皆様のご意見をお願いいたします。
私は、現在・一戸建ての購入を考えています。
購入予定の建売物件の地盤調査(SS試験方式)の結果を確認したのですが、不安な点があります。測定ポイント5箇所に対して試験を実施している内容の結果報告書を見たのですが、下記内容について不安におもっています。
(1)貫入深さが3mまでが1箇所、6mまでが3箇所、10mまでが1箇所と測定ポイントによって違います。3mまでの測定ポイントは岩等があったのかそこまでしがはいらなかったそうです。私なりに調べた結果、10mまでの測定が標準のようですが、私が購入しようとしている売主の試験は大丈夫・なのでしょうか?
(2)5箇所の測定ポイントの内、1箇所の結果が貫入深さ0.75・1mの所で換算N値が2.3となっており、その周りを2箇所再測定しております。その再測定の結果はN値3.2程度でていますが、試験結果総括で湿式改良柱体を入れ補強対応する事が望ましいと判断していますが、売主は補強していません。(ベタ基礎工法にて施工)この対応は大丈夫なのでしょうか?売主側で判断し大丈夫であると判断しているそうですが・・・。ちなみに売主は実績もあり歴史もある中堅工務店です。
上記の内容で、購入予定の土地が一部地盤が良くない結果がでていますが、補強をしていないため、その部分が地盤沈下等を起こし家が傾く等の不具合がでるのでは?と心配しております。家は一生の買物で、サラリーマンである私としては買い替えの出来ないものでもあり失敗はしたくありません。売主はWEB上の評判でも技術力・建物の信頼度は高いようですが、営業が弱いというか今一信頼ができません。
知識・経験のある方のご意見をよろしくお願いいたします。
No.5ベストアンサー
- 回答日時:
深度毎のN値と地質情報(備考欄のサウンディング実施者によるコメント)を見てみないと判断が難しいのですが、深度10mまで礫に当たらず測定できた箇所が気になります。
また5箇所の測定地点のどこが貫入深さ3mで、どこが10mなのかの位置関係も気になります。礫混じり粘土層でたまたま玉石に当たらなかっただけなのか、深度10mまで粘土層が連続しているのか。もし礫混じりであれば、小礫に当たる場合もありますので深度によるN値のバラツキがあるはずです(縦軸に深度、横軸にN値をとった曲線がぎざぎざになる)。反対に粘土層であれば換算N値分布は比較的滑らかな曲線を描きます。
全体が礫混じり粘土層であれば貫入深さのバラツキは玉石に当たったかあたらなかったかの違いですので、不同沈下は起こりにくいと思われます。逆に敷地の中に礫層と粘土層が混在していれば不同沈下の原因となりますし、敷地の一部が盛土されている可能性もあります。
N値3というのは決して強固な地盤ではなく、3以上あれば良いというものではないのです。深度1.25m以深は換算N値3以上ということですが、深度を増す毎にN値は大きくなっているでしょうか。3程度の値がだらだら深層まで続く地盤は好ましくありません。貫入深度3m、6m、10mの調査結果について、深度とN値の分布を比較して見ることをお勧めします。
あともう一つ。地盤が礫混じりであるばあい、礫が地表に現れている場合も多いです。敷地内、あるいは周辺の露頭に礫が見られないでしょうか。
No.4
- 回答日時:
3mまでが1箇所、6mまでが3箇所、10mまでが1箇所ということは、恐らく礫が混入している地質だと思います。
礫層が比較的浅層に出ているならば、沖積層が厚く堆積している地域と異なり、支持基盤としては優良だと思います。問題はこの層の上面深度が場所によってまちまちであることです。支持層よりより上面の、緩んだ表土厚が場所によって異なると、不同沈下が起こる可能性があります(盛土の可能性もあります)。
深度1mまでの換算N値が小さいだけで、それ以深が大きいのならば、べた基礎を施工するときに結構な深さまで掘り込み、砕石で置換して締め固めますので、それ程問題にならないと思います。
kappa99様。丁寧なご回答有難う御座います。
御指摘の通り礫が混入している地質のようです。
また、0.75・1mの所で換算N値が2.3の測定ポイントにおいてその上層0.25・0.5mは換算N値が3.0あり、1.25mより下層は換算N値3.0以上あります。
この場合は、支持基盤としては優良でしょうか?
度重なる質問、申し訳ありませんがご回答頂けますと助かります。
有難う御座いました。
No.3
- 回答日時:
まず5箇所はOK。
SSですので3m部が出るのは仕方なし。
(本来はボーリング併用が望ましいのですがSSの3倍はしますからねえ、一般にはしませんね)
ポイントは貫入3m、N値3前後(粘性土ですね)の場所が建物のどの辺にあたるのか。
(3mとN値3前後の場所は同じ?違う?)
>試験結果総括で湿式改良柱体を入れ補強対応する事が望ましい
なんだかんだ言ってもこの言葉には勝てませんね。
恐らくN値のバランスが単純に悪いのでしょうね。
>望ましい
ですか・・・・
さて・・・・
平屋部分にちょっと怪しい地盤あり、ただほとんど荷重を受けない、強力な地盤保障に加入している、そして全データを片手に構造建築士(構造専門の熟練建築士)に依頼同行、判断を仰ぐ。
その結果「心配なし」と言われたと仮定します。
この物件にとても大きな思い入れがあれば買い。
思い入れが無ければ先の面倒な建築士依頼等せずに違う物件を探すでしょう。私なら、ですが。
>営業が弱い
強い(口八丁)より私は好きです
が
>今一信頼ができません
これは大きいですね、理由は解りませんが住宅建築(購入)ポイントの筆頭クラスでしょう、長い付き合いになる訳ですし。
それにしてもかなり勉強されてますね(この理不尽な業界に対峙する上では馬鹿馬鹿しい話ですが買手も相当の努力が要求されます)。
敬意を表しつつアドバイスを閉じさせて頂きます。
kaitiku様。
大変丁寧なご回答有難う御座います。
私も人生最大の買い物?になるであろう物を購入との事で、人生始まって依頼位に勉強しております・・・。少々、疲れましたが・・。
WEBって有難いですね。昔なら参考書や専門書をひたすら読み漁るしかなかったかと思うのですが、WEBで大概の事は調べられますし今サイトの様に専門家の方や、経験者の方にアドバイス並びにご指導いただけるのですから・・・。
感謝・感謝です。
有難う御座いました。
売主にもっと質問及び対話してみます。
No.2
- 回答日時:
敷地の出自、過去の造成記録、土質がわからないのでネットでの回答は困難です。
また、仮に3m以上の貫入が不可能であったとすれば、質問者様が「いや、10mまで調べてくれ」と言っても物理的に不可能ですよね。打合せ窓口の社員さんに対し
・契約書の約款で交わされる基礎の保証内容の確認
・SS法は元々そんなに精度の高い調査法ではないので(コストパフォーマンスは高いと思っていますよ)どれくらいのマージン(および根拠)を見込んだ基礎の判定なのか質問を投げかける。
・まじめな地盤調査屋さんなら、敷地周囲の建物の基礎クラックや犬走の沈みこみ
を調べているかもしれません。調書を確認して下さい。
*周囲の家がどの様な補強を行なったかデータがないと確度は低くなりますが、土地の地盤特性の指標(の一つ)になります。
上記の質問を投げて、データをそろえて貰うとともに、敷地に対する不安を抱えていることをアピールして下さい。
mulciber様。
丁寧なご回答有難う御座います。
契約書の基礎保障内容を早速確認してみます。
また、地盤調査を実施した業者さんに確認を取ってみるのも手ですね・・。結託されてしまうかもしてませんが・・・。
最大限努力してみて納得して購入するか、しないかを判断したいと思います。
有難う御座いました。
No.1
- 回答日時:
私なら購入しません。
少なくとも一箇所でも支持地盤が深いところがあれば、べた基礎であろうが布基礎であろうが、その部分が沈下することを防ぐことは出来ません。
将来、不同沈下を起こさないと言う保証はありません。
中堅工務店と言うことですが、我が家のご近所さんでも18棟中2棟は地盤改良無しで建築しました。そのHMは「タ○ホーム」と「アイ○ルホーム」です。土地は別の会社が開発したものですが、元、田んぼでした。開発した会社は絶対地盤改良すべきなのにって言っています。
このように、中堅であろうとなかろうと、会社の考え方やその時の担当によって、手抜き工事はなされるものです。
私なら絶対に購入しないでしょうね。
この回答への補足
ちょっと補足させて頂くと言うか・・。
この物件も現在15棟程建設されていますが、3~4棟程は地盤補強してあります。(私が購入予定の物件は補強されていませんが。)SS試験結果は見ていませんが、恐らく悪い数値だったでしょう。
よって地盤に少し難点がある場所だと言うことでしょうかね。
syouchikub様。
貴重なご意見有難う御座います。
私も同意見で、納得できないならば購入はしないつもりです。一番大事な所でもありますし・・。
ただ、この8ヶ月程それなりに家探しに奔走し、やっと自分達なりの合格点をつけられる物件に出会えたものですから、気持ちにふんぎりをつけるのは勇気がいります。妻も”購入しない!!”っと私が言った場合、腰抜かす程ビックリして泣いちゃうかもです・・。気が重い・・。
syouchikubさんみたいに強い気持ちがあれば良いのですが。納得いくまで調査及び打合せをして決断したいと思います。
有難う御座いました。
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