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独語単語、語尾のgやd、bなどの濁音は濁らずにそれぞれ[k][t][p]と発音するのが独語の基本、と習った記憶があります。
私はオペラが好きなのでよく聴くのですが、例えばワーグナーの指環と呼ばれる作品は[Der Ring des Niebelungen]です。これはこのルールを適用するなら「ニーベルングの指環」というのは間違いのはずで、「ニーベルンクの指環」となるべきです。Goldbergという単語も、「ゴールドベルグ」(英語読みとするなら「コールドバーグ」とすべきでしょうから、英語表記とも言えない読み方で、無知丸出しだという印象を私は受けてしまいます)「ゴールドベルク」そして「ゴルトベルク」の3種の読みが混在するのが現状です。
このような現象は歌詞でもよく出てきますが、例えばNotungという単語を、ある歌手(米国系)は「ノートゥング」と発音しているのに対し、奥独系の歌手は「ノートゥンク」と発音しています。これは私は「米国系の歌手はこんな間違いにも気づかずディクションにはまったく無神経なもんだ」とずっと思っていたのですが、最近ではれっきとした独文学者でも「ニーベルングの指環」と書いていることから、「この濁音ルールは絶対ではなく、例外もあるのかな?」あるいは「そんなにこだわるべき事でもなく、どちらでも良いものなのだろうか?」と思い始めました。
どーでもいいことには違いないのですが、気がかりで仕方ありません。本当に独語に強くて、「絶対の自信がある」という方のご回答をお待ちしています。

A 回答 (5件)

#2ですが、一寸気になったので再度書き込みます。


”ニーベルンゲンの歌”ですが原文では"Das Nibelungenlied"であり、
”Niebelungenlied"では無いので、本来は”二ベルンゲンの歌”となるはずです。

”G”の後ろに子音が来たとき、”begleiten"の”g”を”k”のように発音する人もいます。
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「ng」という綴りは「n」+「g」ではありません。



「p,b」に対応する鼻音が「m」
「t,d」に対応する鼻音が「n」
「k,g」に対応する鼻音を表す文字がありません。
やむなく「ng」の綴りで、表しているのです。
あくまでも一つの音であり「n」+「g」ではありません。
日本語で「りんご」と言うときの「ん」の音です。
発音記号を見てください。「ng」でないと同時に「nk」でもありません。

「p,b」に対応する鼻音「-m」、「t,d」に対応する鼻音「-n」が語末で無声音にならないのと同じく、
「k,g」に対応する鼻音「ng」(「ン」という一つの音です) も、原則としては無声音にはならないのです。
実際の発音で、個人差はあり得ますが、「ニーベルングの指環」は全く正しいのです。

◆便宜上「ng」と綴られる子音は「k,g」に対応する鼻音であり、「n」+「g」ではない。
したがって「g」という子音はどこにも存在しない。
このことに御留意下さい。

英語の「sh」を「スフ」だと言う人はいないでしょう。
「sh」で表される子音は「s」+「h」ではありません。
アルファベットの字種が足りないため、この子音を1字で表せず、やむを得ず「sh」と綴ります。
「ng」もこれと同様です。
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Niebelungは、カタカナにした瞬間、日本語になります。

つまり、日本語では、ニーベルングと、一般的に表記されているということです。
地名でいえば、Muenchenは、できる限り、現地の発音に忠実に表記すれば、ミュンヒェンとなりますが、実際は、ミュンヘンです。
フランクフルトというとき、フの音に、下唇を上歯に乗せる日本人がどれだけいるでしょうか。そのほか、オーストリアの首都は、ヴィーンのはずです。
人名でいえば、哲学者のLeibnizは、ライブニッツですが、ライプニッツ、ライブニッツ両者が、なされています。
Adolf Hitlerは、アドルフ・ヒトラーではなく、アードルフ...が原音に近いです。
以上のように、表記と外国語の発音の乖離は、gに限らず、枚挙にいとまがなく、あまり気にする必要はないと考えます。

gでいえば、地方によっては、Zug をツーホ、Sonntagをゾンタハと発音するのを、昔、旅行中に聞いた覚えがあります。(それぞれ、BoppardとWuerzburg)
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ドイツ語の”g”の発音は ”b”、”d”とともに、いわゆる標準ドイツ語とドイツ語を母語とする人々による発音が異なることが多い文字です。


標準ドイツ語の発音規則によると:

”g”仮名[グ] [g] Gas, Luege, Gaenger,
   仮名[ク] [k] Tag, Berg, Bergsteig
"ig" 仮名[イッヒ][ich のchと同じ音]fertig, wenig
"ng" 仮名[ウング]Rechnung, Ding 天気[テンキのンのような音]

実際にドイツ人などの発音を聴いてみると、最初のGasなどの[グ]を除くと、その話し手の出身地によって規則とは異ることがママあります。

ハンブルクなどの北ドイツでは Berg, Tag の ”g”を Berch[ベルヒ], Tach[タハ或いは[ターハ]のように発音する。従って、
作曲科のWagnerをヴァーグナー、ヴァークナー、ヴァーハナー等色々の発音を聴く場合があります。

”ig"をバイエルン、オーストリア、やスイスなどのドイツ語圏南部では”ik"のように発音する傾向があります。fertig [フェルティック], richtig[リヒティック]

”ng" は英語の”ng"と同じように発音されるますが、英語の"finger"の発音記号を英和辞典で調べて見てください。そうすると
"ng"の文字に該当する所に”n”の右の線を脚の様に逃した記号と
[g]の記号の二つが使われているのが分かると思います。これは天気の[ン]と [g]=鼻音で無ない”グ”が別々に発音され事を意味します。しかし、ドイツ語では 天気の[ン]だけを発音します。と言っても、”ngk"(ウンk)のような発音を聴く場合があります。

あなたの書かれた内容を読ませて頂き感じたことは、失礼ながら あなたはドイツ語の標準発音規則の学習と実際にドイツ語人がどのように発音するかと言う、実践の訓練が足らないような感じを持ちました。

と言っても、私達日本人にとってドイツ語は外国語ですから、”標準ドイツ語発音”を身に付けるのが”筋”と思いますが、いかが思われますか? 私は、大学時代に色々な地方の出身者の教師、教授からドイツ語を学び、”ドイツ語”にも色々あるなぁ~ と感じました。どのような発音を聴いても”変だ”とは全く感じなくなっております。”標準”と決められたドイツ語の発音をするのは”外国人”だけで、ドイツ語を母語とするドイツ人やオーストリア人では”1人も居ない”との”冗談”話があるくらいです。従って、外国人が”地方色”の強いドイツ語を話したら、”変な外人”の様に 感じられるのではと想像します。
ドイツ語圏の南北で違いがでるのは”g”と”s”の発音においてです。”s+母音”の”s”は標準発音では英語の”z”の様に濁るのが標準発音ですが、南の地方では”s”の様に”濁らない”傾向があります。”sagen"は”ssagen"のように聞えますよ。 北では ”sagt"が
”sacht"の様になる傾向があります。しかし、現在では人の移動が(特に東欧からのドイツ系の移住があり)そのような傾向はあまり感じなくなってきているようです。
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b : 音節末・語尾に単独または無声子音の前では /p/


gab Herbst

d : 音節末・語尾に単独または dt では /t/
Abend beredt

g : 音節末・語尾に単独または無声子音の前では /k/
Tag liegt 但し

ig : 次に母音が続かなければ ich のように発音
Koenig「ケーニヒ」Koenigs「ケーニヒス」Koenige「ケーニゲ」

ng : 一つの子音と見なし「ング」。nge「ンゲ」。子音が続いても laengs「レングス」

Goldberg は標準的な発音では「ゴルトベルク」。「ゴールドバーグ」はドイツ(ユダヤ)系アメリカ人の英語化した読み方。「ゴールドベルク」は英語との混同による誤り。

北ドイツでは -rg を「ルヒ」のように発音することがある。
Hamburg「ハンブルヒ」。標準音では「ハンブルク」

以上ご参考まで
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