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以前、風邪のウイルスを退治する薬を発明したらノーベル賞ものだ、という話を聞いたことがあります。つまり、風邪を根本から治す薬というのはないのですね。しかし、なぜ医師は風邪の患者に炎症を抑える薬を出すのでしょうか?一時的に症状は緩和されますが、これは人間の持つ自然治癒力(例えば発熱でウイルスを死滅させたり、咳で異物を外に出したり)を拒否しているともとれます。即ち、逆に治るのが遅くなるのではないかと思うのですが、どうでしょう?医学に詳しい方、教えて下さい。

A 回答 (15件中11~15件)

風邪はウイルスからによる感染と、あと雑菌からの感染も否定できないそうです。


そのため肺炎などの予防も兼ねて、抗生物質が処方されます。
と、これは私が看護婦の現役のときに医師から聞いた話です。
私も同様の疑問を持ってました。
ここから先は私の多少曖昧な知識と経験からのものです。

抗生剤は細菌に効果があります。
細菌は細胞壁を持っていて、ウイルスは細胞壁を持ってません。
抗生剤はその細胞壁を壊す作用があるようですから、細菌性の病気には効果がある、というわけです。
だからウイルスには特効薬がない、つまり、風邪のウイルスを退治する薬を処方したらノーベル賞もの、と言われるようです。

風邪はそのため「対症療法」という処置をとります。
咳が出てたら咳止め、鼻水が出てたら鼻水止め、熱があるのなら解熱剤、ってかんじです。
>発熱でウイルスを死滅させたり・・・
っていうことは高熱が出る、ってことですかね?
確かに人間の生態防御反応には熱によってウイルスを死滅させる、っていう機能があるようですが、ほっておくと脳障害が心配になってきます。
ウイルスは普段健康な方だったら、そのうち抗体を作って炎症も治まってくるでしょうから、まずは熱を下げてあげる方が先決だと思います。
(ただし、悪寒・戦慄という場合、熱がどんどん上昇している最中ですので、その時点では解熱剤の効果はあまりないです。高熱になって治まってから使用するといいようです)
>咳で異物を外に出したり・・・
これは以前何かの雑誌で読んだことですが、空咳は静めた方が良くて、痰が絡んだ咳は積極的に出していい咳、と書いてあったのを思い出しました。
咳は本人にとって辛いものもあります。
体が衰弱しているときの咳というのは、かなり体に負担をかけます。(咳き込んで眠れないとか、体力の消耗も激しくなるし)
そのための鎮咳剤として処方されることもあります。
後者の痰が絡んだ咳は、気管内の粘液などがウイルスを巻き込んで痰として体外に出そう、としているので、その場合はおそらく痰を軟らかくする薬などと一緒に処方されると思います。

風邪は対症療法なので、その症状がなかったら本来は処方しても無意味だと思うのですが、うちの娘がまだ生後6ヶ月くらいのときに突発性発疹になりました。
症状としては発熱と全身の湿疹だったんですが、とある医療センター(そこで出産したため)の小児科にみせたら、なんと解熱剤と抗けいれん剤と痒み止めの他に、痰を出しやすくする薬や風邪薬のようなものも処方されてました。
もちろん、飲ませなかったです。
後で医師に聞いたら、風邪も疑ってたのでしょう?という回答がありましたが、なぜ風邪になるんだ??ってかんじです。
風邪薬は症状がなかったら、別に飲まなくても基本的にはいいと思います。
ただやっぱり気休めの部分は大きいような気がします。
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この回答へのお礼

風邪には細菌性のものとウイルス性のものがあるのですか。知りませんでした。そして、細菌性のものには抗生物質が効くのですね。
ただ、おっしゃる通り、いくら医師が処方したからといって薬を100%信頼することはよくないですよね。
元看護婦さんということで、参考になる意見ありがとうございました。

お礼日時:2002/05/11 01:02

医学には詳しくありませんが、


最近は薬、特に抗生物質を早く服用させすぎていて免疫力が低下してきているらしいです。
ですからあまりひどい症状で無い限り薬の服用を控えめにする医師も増えてきていると聞きました。
私も医者から薬をもらってもあまり服用しないように心がけています。

この回答への補足

「風邪に薬は必要だ」、あるいは実際に「(薬の強さは変えているとは言えども)基本的にいかなる場合でも風邪薬を処方している」という現役のお医者さんからのご批判をお待ちしています。

補足日時:2002/05/09 23:49
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。私がそのような町医者に会ったことがないだけで、世の中には確かにいらっしゃるようすね。少し安心しました。

お礼日時:2002/05/09 23:49

確かに、西洋医学(私達がふつうにいう医学のこと)は症状を


緩和する方法を取る事が多いですよね。
ソレは、なんと言っても“つらいから”にほかなりません。
痛ければ痛み止め、熱があれば解熱剤etc...

実は私も医療関係の仕事をしていながら、snuffyさんと同じようなギモンを持っていて、特に“総合感冒薬”なるものは飲みません。

ある研修で、西洋医学以外の医学について少し講議を聞いたのですが、ヨーロッパなどで盛んな
『ホメオパシー』という医学は、生命の営みに
逆らわない方法、という考え方で、
熱が出て抗体を形成する段階だとわかったらむしろ、身体を暖めて発熱を促すとか。これを“同種療法”といいます。
興味があったらホメオパシーで検索されるとヒットしますよ。

参考URL:http://www.poporo.ne.jp/~shinkyu/homeo.html
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
私は、西洋医学をけなして東洋医学を奨励するためにこの質問を書いたのではありませんが、西洋医学にこのような考え方があったのですね。参考になりました。

お礼日時:2002/05/09 23:47

要は、風邪を患っているときの「体力消耗」が「免疫力」の低下に繋がるので症状として現れている「発熱」「咳」「その他炎症」を緩和して体力と免疫力を正常値に戻すといった様なものではないでしょうか?



それ故、医師は患者の症状を聞き患者にあった「最小限の薬」を処方するのだと考えます。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
なるほど、理にかなってますね。それでは発熱や咳などによる「体力消耗」が、「免疫力」の低下に繋がるおそれのないほどの軽症の(といっても大部分の風邪が軽症でしょうけど)風邪ならば、薬を飲む必要ないということですね。

しかし、私が風邪で病院に行くと、どんな軽症でも必ず薬を処方されます。少なからず(薬を飲んでる間は)熱を下げたり咳が止まったりするわけです。これは、病院に行ってるのだから薬を出されて当たり前という患者と医者の、期待感と怠慢の図式の表れではないでしょうか。一度くらい、「この程度なら薬を飲まないほうが良い」とおっしゃる医者に遭遇してみたいものです。

お礼日時:2002/05/09 23:45

こまかいことをいえば、ウィルスは「生き物」でないから「死滅」はしない、というのがあります。

だからこそ退治する薬がない。

治癒能力は「発熱」だけに限らないし、頭が高温でウィルスより先に参ってしまうこともあります。咳も、それで異物がすべて出せるわけでなく(何かが詰まっているのならともかく、風邪で咳が出るのは)、そのせいで眠りがとれず体力を消耗して、回復が遅れる事も有ります。このへんの兼ね合いがあるから「医師の指導で」服用するのではないでしょうか?
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
しかし、頭が高温でウィルスより先に参ってしまうような風邪は稀ですよね。そのような重症なら、さすがに解熱剤を服用したほうがよいのでしょうけど。

お礼日時:2002/05/09 23:37

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