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ロシア語で、曜日につける前置詞と月につける前置詞に付随して、一方が対格で後者が前置格なのはどういう理由からでしょうか?(どうして使い分ける必要が生じるのでしょうか?)恣意的にそうと決まっているのか、あるあるの理由があるのかどちらなんでしょう?

ラテン語と対照させた場合、ロシア語の格はラテン語のどの格に対応しますか?ラテン語の奪格はロシア語の前置格でしょうか、はたまた?


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A 回答 (4件)

私の手元にある古いロシアの文献(年代記など)を見る限りでは、昔はどうやら対格を用いる方が多かったようです。

特に前置詞в+前置格という形で年を表す方法は頻出しています。

例えば古いロシア語では、в си же времена(そのとき) в то же лето(その年) というようにいずれも対格を用いて表しています(в этом годуとはなっていない)。

また、時を表す場合、対格および前置格に限らず、生格(первого мартаなど)や造格(ночьюなど)もありますし、補語として用いられていた生格から派生した副詞(сегодня←сей день)もあります。前置詞の前身の所格(処格)は元来場所を示していましたが、後に時点を表すようになり、これがв+前置格の形を生んだと考えられますが、現代ロシア語でも時を表す際に対格と前置格だけでなく、これらの様々な表現方法が統一されずに混在している状態だと思われます。恣意的なのではなく、慣例ではないでしょうか。

言語学が専門ではないので不勉強でこれ以上のことはわかりません。すみません。誰か詳しい方がいれば私も教えてほしいです。ただ古ロシア語、教会スラヴ語の文献を読んでいると、文法的にアバウトに書かれているもの(というか誤字)もあり、同じ文献内で統一されていないことも多々あります。誤用が正しいものとして定着したという例もあります。
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#3ですが少し訂正があります。


誤;特に前置詞в+前置格という形で年を表す方法は頻出しています。
正;特に前置詞в+対格

です。お詫びして訂正いたします。
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ラテン語の奪格は本来の奪格(~から)と具格(造格)の融合したものです。

前置格は別名処格や於格や地格とも言われラテン語では独立の格として見ないことも多く、実際この格を持たない名詞がほとんどで場所を表す名詞の少数が持つのみです。
ラテン語の処格は前置詞を用いずに「~に於いて」という意味を表します。スラヴ系ではこの用法は廃れ、前置詞の後ろのみで用いられるようになったものです。そのため逆の発想で命名されたと考えた方がいいでしょう。
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>一方が対格で後者が前置格なのはどういう理由から?


これの明確な根拠は今では分かりません。
印欧語史的にいうと、対格はもともと動詞の目的語から分離し
て単独で時間の広がりを表わす副詞的用法へ派生しました。
それが前置詞の発明によって対格支配になったわけです。
前置格支配については、邪道ですが逆にいうと、
в、на、при、оのあとは前置格だからというわけなのですが。 
比較的知っている西ゲルマン語的なセンスでなんとなく分かり
ますよね。

>ラテン語の奪格はロシア語の前置格?
ラテン語の奪格は、ロシア語の前置格と造格の融合したものと
見たほうがよいでしょうね。

  
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