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建築関係の仕事をしています。
具体的な屋根工事の積算の仕方を教えて頂きたいので宜しくお願い致します。

(1)材料は屋根材、下地材と他に何が必要でしょうか? 特に副資材関係について知りたいです。

(2)積算方法はm2計算で加算していけばよろしいのでしょうか?あとは職人さんの手間代、諸経費等を加算すればいいのでしょうか?

(3)積算に必要な図面は平面図、立面図、屋根伏せ図があれば足りますでしょうか?仮にm2計算とすると平面でのm2数ではなく立面と組み合わせた実質の貼るm2の計算でよろしいのでしょうか?

(4)コロニアル、シングル、瓦の違い、特徴を簡単でいいので教えて下さい。また基本的な納まりは全部同じでしょうか?

(5)建築会社に提示する場合の基準はm2いくらでよろしいのでしょうか?

A 回答 (3件)

地域によって積算方法が異なるので一概にはいえませんが、私の積算方法は次の通りです。



(1)全ての屋根材は、緊結用の釘が必要です。下地材を留めるためのタッカー針も要ります。瓦だったら、緊結用の銅線、ステンレス線が要る場合もあります。
コロニアル、シングルなら要りませんが、瓦の場合は、瓦の剣(爪)を引っ掛けて止めるための瓦桟が必要で、下地材の種類によっては、瓦桟を浮かす(雨水を下にスムーズに流す)ための縦桟が要る場合があります。これらを留める釘、タッカー針も要りますね。
(2)積算方法は、m2計算が基本です。職人の手間はm2単価に込みで計算しますが、諸経費は別途が多いと思います。
(3)図面は平面、立面、屋根伏せの各図があれば十分です。m2計算も、おっしゃる通り平面ではなく、立面と組み合わせた実質のm2で計算します。
(4)コロニアル、シングルは安価で軽量ですが、野路(屋根)板が痛み易く、コロニアルは退色、シングルは防火性に問題ありです。
瓦は重量が嵩みますが、バラエティに富んだ色や形が選択できます。
各屋根材で、納まりはまるで違います。軒先、雨樋、棟等、同じ納まりにはなりません。
(5)私は常時部位別計算をしていて、一般的な工事業者と単価が違い過ぎていますので、公表は控えさせて下さい。
最近、瓦や副資材の値上がりもあり、なるべく単価を上げたいのが我々工事業者の本音ではありますが・・・。
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この回答へのお礼

詳細説明をありがとうございました。
今後の勉強にたいへん役に立ちそうです。

お礼日時:2007/11/11 20:55

 この工事は新築の場合でしょうか?(2×4や、在来で考えた場合)


回答1.2. その場合の積算法ですが(Q(1)、Q(2)について)
(1)屋根材その物の金額(コロニアル等)
 一般には手間込みでm2いくら、と言うのが一般的です
(2)板金工(これは通常材工です)
 棟板金が通しなのか、刺し棟なのか、換気棟を付けるか?等々でも異なります
(3)樋工事
 まあ、これは含まれてないのかな?質問の内容ではよく分からなかったけど・・
(4)経費(まあ、通常、総額の ?%とか、一式ですね)
 ※1.アスファルトフエルトは何キロの物を使うか確認されたほうがいいと思います(その地域の防火基準、用途、設計者の考えでも違ってきます)
 ※2.瓦の場合はその種類によって納まりが違ってきますので、なんとも言いにくいですね ただ、屋根先の広小舞等は大工工事で必要です(瓦工によっては自分で施工するところも多いですよ)
回答3.Q3について
 記載の通りです。まあ、仕様書があればなおいいですが、これは、設計者に問い合わせした方が間違いないでしょう
回答4.Q4について
 コロニアルは、一般に、最も多い屋根材の、カラーベストの事です。電工などはフルベストとも言いますね
コロニアルは安価で納まりもよく、災害にも強いですね(台風、雨漏り等) ただ、塗装品なので色褪せし易く、高級感も薄いです
代替品としてミュータスやランバート等々ハイグレードの物もありますが、色褪せ、という点についてはそこまでの差は無いと思います
(見た目はだいぶ違いますが)
瓦については、種類が多く、簡単には書けませんが・・・形状で大きく分けると和型、洋型があり、
材質が、それぞれにセメント質、陶器質、近年ではセラミック質もあるとか・・? セメント質は安価ですが、色褪せしやすいですね。その点、陶器質の物は、半永久的に色褪せせず美しいですね。無論、値段も高価になりますが。 また、お寺などで使われる本瓦等もありますね。このように瓦に関しては、納まり、種類、のし瓦、飾り瓦(鬼瓦等)もあり、ここで簡単に書ききれません
カラーベストに比べ、納まりも多種多様ですが・・・見た目が良い、というのが一番の特徴でしょう。また、建物の概観にあわせて選択できると言うのが魅力ですね。但し、近年改良はされていますが、カラーベストに比べ台風には弱いですね。
回答5.Q5について
m2いくらでよいと思います。あとは、回答(1)を参考にしてください 
屋根勾配がきつくなると、一般に割り増し料金が発生します
また、屋根足場が必要になりますよ。

では、頑張ってください ^_^;
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この回答へのお礼

たいへん参考になりました。
特に瓦に関しては種類によって納まりがさまざまだというのは今後勉強していきたいと思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/11/11 20:52

屋根工事といってもいろいろありますので、簡単に。



垂木の長さは勾配によって伸び率というのがあり、見積参考の本などに書かれています。

材料?木造だと、屋根垂木・野地板・広小舞・破風・軒天・瓦桟くらいかな。
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この回答へのお礼

早速の回答ありがとうございました。
質問内容がわかりずらかったかもしれませんが、屋根下の木工事ではなく屋根そのものです。
垂木の上に施工するルーフィング下地(アスファルトとか)と屋根材です。

お礼日時:2007/11/11 09:55

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