのような技術工芸品的な小さな製品の開発・生産には優れた才能を発揮しますが、戦闘機やロケットの開発のような巨大な技術集約型のプロジェクトは苦手です。例えば、、、

旧ソ連は、1961年に有人衛星ボストークの打ち上げに成功していますが、日本のロケットは失敗が多く、ただの金食い虫になりつつあります。40年以上前のソ連のロケットと比較して現在の我が国のロケットが技術的に優れていることはいうまでもありませんが、しかし、成功しなければ無意味・無価値です。ギリギリの予算で、世界最高水準の経済性の追求という目標を追求した結果、打ち上げの成功率の低さという致命的な弱点をさらけ出す結果となりました。巨大プロジェクトを遂行する第一歩、即ち、開発目標の設定の段階で背伸びをしすぎたのです。

戦闘機やロケットのような巨大な技術集約プロジェクトを遂行するためには、プロジェクト全体をまとめ各部門を牽引する機関車役のリーダーが必要です。リーダーは、ともすれば専門的興味に走りがちな各部門の専門家の尻を叩き、手綱を引き締め、よそ見をさせず、隣の馬と歩調を合わせて走らせなければなりません。リーダーは、視野の狭い専門家という馬を使いこなす御者なのです。残念ながら我が国には、トップレベルの馬はいても、その馬を統率できる御者が育っていないため、エンジンだけ、翼だけ、というよう単品レベルでは優れた成果を得られても、プロジェクト全体を大成させることがでいないのです。

もし、我が国が独自に戦闘機の開発を行えば、技術的に高度でムダ(余裕)のない、しかし高価でデリケートで、ベテランパイロットでないと乗りこなせないような気難しい戦闘機ができるに違いありません。そして、設計上の余裕(ムダ)が乏しいため不具合が見つかっても抜本的な対策を講ずることができず、ツギハギ・小手先の対策を積み重ね、ムダ金と時間を費やし、結局、実用品の域に達しないうちに陳腐化してしまうでしょう。F-2がそうであったように。

ユーザーに歓迎されない実験的工芸品を無理に開発するよりも、実績ある外国製品を導入するほうが利口です。F-2の打ち切りは、遅すぎた決断だったと思います。
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日本の技術では「飛行機」は作れても「戦闘機」は作れないでしょう。


現在想定されている制空戦闘(要撃戦闘)も支援戦闘も戦闘機(とそのパイロット)単独の判断およびスキルでなされるのではなく、早期警戒システムや地上支援システムとのデータリンクが不可欠となっています。
そういったコンピュータ関係の莫大なハード&ソフトの蓄積は残念ながら米国が最も進んでいます(さすがに実際に戦争をやっているだけに)。
そういう意味で日本単独の技術では「戦闘機の格好をした飛行機」は作れても、本当の意味での戦闘機は作れない、でしょう。
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日本の技術で、世界に通用する戦闘機は作れます。

ただし、戦闘機用エンジンはまだ純国産の経験はありません。
F-1も機体は国産でしたが、エンジンは輸入でした。
戦闘機以外のYS-11、MU-300もそうでした。
F-2は当初計画時、機体は純国産の予定でしたが、アメリカのごり押しで米軍のF-16を改造することになってしまいました。
技術的に、国産可能と言っても、生産機数が100機前後では投資効果が極めて悪く、一機あたりの価格が高くつくという問題点があります。米国では何千機と作りますから
単価も安くなります。
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以前には、純国産の戦闘機としてF-1支援戦闘機を造っていました。


でも、造るコストを考えたら採算性が無いのでしょう。

国家予算もないし(政府の借金が国民一人あたり数百万円とか)、
造っても売り主は日本国政府だけですから(武器輸出禁止原則で)。

買うアテもない無いものを造ってもしようがないので、造らないだけです。
その技術を、民生用に使ってはいます。
日本のエンジンを使ったジェット旅客機(たしかエアバス社)が空を飛んでいますし、ボディも国内で生産してます。
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作れないのではなくて、作る必要が無いのです。


日本は戦争というくだらない行為をしない国ですから。
実際には軍隊持ってますけどね。
真実は、日本が軍国化していく理由に、アメリカに飯を食わせるため、ですから、アメリカの武器を買わずに日本で作ったら日本が軍国化する意味が無いでしょう?自民党はどっちでも儲かるし、政治資金をより多くくれる国産企業の方がおいしいため支援するわけです。

いずれいせよ、殺人破壊兵器です。そんなもの必要ありません。もっとまともな事に技術を使うべきです。

しかしながら、日本の航空技術というものは、製造も運用も世界レベルでは大変下です。危なくて困ります。
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一応、純国産の戦闘機は存在しますが。


http://ja.wikipedia.org/wiki/F-1_%28%E6%94%AF%E6 …

F-2はF-1の後継機で本当純国産のはずでしたが、政治的理由によりF-16ベースのものとなりました。独自に作る技術はありますよ。
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戦闘機に限らず航空機(に限りませんが。

)をつくるためにはノウハウ、技術の蓄積が必要ですので、それなりに費用と時間をかけないとそうそう簡単にはできません。
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