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海水魚は一般的にpH8.2。熱帯魚は一般的にpH7.0(ともに一般種でも種類によって違う数値があるというのはわかっています)。となっていますが、生物が生きていけるpH数値の範囲と言うのはどの程度のものなのでしょう?極端な生物(クマムシのような例)と通常「さかな」と呼ばれる生物を例にとって説明していただける方はいらっしゃりませんか?

A 回答 (2件)

通常の魚類が生息可能なのはpH5ぐらいまでです。


ヒメマスでは、pH6台で母川回帰行動や産卵行動の抑制、pH5台で配偶子形成異常や免疫機能の低下がおこり、pH4台まで低下すると浸透圧調整が行えなくなり死亡します。
日本で強い酸性水でも生息することができる魚類はウグイ類で、恐山湖(pH3.5)に生息している魚類はウグイのみです。
秋田県田沢湖では、1940年1月以降、発電と農地開発を目的として、玉川(雄物川水系)から強酸性水を導入したために、pHが下がり数年でエゾウグイ以外の魚類が絶滅しています。
近年、流入水を中和処理するようになり、他の魚類も生息できるようになっています。
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この回答へのお礼

早速の御回答誠にありがとうございました。
まさにお聞きしたかったことが、ズバリとわかりました。
私のような一般の者にもわかり易い説明で具体的な例まで示していただき
充分に理解が出来ました。
専門家の方で詳しい方でも、一般の者にわかる様に説明する事が下手な方や、たいした知識もないのに、うわべで聞きかじりの情報をさも「データー」であるかの如く説明する輩もいる中、
的確な「データー」と例は本当に参考になりました、ありがとうございました。
また機会がありましたらよろしくお願いいたします。

お礼日時:2007/01/24 09:09

それは知りません...が、


観賞魚を飼育している水槽で、「水替えなしの方が調子が良い」と
豪語される方の水槽の水質を測ると、pH3前半を示すようなことがあります。(良くないです)
一方で、アオコが発生しているような河川では、時間帯によりpH9~10くらいの数値を示すことはあると言います。
ここにも、棲息している魚類はいます。

確かに魚種毎に上限値や下限値があり、そこから外れると、調子を落としたり死亡することはあります。
ですが、8.2や7.0とか、0.2単位が意味を成すほどのピンポイントな範囲ではありません。
pH4~8.5の間...と幅で語ることくらいはできますが。

早い話、魚の飼育では pHは変化を捉えることに意味があるのであって、
数値を幾つにしなければいけないようなものではありません。
ただし、炭酸ガスがCO2として水中に存在する比率や、アンモニアが有無毒になる範囲がpHによって変動します。
それらの事情から、求められた理想値が8.2や7.0という数値ではないでしょうか?
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この回答へのお礼

御回答ありがとうございました。

お礼日時:2007/01/24 09:53

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