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こんにちは。在日朝鮮人の方の考え方というか学校や家庭でどのように国籍について教わってきたのか知りたいと思っています。できれば在日の方にお答えいただきたいのですが、詳しい方でももちろん構いません。

実はわたしの母も朝鮮籍ですが、日本で生まれ育ち、教育も日本の学校で受けています。朝鮮の教育を受けていないせいかいまいちわたしが分かるように説明してくれません。いつも言うのは、自分の国籍は朝鮮(南北に別れる前)であり、北朝鮮ではないと。
※ここの内容が母の言い分に近いです
http://www.jinken-net.com/old/tisiki/kiso/zai/go …

ただ、パスポートを取り外国に行けば北朝鮮籍扱いです。信用度はあまり高くありませんがwikiペディアにも、朝鮮籍となっているのは日本で北朝鮮という国が国として認められていないから、と記述されていました。

選挙権についても母はよく自分には選挙権がないと言っていましたが、外国人に選挙権がないのは当然の事ではないでしょうか?今わたしはフランスにいますが国籍を変更しなければ、国を変えるかもしれない行為には携われません。アジアの国では外国人は土地すら買えないところもあります。(土地が安く乗っ取られてしまう)

将来朝鮮半島が統一されたらあちらに戻りたい、と思っている方は別ですが、日本で行きていくという人たちはなぜ日本国籍に変更しないのでしょうか?韓国籍に変更する人がいるのも、韓国で暮らして行く訳でもないのに不思議です。心情的な問題があるのも分かります。でも国籍を得た方が、年金や選挙など色々と生きやすいと思うのです。

もしよろしければどなたかお答えください。どうぞよろしくお願いします。

A 回答 (5件)

仕事の関係で韓国や在日の人とお付き合いをして長くなる者です。

 ソウルにも1年ほどですが、駐在員として滞在しました。

在日はなぜ帰化しない? 私も長くこの疑問を感じていた一人です。 初めは何も知識がなかったのですが、教えて頂くうちに在日に関して分かってきた事があります。

選挙権は本国にも日本にも存在しない 

その代わり、本国では義務化されている徴兵制度は免除されている

ほとんどの総連系の人は子供に民族教育をするが、民団系の人は日本人と同じように育て、あえて韓国人としてのアイデンティティを子供の頃から教育する人は少ない、従って民団系の子弟で母国語が話せる人は極めて少ない

本国については、「日本と外国の中間」 のような存在として捉えている。 従って、もし本国の若者と恋愛し結婚したいと許可を求めても反対する親がほとんど。

本国に住む人からは在日僑胞として、どちらかと言えば差別の対象になている

このような 「在日観」 を私は持っています。 それなら 「一層の事、帰化してしまえば何の問題もなくなるじゃないか」 このように感じるのは当然だと思います。

私なりに回答するとすれば、「帰化した方がいいのは分かっているが、今さら ・・・」 と考える人が多いからではないでしょうか。

昔と違って今の日本では在日に対する法的差別は存在しません。 一般市民の間でも昔のように露骨に差別する事はなくなったと言って過言ではないでしょう。

日本人と同じように無料で義務教育が受けられる、上級学校への入試でも国籍による差別なんて聞いた事がない、金融機関で融資を受ける際でも日本人と同じ扱いを受けられる、外国籍だからといって社会生活をおくる上で何の不自由もない ・・・ このように帰化しなくても問題ないわけです。

では選挙権は? と言う人がいると思いますが、日本人でも選挙権を持っていても投票所に行かない人が毎回半数近くいますからね。

本国にいる親戚や在日1世の間では日本への帰化に対し、偏見があるのは事実だと思われます。 我々から見れば 「じゃあ、本国に帰れば?」 と言いたくなるのですが、彼らの気持ちは日本人には理解できないように思います。

お母様は在日2世になられるんでしょうね。 日本人と同じような環境で育ったと言っても、おそらく在日1世の頑なな考えに接して子供時代を過ごした方だと思われます。 帰化に対しては気持ち的に 「躊躇」 のようなものが心のどこかにあるのではないでしょうか。

帰化の話題になった時、ほとんどの在日2世・3世の人たちは 「自分が帰化する事は今さらあり得ない。 こんな年になって帰化したところで何の実質利益もない。 但し、子供たちが帰化したいと言えば全面的に応援するつもりだ」 このような意見を述べる人が多いです。

今では在日も4世・5世の時代になっていると思いますが、未だに帰化しない人たちはこのような考えをしている人が多いと思います。 ある意味、優柔不断と言えばそうかも知れませんが ・・・
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この回答へのお礼

お答えいただきありがとうございます。韓国側の在日に対する見方など大変参考になります。

民団系の教育を受けたという人も周りにいないので、日本人と同じように育てるというのは知りませんでした。確かに日本人と同じような教育を受け、永住権もあり、徴兵制度がないとなれば、今のままでも問題はないですね。

これはもしかしたら朝鮮籍の人だからかもしれないのですが、わたしのまわりは皆苦労というか、差別的な事を経験してきているので、普通に日本人のように暮らしている人がいるというのも驚きでした。彼らは仕事でも断られる時があると言っていました。でもこれは在日に対する差別ではなく外国人に対する差別かもしれないですね。ここは日本もどんどん変わって行かざるを得ない部分ですね。

>おそらく在日1世の頑なな考えに接して子供時代を過ごした方だと思われます
これはわたしも推測の域ですが、たぶんそうです。祖父母、曾祖父母の苦労を間近で見て聞かされていたので、彼女自身も日本の現実を知る前に植え付けられた何かがあったと思います。おっしゃるように、そこで日本人になる事の拒否反応が出るようになったのかもしれません。

ただわたしは父が日本人だったので選択する事もなく日本人ですし、自分のルーツが朝鮮系にもあることが不思議なくらいです。これからどのくらい北朝鮮という国が存続するのか、朝鮮半島がどうなって行くのかわかりませんが、いとこたち(4世)そしてその子供たちがどんどん日本人と結婚して行くでしょうし、そうなればわたしが日本人になったのと同じで、本人が国籍を変えなくとも次の世代で馴染んで行くのかもしれませんね。

帰化を迫るよりも、日本人と融合できる社会作りの方が大切な気がしてきました。

お礼日時:2007/01/18 19:11

在日の一世と二世で、帰化をしたい人はもうとっくに帰化してしまっているので、残っている一世と二世は帰化したがらないのだと思います。

そして、彼らの世代は朝鮮戦争・冷戦・ベトナム戦争を知っているので家族の中でも、やれ北が良いの南が良いのとことあるごとに喧嘩をした世代なので南は南、北は北で思い入れが強いのだと思います。でも実際には帰国しませんが。
口では日本の悪口を言っていても、自分の国よりはましだということが分かっているのでしょう。自由度・経済的な豊かさ・徴兵などどれをとっても日本の方が良いですから。
今、三世から四世が就職をしたり、結婚をしたりする時代ですが、彼らが国家公務員になりたい、あるいは日本人と結婚したいと思えばこれを機にどんどん国籍を変更していることと思います。家族は皆日本生まれの日本育ちですし、特に四世にとってはもう朝鮮は先祖の故郷ですから。
しかし、韓国人が国籍を変更するのに25万円以上かかると聞きました。ですから、特にきっかけがなければ変えない人は多いのではないでしょうか。永住権をもっていれば、年金や医療保険など、選挙権と公務員になれない以外は何も問題はないと思いますので。
私は国際結婚をしてロンドンに住んでいますが、知り合いの日本人女性でも、国籍を変更した人はごくごくわずかです。なぜなら私たちは、日本人以外の何者でもないし、住む上で何の不都合もないからです。日本では旧姓のままという人が多いですよ。
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この回答へのお礼

お答えいただきありがとうございます。国籍変更にお金がかかるとは知りませんでした。もしこの金額が確かであれば、実際に国籍変更には就職や結婚などの理由が必要かもしれませんね。

わたしも国際結婚をしたものの一人なのですが、もし自分に子や孫が出来て、外国でどれだけ日本語の教育をしても、やはり日本人には育たないだろうなと周りを見て感じました。日本人同士のカップルでさえ厳しいのではないかと。実際、わたしの母方の親戚もほとんどの人が朝鮮学校に通っていましたが、言葉は片言で韓流のドラマも早すぎて分からないと言っていました。

ちなみに母の家族はほぼ朝鮮籍のままなのですが、もしかしたら差別に耐え苦労をした祖父母を気遣っての事かもしれません。次の世代になればまた何か変化が起きるかもしれないですね。

まだ国と国との狭間にいる人々、特に在日韓国・朝鮮人の感覚がつかめていませんが、なんとなく輪郭は見えてきた感じがします。

お礼日時:2007/01/18 18:43

「詳しい方」のうちに入るかどうかすら怪しい者ですが、朝鮮籍でなくても国籍を替えない人はいくらでも知っています。

アメリカで育って英語の方が得意なメキシコ人、よちよち歩きをするかしないかの頃から日本に住み、日本人と家庭を築いたイギリス人、などなど。決して年寄りではありませんし、飛行機代を払えない人たちでもありません。

彼らに言わせると「替えたくないからだよん」とか「替えないで不都合なのは選挙権がないことくらい」なのだそうです。永住権さえあれば、かなり便利に暮らせますし、選挙権がなくても、行政に何か意見を言って、それを通してもらうことはいくらでもできますので。

それでも、まあ、大げさに言うと「民族の誇り」になるのかもしれませんが、やはり自分の“母国”、特にそれが二度と目にできないかもしれない国だと思うと、ちょっと捨てがたいものなのではないでしょうか。私はかなり柔軟な日本人ですが、それでも、最後の旧姓の通帳をお釈迦にする時には勇気が要りましたね。自分が慣れ親しんだものが消えるのは、寂しいものですよ。

だったら母国に帰ればいいかというと、そういうわけでもないのです。なぜなら、そういう人たちにとっての“ふるさと”は、「日本で住み慣れた土地と、心の中の朝鮮」だからでしょう。私自身、今はすっかり変わったとある外国の都市で子供時代を過ごしたので、なんとなくですが、そういう気持ちがわかります。

また、選挙権についてですが、比較の問題ではないと思うのです。つまり、「他の国でも外国人の選挙権を認めていないから当然」なのではなく、「ここで暮らしを築いている以上、社会を作る政治というものに口出しする権利はあるだろう」という思いがあるのではないでしょうか。ただ、個人的には、選挙権については認めていいものなのかという疑問は残ります。今は外国人による町づくり会議も存在しますし、何らかの形で外国人の暮らしやすさが確保されていれば、それでいいのかなとも思いますが。

もちろん、朝鮮籍の方々は、その教育のされ方ゆえに、もう少し違う意見をお持ちなのかもしれませんね。でも、国籍と選挙権に関しては、朝鮮籍に限らず、上記のような事情が普遍的にあるのだと私は思っています。

つまり、文句を言うくらいなら国籍を替えればいいではないか、という意見もあるでしょうが、文句を言いながらも国籍を大事に持ってたっていいじゃないか、とも言えるのではないでしょうか。暮らし続ける外国人だって、市民は市民なのです。
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この回答へのお礼

お答えいただきありがとうございます。視点の違いにハッとしました。

こう考えると、案外分かりやすいものですね。母国に帰れない・帰らないが故に国籍を保持するという考えは、言われてみてそうだなと思いました。わたしの中には、外国人として生きるか自国民として生きるかしか感覚上、選択がなかったのですが、そういう複数国に関わる人の国籍感というものはわたしが思う以上に多様で理解しがたいものなのかもしれません。

多分、母もメリット・デメリットを比較した上で現状を選択した訳ではなく「日本で住み慣れた土地と、心の中の朝鮮」という自然な考え(というか深く考えていない?)で現在に至ってるのかなと。

>文句を言うくらいなら国籍を替えればいいではないか、という意見もあるでしょうが、文句を言いながらも国籍を大事に持ってたっていいじゃないか、とも言えるのではないでしょうか

これは、素晴らしい発想の転換ですね!わたしは子供の頃、母からよく日本政府についての悪口を聞かされていました。そのときのわたしはまるで日本人代表で、正直子供ながらに文句を言うくらいなら自分の国に帰ればいいのにと思ったものです。ここまで思えるようになるには時間がかかりそうですが、そう言う見方もありですね。

お礼日時:2007/01/18 02:37

>>日本国籍に変更しないのでしょうか?



国籍変更は毎年一万人近く申請されています。在日人口はおよそ60万人、しかも在日人口の自然増加数より帰化者の方が多いことを考えればかなりの数です。ただ一方で帰化(日本国籍取得)をかたくなに拒む在日もいます。帰化しない理由は様々です。

民族性の維持がアイデンティティになる。
政治的理由。
系譜(朝鮮半島ではふるくから民衆の間でも系譜を残す習慣がありました)を絶やさない為などなど。

在日全体が帰化しないという考えではなく、選挙権などの権利を目的に帰化する人もいれば、帰化に消極的な在日もいるというのが現状ではないでしょうか。

また年金に関しては、在日であっても認められています。もっとも国民年金では高齢者や障害者に関しては認められておらず、各市町村による「特別給付金」の形での支払いですが。

たしかに国籍をとったほうが、色んな権利は手っ取り早く得られますが、民団などはあくまで在日のままで、権利を得られる環境を目指しているようです。韓国では外国人に対する地方参政権の付与がされていますが、以前、日本政府が在日への参政権付与の議論の際「韓国では外国人へ選挙権を認めていないから、日本でも認められない」という見解をした時があったので、韓国での外国人への地方参政権付与も民団が韓国政府へ働きかけていたそうです。
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この回答へのお礼

お答えいただきありがとうございます。大変参考になりました。

帰化に積極的な方もいらっしゃるんですね。わたしは自分の母方の家族と、たまたま海外で知り合った数人の在日朝鮮・韓国人しか知りませんが、皆一様に日本人にはなりたくない(というかはなからそういう考えがない)という感じでしたので、何か特別な教育でも受けているのかと思った次第です。

民族性の維持という理由については、日本や韓国は血統を大事にするのでいくら国籍が変わっても、自分は◯◯人であるというアイデンティティは保てるように感じるのですが、実際にはもっとそれぞれの思いがあるのかもしれませんね。

お礼日時:2007/01/18 00:54

日本は北朝鮮を国家として認めていないので、北朝鮮籍というのはありません。


選挙権に関しても、日本で育ち日本人と同じ生活をしていても、朝鮮籍、韓国籍では外人ですからなくて当然です。
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この回答へのお礼

お答えいただきありがとうございます。
が、論点がずれているようです。わたしが知りたかったのは、なぜ一生住むであろう国で外人という立場を貫いているのか、彼らの信念と言うか考えです。

お礼日時:2007/01/18 00:41

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