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どこで聞いても大絶賛の「ゴッドファーザー」を1,2,3、原作と見てみました。
確かに演出や演技はいいと思いますし、家族愛や権力などの普遍的なテーマを扱っているのでその面ではいいと思いますが、何故マフィア映画をそこまで皆褒めるのでしょうか?

個人的に、マフィアやヤクザは社会の癌だと思います。
例えば、イタリアでは過去三年間で16万5000件の事業を破綻させ、5万軒のホテルを倒産させたと「伊小売業者協会」の報告が出ています。また、みかじめ料を拒んだ大手携帯会社がアンテナ設置を妨害されているそうです。(毎日新聞より)

どっかで聞きましたがマフィアに配慮した作品でないと報復を受けるそうで、日本の伊丹十三監督も「ミンボーの女」の報復で重傷を負った例がありますよね。

皆さんはどう考えますか?映画は良くてもマフィアは最悪だと思いますか?マフィアに対する考えが変わったなんて意見も聞いたことがあるので気になります。

A 回答 (10件)

ゴッドファーザーは、元々、映画化するにあたって、


モデルになったファミリーの全てに挨拶周りをしてます。
さらに、その上で「マフィア」という言葉を絶対に使わないという
条件での映画化です。
マフィアの妨害工作が色々あったのは間違いないところです。

ここまで、条件がある時点でそうそう悪いことも描けない気がしますね。

マフィアに限らず、ギャングやヤクザというのは、社会の負の遺産
なので、私は基本的に否定せざるを得ません。
本来は恐怖で統治するやり方は、中世に捨てられるべきだったはずですが、現実は違いますから。

でも、映画ほフィクションですから、むしろ礼賛です。
人殺しを夢想する想像力が、人を殺すわけではない以上、
例え、結果的に暴力を礼賛するものであろうと、それはありかと。
本来はそれを識別できる人の育成が大事なんでしょうが、
現実は、ヒステリーにも似た熱狂が政治をも左右したりするわけで。

まぁ、でもマフィアの映画を見て、スタイルとしてのマフィアに憧れを抱いても、
共感はいない気がするので、まだマシかと思います。
共感を抱くようなら、世の中全部マフィア的な考えということに
なるのですから。
でも、分別のない人には未だに毒になりえるなぁ と思うので、
そういうときは「ヒストリー・オブ・バイオレンス」でも
プラスしてバランスを取りたいところ。
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この回答へのお礼

やはりそういうことがあったわけですね。
原作のほうにそのようなことが後書きで書いてあったような気がします。
見る側の判断力によるというのは概ね賛成ですが、あれを見て単純なマフィア礼賛と捉えてしまった例も知っているので、懸念が残ります。
ある中学生が「マフィアってかっこいい」って取ってしまったのを知っています。

個人的に、どんなに普遍的なテーマを扱い、高い演出レベルだったとしても、マフィア映画ということで嫌悪感抜きでは見られませんでした。

お礼日時:2007/10/29 23:55

#9です。

逆に質問した質問に答えて頂きありがとうございます。
こう考えていくと彼ら独自のルールを用いるその立場も悪を追跡する上で重要なポイントですよね。
世界的に人気の作品かと思いますが日本人はゴットファーザーが結構好きでよね、イタリアと日本というのも個人的には何か通じるものがありそうな気がします。仁義のもとに悪が正当化されてもいいような民族的なものといいましょうか??マフィアもヤクザも厳しい世界なのでしょうがどちらも何か男達の甘い感じがあります。
今度GOD FATHERを観たらも一度よく考察してみますね。ではお元気で。
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この回答へのお礼

いやいや、
私としても他の人がどう感じているのかということを知ることができるので、ただの質問というよりは意見交換みたいな感じでやっていけたらと考えています。

前のお礼で触れませんでしたが、ミリオンダラーベイビーにキリスト教徒がボイコットしたというのはニュースでは聞いたことがありました。
当時は、自分が受容できないことがあるからといって作品のテーマと関係なく拒否するというのは狭量だと思いましたが、同じく自分がマフィアを許容しないで作品のテーマを純粋に味わえないことと比べると、
キリスト教徒である以上それも仕方のないことなのでは?と思うようになりました。
ゴッドファーザーを見て賞賛している人は、ただマフィアの存在や負の側面を身近に感じていないから純粋に楽しめたのかもしれませんが。

お礼日時:2007/11/01 08:06

お礼有難うございます。


私があえてマフィアの家族愛に言及したのは
>これは社会の法とは別の自分ルールで動く集団なんだとがっかりしました
多分この感じと同じなんでないかと思います。ボナセーラの件だけなら確かに社会の日陰の悪を裁いている感じでかっこいいのですが、馬の首の件は自分の所属する集団への愛へ基づいているだけだという感じです。ゴットファーザー自体がある意味そういった特定の集団愛(マフィア)の世界を表現しており、彼らの共同体と、彼らの絶対的ルールを持続させていくための大河物語だという感じがあります。
>社会全体で起こりうる、信頼や裏切りといったテーマから見ればもう少し冷静に見られたかもしれませんが
この部分を読んで思ったのですが、彼らがあんな権威をもった集団ではなく、もっと権威のない少数派の悪人であったら、彼らが独自のルールで動いており、馬の首を献上しあってても、私は彼らを許せるのではないかと感じました。やっぱし絶対的に人を脅かせる感じが嫌で、そして彼ら独自のルールで世間に猛威を振るうから嫌です。と言う感じがしたのですが、これは私の偏った感想でしょうか??
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この回答へのお礼

マフィアが少数の犯罪集団であれば俯瞰的立場で見られるというのは私もそう思います。要はその影響力でしょうね。まあそれだと逆に魅力がないと感じる人もいるでしょうが。
最初に書いたような影響力を持ってはもう映画として楽しめる域を逸していると感じます。マフィアはイタリア最大の企業だなんて皮肉られてますし。私もmintowall2さんと同意見ですね。

お礼日時:2007/10/30 18:57

中には


>非常に子供っぽい意見・質問だと思います
と憤慨しておられる回答者さんもおられますが私はけっこう貴方の問いは真摯だと思います。
たとえ芸術上でも悪は賞賛されるべきでないとう態度は、社会的な態度として価値があるかもしれません。(いきすぎはもちろんいけないと思います。

伊丹十三も同じですね。
伊丹十三はヤクザ問題以外にも国民の脱税の一切合財に憤慨しているような真面目な人だったから、自分の作品上でもヤクザ批判を行っていましたね。
ただここまで一般人にはできません。私は彼を尊敬していました。
個人的にはマフィアもヤクザも社会から排除されるべきだと思っています。
ゴットファーザーはぼんやり観てしまったが、基本的にはどのヤクザ映画をみてもそんなにいい気はしません。(マフィアは外国のことでよくわからないから嫌な気持ちも薄いのかな)

映画も扱う問題によっては論争を巻き起こしてしまいます。

余談ですがミリオンダラーベイビーはすでにご覧になったでしょうか。
ボクサーの話ですが尊厳死の問題が取り扱われているということでキリスト教の人たちのボイコットなどを生み問題になりました。
私はその件に関しては「彼らの反論はナンセンスだなぁこれじゃイースウッドの美学や作品の論点などまったく分かっていないのと同じなんじゃないかな?そういう論争はまた別の場所でやればいいのに..??」とイーストウッドファンの私としてはがっかりしました。イーストウッドは明らかに尊厳死の良し悪しを考えさせることが作品の目的ではなく、それに対するメッセージを入れようなぞと微塵も思っていないと理解できたからです。

ゴッドファーザーの作品としての価値に心から惚れている人は、マフィアの価値を考えせるのが趣旨じゃないというふうに言うかもしれません。
面白かったけれども、作品価値を心から理解してはいなく、その世界観にもあまり共感できなかった私としては、映画に描かれているマフィアの家族愛すら、特定の共同体の中での閉鎖的で暴力的な愛のように感じられ(例えば亀田家族のように)素直に共感できなっかった部分があります。
しかし上のイーストウッドのようなことがあるので、私が作品の芸術的価値を無視し、マフィアに対する嫌悪をゴットファーザーに関して表現するのは一応控えています。
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この回答へのお礼

あれはマフィアの家族愛ではなく、家族愛を見せる人間がたまたまマフィアだったという捉え方をするのが、作品のテーマを理解するうえで適当なのかもしれません。

ただ、私もやはり閉鎖的な中での歪んだ愛だと感じました。
冒頭で葬儀屋のボナセーラの報復を承諾したとき、私はこの人物は法で裁けない人間を裁くような描かれ方をされていると思いました。
しかし、そのあとの馬の生首での脅迫を見て、これは社会の法とは別の自分ルールで動く集団なんだとがっかりしました。(原作では被害者のプロデューサーは少女売春をしていて制裁を受けてもしょうがない奴だ、というような設定でしたがこれも「配慮」ってやつかも知れません)

私の作品に対する感想は、作品としては優れているがマフィアに気を遣っているような気がするからプラスが相殺されて「普通」ですね。
マフィアの反社会的な行動を知っていて、私があの作品に感動することはありえません。
社会全体で起こりうる、信頼や裏切りといったテーマから見ればもう少し冷静に見られたかもしれませんが、少なくとも家族愛という観点からは何も感じませんでしたね。

お礼日時:2007/10/30 17:38

#4 です。


映画が印象を変えてしまう例で「ゴッドファーザー」よりも
性質の悪いものとして「国民の創生」ってのがあります。
テクニックや演出など全てを含めて今日の映画の基礎と呼ばれる傑作ですが、
内容はかなり問題で「KKK団の賛美」です。
監督は南部出身なので、さもありなんですが、
問題は、この映画でKKK団の団員が大幅に増えたんですよね。

昔の映画なので情報も乏しいことを考えれば仕方無いのかもしれませんが、実際は南北戦争からアレほどの時間が流れても、それほど変わっていなかったことの証明ではあったのでしょうねぇ。

「ゴッドファーザー」も似たようなことが言えるかもしれませんが、
だからといって映画だけの責任でもないとは思います。
「国民の創生」と似たような効果があったことも否定できませんが。
見る側、見せる側に責任を問われるべきでしょうね。
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この回答へのお礼

『国民の創生』ですか。まだ見たことはないですが、
ゴッドファーザーと酷似した共通点があるようですね。

マフィアからの圧力があれば情報が偏るのは必至ですし、それが負の影響を助長していると感じます。

もしかしたらそれがあの大絶賛の一因かもしれませんね。
伊丹十三のような描き方をされてヤクザに憧れる人間はいないでしょうし。

お礼日時:2007/10/30 17:11

>早期に手術をし患部を切除するべきだと思います。



病気の原因が何か、治療法は何か、副作用、後遺症は何かを検証しないままにどんどん行け行けで作ってしまった社会が『今』って奴です。

>映画というメディアに対し暴力介入や規制をしているヤクザやマフィアは社会を歪めているだけに思います

映画に限らず、娯楽媒体はその殆どがヤクザ、マフィア等の肝いりで発展した文化ですよ。
特に、日本に於いては堅気のキチンとした人がこういった娯楽文化発達の為に資金を出すなんて事は有りませんでした。
ヤクザが人気獲得を兼ねて興行を打つ…これで発達した文化です。
その文化が社会に定着し、アウトローという印象が薄れた現在だからこそ善良な堅気(ご質問者様の観点で言えば)による運営が普通だと捉えられているかもしれませんが。

それから、仰るように病巣は早期に摘出…となると、大手芸能事務所なんかも幾つか無くなりますね。

また、

>要は社会に対する影響で、負よりも正のほうが大きいのであれば改善していけばいいと考えているからです

良い事を仰る。
が、本当に負な物はヤクザなんかよりも政治家や官僚です。
また、一般の堅気の人もです。

電車に乗っててマナー、ルールを守らず、お年寄りなんか蹴飛ばして自分が如何に良い場所をとるかに夢中になって敵意むき出し、目を血走らせているサラリーマン。
また、そのお年寄りもこんなご時勢だからか自ら祖先してルールを破り
浅ましい自分だけが良ければ良いと言う態度をむき出しにしてます。

真っ当そうな『大人』達が気づかない振りして、あさはかに無視を決め込む中、茶髪のヤンキー風の兄ちゃんが、
「ここどうぞ」
って席を譲る光景には笑えましたよ。
私等はこれを見て恥ずかしく、居たたまれなくなりましたが(勿論私は座ってませんが)、大半の『善良な大人』達はそれでも気が付かないフリをしてましたね。

この一事を持って、だから悪いのは一般人だなどという積りはありませんが、こうして既に悪相は一般社会に広がってます。
また、現在の『暴力団』とされてしまったヤクザには期待しても仕方ありませんが、元もとの礼儀正しさや責任感、約束を守らなければならないと言った美徳なんかは元々任侠、つまりヤクザの世界の大原則でした。

社会にとっての本当の癌は、解りやすくステレオタイプでは存在しません。
全ての物の中に少しづつ含まれています。
自分の中にも。

これを人のせいにしたいから、と言う理由で他者を排除する…というのが今のところの人間の常套手段です。

ヤクザの歴史を紐解いて見ると面白いかもしれませんよ。
何が、ヤクザを暴力団にしたのか。
また、昔のヤクザとはどういう生き物だったのか、など。
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この回答へのお礼

ヤクザやマフィアの創立には理由があるというのは分かります。
ただ、社会に悪影響を与えているものは挙げればキリがないので、
ここではマフィア、ヤクザという反社会的な集団を扱った作品が
大絶賛される現状についてテーマとします。
 ある証券マンがヤクザに狙われ、嫌がらせを受けたり引越を余儀なくされたりした話を聞いたことがあります。
その当事者だったらヤクザやマフィアものは見るだけで吐き気がすることでしょう。

お礼日時:2007/10/30 17:02

>映画は良くてもマフィアは最悪だと思いますか?


同感です。
逆も真なりでマフィアは最悪でも映画は良いという事です。

其れと、あの作品、マフィアを礼賛しているようにはとても思えませんでした。
マフィアと言うある意味過酷で、スタイリッシュ、しかし自分やファミリーの為に人を平気で犠牲にする人たち…その行為は報いを受けますよね。
人生の成功が、莫大な富と権力だけならばそれでもいいでしょうが、ああいった生き方、人生を自分も生きたいとは思いません。
また、その様な物に憧れ、その道を行く人はあの作品など見なくとも関係無くその道に進むでしょうし、そういう傾向に有る人が存在する事もまた事実です。

しかし、其れが全て悪であるとは言い切れないこともあります。
勿論、マフィア、ヤクザが端的に悪いとは言えますが、それ以上に悪い物だって沢山有ります。
そうした物を一切悪に順ずる物として捉えれば、世の中に存在しても良い物など無くなってしまいます。

其れと、実話でもありますが昔のヤクザ、所謂暴対法によって官憲に裏切られてその名を『暴力団』とされた今の存在以前には、地域を統べるあくどい地方行政官から、苦しむ民を守って戦ったなんてのもあります。
阪神淡路大震災で、自衛隊よりも先に炊き出しをして住民を援助したのも地元のヤクザです。
だからと言って今現在一般的に認識されているヤクザと言う存在が良い物だとは決して思ってはいませんが、物事はご質問のように一元的に見始めると大きな過ちを生む原因となります。
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この回答へのお礼

マフィアになったビトをその生い立ちから考えれば境遇に同情の余地があると捉えることもできると思います。

ただ、映画というメディアに対し暴力介入や規制をしているヤクザやマフィアは社会を歪めているだけに思います。
メディアに対する規制や武力介入なんで中国やミャンマーだってやっているという意見もあるでしょうが、私は中国なんてなくなればいいとは思いません。
要は社会に対する影響で、負よりも正のほうが大きいのであれば改善していけばいいと考えているからです。

癌細胞というのはもともと正常な細胞で、何らかの悪影響で癌細胞へと変化し、正常な細胞をどんどん蝕んでいくと捉えていますが、マフィアなどは結構それに当てはまる気がします。
それができた原因に問題があるということも言えるでしょうし、其れが作品のテーマかも知れません。ですが私は早期に手術をし患部を切除するべきだと思います。

お礼日時:2007/10/30 00:18

非常に子供っぽい意見・質問だと思います。


おそらく未成年か、成年でも過剰な正義感の持ち主かと推測します。

「礼賛」とは”ほめたたえること。ほめ尊ぶこと。”ですが、
未だかつて「マフィアそのもの」を礼賛したというような事は聞いたことがありません。

おそらく現実と映画をごっちゃにしているのではないでしょうか?
褒めているのは映画そのものです。
映画は映画、現実は現実、とちゃんと分けて考えてください。

マフィアは悪い奴=マフィア映画は悪い。という論法であれば
戦争映画の方を先に責めてください。
(それとも、戦争にも良い面がある。とでも反論しますか?)

映画製作者は観客が興味があるもの、見に来るであろう題材を取り上げているだけです。

>何故マフィア映画をそこまで皆褒めるのでしょうか?

あなた流の論法で行けば「褒めないと報復される」からでしょう、きっと。

>マフィアに配慮した作品でないと報復を受けるそう

まあ、どんなものでもそうですよ。
差別問題を扱えば「人権団体」を名乗る方々からいろんな嫌がらせが来ますし。
戦争映画でも「軍国主義を良い様に描いている。」などと、各国(といっても主に2カ国ですが・・・)の”活動家”さんが騒ぎ出します。

>マフィアに対する考えが変わったなんて意見も聞いたことがある

マフィア、とヤクザの成り立ちを調べてみることをお勧めします。
少なくともやたらと正義感を振りかざすことなど無くなるでしょう。

マフィアやヤクザなどより悪い人がいっぱい居ることに気がつきますよ。
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この回答へのお礼

お礼日時:2007/10/29 23:30

個人的感想としては、ゴッドファーザーI~IIIを通して観たとき、つまるところ壮大な因果応報ストーリーと感じました。



父親以上の冷血非道な悪行三昧によって巨大なコルレオーネ帝国を築いたマイケルが、表の世界での名声をも求め始める。高徳の司教との出会いもあり心を入れ替え改心し、闇社会との縁を切ることを決心するが、闇社会のしがらみからたやすく逃れられるはずもなく、最愛の娘を失ってしまう…。暴力と悪徳の果てにつかみ得たものは一体なんであったのか。
私的にはコッポラのシリーズ最終テーマはこの問いにあったのではないかと感じたのをおぼえています。

またI以上に評価が高かったIIでは、血で血を洗うシシリアの日常的報復劇の中で生まれ育った初代コルレオーネがアメリカへ渡り、貧困や差別、諸々の社会的偽善の中で、家族を守るための手段として犯罪しか思いつけなかった生い立ちの不幸を描きつつ、マフィア発生の背景に迫っていますが、社会における悪とはそれ自体が独立・自己完結しているのではなく、社会を構成する我々すべてに社会に対する何がしかの責任があるのではないか…
強いていえば私はそのようなテーマを感じとりました。

犯罪組織賛美につながらないのか?というのが質問者さまの懸念だとするならば、確かにこの映画を観てマフィアを英雄視してしまった人もいたかもしれませんね。しかし監督の意図が単なる暴力賛美ではない、ということもまた多くの観客が感じたからこそ名作の誉れを未だに失っていない、とも言えるのではないでしょうか。

そういう意味では、個人的意見ですが…レンタルビデオ店に氾濫しているB級極道モノ作品の方がはるかにタチが悪いと思いますけどね。
描かれているのは殺伐とした犯罪賛美以外何もなく、ストレスを溜めた観衆に暴力によるカタルシスのみを提供している作品ばかり。
大量にたれ流されている安易な暴力賛美作品が社会に与える影響に比べたら、AV女優の局部にモザイクがかかっているかどうかの審査など、さほど重要なことだとは思えないんですけどね(笑)
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
taishi1さんのように映画を捉えている方ばかりでしたらこんな質問はする必要はなかったでしょう。
ただ、「あの映画を見てマフィアに対する見方が変わった」とか、「血も涙もないと思っていたマフィアが意外に人間的だ」という感想を持った人間が、マフィアを肯定的に見るようになっているのではないかという懸念があります。それが疑問で質問いたしました。

それから極道ものを見たことがありますが、噴飯モノでした。
なんかゴッドファーザーの劣化焼き増しみたいな感じでしたので。

お礼日時:2007/10/29 23:41

こんんちは~。


個人的な見解なんで聞き流して下さいねぇ(^-^)

私もイイ映画だと思ってます。
コーザノストラの生態がどんなもんか詳しくないけど映画としてはいいと思います。
マフィアは悪だと思います。
ってか、日本で言えばヤクザがソレにあたると思うんだけど、ヤクザほど「義」が無いって点では、ヤクザの方がいい気がします^^;
マフィアは怖い。のべつまくなくって感じで。
クレメンザなんていい年こいても「殺し」をヤラされていたし。
「家族」以外は皆ドングリなのかと・・・。
あ、話が逸れました。ずびばぜん(*^_^*)

え~っと、私なりの「良い」って評価はマフィアかどうかではなく、コッポラが良かったって感じです。
M・ブランド、パシーノなどの役者も良かったと思います。
ですので「マフィア」が良いではなく「マフィアを扱った映画としての出来が良い」って事です。
内容的にはイタリアの移民からアメリカ人になっていく課程で「オレが守らなきゃ」って感じで結果マフィアになり、「家族」を守るためにマフィアになったのに、今度は「マフィアを守るために」家族を・・・。
非常に上手に苦悩が描かれていると思います。
そういう部分も含め、映像とか、その他の内容とか全てが良いと思います。
それはあくまで「映画の出来が良い」って事であって、マフィアがどうこうってのとは違いますね。

邦画で「うどん」ってサンタマリアの映画がありましたが、私はうどん嫌いでラーメン好き(笑)
んでも、「うどん嫌いだからあの映画はダメだ」「うどんなんかこの世になくてもいい」って評価はしませんよ。
案外面白かったし(^o^)

みんなが「良い」っていうのも、多分マフィア云々じゃなくって映画そのものに対する評価だと思いますよ^^

ダラダラしたわりには至極真っ当な事しか言えませんで(^_^;)

チョットでも参考になったら幸いです。
ではでは。。。
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この回答へのお礼

circlekazさんが分別のある方で安心しました。
あくまで映画としてはいいが、マフィアに対しては別ってことで。
それを混同してイメージが変わったなんてことを言う人を聞いたことがありましたので。

お礼日時:2007/10/29 23:25

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