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経常収支+資本収支+外貨準備増減はどうしてゼロになるのでしょうか??
色々調べてみましたが複式簿記の原理上との説明しかないところが多く、もっと詳しく知りたいです。
どなたかご存知の方がいましたらどうか教えてください。
よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

まず外貨をドル、自国通貨を円とします。


経常収支+資本収支=国内外の金の出入りです。
次に、国に金が入るにはドルを円に変えなければいけません。国から金が出て行くには円をドルに変えなければいけません。
円が欲しいという人は円を売ってくれる人が居なければ円を手に入れられませんし、ドルが欲しい人もドルを売ってくれる人が居なければドルが手に入らないので、両者が丁度吊り合う状況(経常収支+資本収支=+-0)以外になりえないのです。
ですから、もし政府の介入しないのでしたら、常に経常収支+資本収支=+-0となります。

次にどのようにして、丁度0になるように調整されているかというと為替レート(ドルと円の価格)の変動によって調整されています。
経常黒字や資本流入が増えれば円の需要増→円高ドル安になりそれらが抑制され、経常赤字や資本流出が増えればドルの需要増→円安ドル高になりそれらが抑制されるわけです。
コレが変動相場制です。
ちなみに現在の日本は経常黒字と資本流出(海外投資)がセットになっているので、為替が動かないわけです。

しかしここで政府が介入すれば話は別です。
政府が介入してドルを売った分だけ、経常収支+資本収支=マイナスになりますし、ドルを買った分だけ経常収支+資本収支=プラスになります。
ちなみに、国内外の金の出入りを為替レートの変動ではなく、政府の介入だけで解決するのが固定相場制です。したがって、固定相場制の下では経常収支+資本収支=外貨準備増減につながります。
(事実上の固定相場制を敷いている中国の外貨準備が異常なほど急速に増加しているのはこの為です(貿易黒字=外貨準備増という構図))

ですから正確には、『経常収支+資本収支=外貨準備増減』であり『経常収支+資本収支-外貨準備増減=0』だと思うのですが、どうでしょうか。
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この回答へのお礼

とてもわかりやすいです。
ありがとうございました!!

お礼日時:2007/10/04 04:07

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