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北方領土問題で、二島を先に返還して残りの二島は、継続協議するという”二島先行返還論”があったが、日本側がこれに応じずプーチンが切れて北方領土問題は完全に棚上げ状態になったという話を聞きました。

日本内で二島先行返還はなぜ日本国内で否定されたのでしょうか?

これに絡んで鈴木宗男さんは政界追放寸前まで追い込まれる事になったと噂されているとか、また二島先行返還論を否定する勢力はどういう主張を持っているのか、その他どのような方法論が存在しているのか、この辺りの事柄、噂(あまり行過ぎない程度にお願いします)をご存知の方、解説をいただきたいと思っています。書き込みよろしくお願いします。

A 回答 (4件)

 日本が懸念した事は、二島返還で終わりなるのではという懐疑心が強かったからではないでしょうか。


 あくまで北方四島が日本の領土という主張を曲げたくなかったのでしょう。
 特に近年、ロシアに対する外交カードが無いですから今後の交渉は更に厳しいでしょうね。
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 二島先行返還と日本側は言っていますが、ロシア側(ソ連時代も含めて)の提案は、二島返還で北方問題は解決したとするものです。



 このことを理解するには、世界地図を見れば簡単に分かります。千島列島とオホーツク海の関係とロシアを取り囲む海を見てください。

 攻撃型原子力潜水艦の建造技術でアメリカに劣るロシアは、太平洋・大西洋・北極海の制海権を持っていません。
 ウクライナが独立して黒海の完全な支配権が無くなった今、ロシアにとって、アメリカの核ミサイルに対する抑止力として、核ミサイル搭載原子力潜水艦が安全に潜むことの出来る唯一の海がオホーツク海なのです。

 これは、政治・外交・軍事を担当している各国政府関係者の常識です。(日本では、誰もそんな説明はしませんが・・・・)
 
 もし、国後・択捉の二島をアメリカの同盟国日本に完全に返還すれば、ロシアのオホーツク海の防衛線に穴が開き、制海権はアメリカに脅かされることになります。

 仮にロシア大統領がそのような決定をしたいといっても、ロシアの軍首脳は絶対に支持しません。
 ロシアでは軍の支持を失えば、政権崩壊に直結しますから、そのような政治決定はありえないのです。

 この「オホーツク海の支配」に関係のない歯舞・色丹は返しても良い、これがロシアの政治姿勢なのです。

 では国後・択捉は帰ってこないか?

 そんなことはありません。軍事的理由によって返還されないのですから、それを満足させればいいのです。

 それには、アメリカからの沖縄返還が一応の目安になるでしょう。

 つまり、ロシアと日露安全保障条約を結び、国後・択捉にロシアの軍事基地を作ることを承認し、その維持経費は日本持ちにします。札幌にはロシア極東軍の統合司令部を置くことを認め、(アメリカのように首都圏とまで譲歩しなくても良いでしょう。)思いやり予算も付けないといけないかも知れません。
 ロシア軍首脳も、この条件を大統領が日本から勝ち取れば、返還を支持します。

 沖縄並みまでやれば、北方四島は沖縄のように帰ってきます。ポイントは、現状のようなロシアの「軍事的オホーツク海の支配権」を日本が認めるかどうかです。
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2島返還論が出たのは、ソ連が崩壊してロシアが金に困ってた頃です。


「ちっこい2島なら、まぁ売っちゃってもいいかな~」とロシアが思ってたけど、日本は「2島でオシマイにするんじゃ?」と疑心暗鬼になって、交渉は暗礁に。
そのうち原油高でロシアにガンガン金が入ったんで、もう2島を売る必要もなく、そのまま今に至る感じです。
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旧島民などの関係者は四島返還を強く要求しています。

一部には全千島および南樺太の返還を主張する人たちもいます。
国会においては何度も北方領土問題の解決促進に関する決議がなされていますが、その中では四島は我が国固有の領土であり、返還されるべきとしています。
しかし、四島一括返還を主張し、妥協の余地がないという態度ではソ連/ロシアと交渉にならないのが現実です。 そこで、ソ連崩壊後の混乱で、ロシアの経済状態が不安定になったタイミングを見計らって、二島先行返還による交渉を進めて、かなりいいところまで行きました。
ところが、二島先行返還は旧島民などに支持されてないなど、日本国内での合意が不十分なままでした。また、二島先行返還を推進していた鈴木宗男氏は熱烈な支持者がいる一方で、中川一郎代議士の自殺以来、敵も多い人です。
鈴木宗男氏の強引なやり方が裏目に出て、失脚すると共に、二島先行返還による交渉は終わってしまいました。
ロシアからすれば、日本側の都合で交渉が途中で中断してしまい、さらに最近の経済好調から日本に妥協する必要も無くなったので、当分の間は北方領土について交渉をするつもりは無いでしょう。
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