No.2ベストアンサー
- 回答日時:
はじめまして。
ご質問1:
<I would like to know the reason.の like は他動詞でしょうか。自動詞でしょうか。>
他動詞です。
1.このtoは不定詞で、おっしゃる通り名詞的用法で「~すること」となります。
2.ここでは、to know the reasonまでが「名詞となる語の連接したもの」=「名詞句」
となり、名詞と名がつくので目的語として機能することができるのです。
3.従って、このlikeは目的語をとる他動詞、となるわけです。
ご質問2:
<このように動詞のあとに前置詞がくる他動詞があるのでしょうか。>
1.ご質問文のtoは不定詞で、前置詞ではありません。
2.前置詞は文字通り「名詞の前に置かれるもの」なので、前置詞の後には名詞がきます。ここは動詞knowが原形で来ているので、前置詞ではないわけです。
3.基本的に動詞+前置詞の場合は、その前置詞は名詞に属して、前置詞句になるのが一般ですから、前置詞句=副詞句(形容詞句)として修飾語に分類されます。
例:
Look at the blackboard.
「黒板を見なさい」
このatは「対象」を表す前置詞になり、the blackboardは目的語ではなく、自動詞Look+副詞句at the blackboardと分類されます。
4.自動詞でも前置詞と結びついてイディオム化したものは、準他動詞として分類されることもあるようですが、これは最近の傾向でまだ定着していませんので、自動詞+前置詞句、と分類した方が無難です。
例:
look after children「子供達を世話する」
→look after+children(他動詞扱い:X)
→look+after children(自動詞+前置詞句:O)
以上ご参考までに。
No.5
- 回答日時:
#4 です。
すみません。誤解を招くような説明をしてしまいました。
準他動詞は、「自動詞+前置詞」です。
辞書などで句動詞(熟語)として説明されているものの「自動詞+前置詞」全般をいいます。
ただ、他動詞と比べると、その多くは、受動態の形になりません。
#4 で説明した「準他動詞」は、その中でも、完全に「他動詞」と性格が同じもの(目的語があり、受動態にもできる)の意味で使いました。
一般に言われる、「準他動詞」には、ちょっとした落とし穴があります。
1) get on = 「自動詞+副詞」
2) get on ... =「自動詞+前置詞+名詞」
3)get 目的語 on = 「他動詞+目的語+副詞」
句動詞の説明には普通ないことが多いですが、次の形もあります。
4)get ... on... = 「他動詞+ 目的語 + 前置詞 + 名詞」
この中で、2の形のみを「準他動詞」と呼びます。だから、1つの句動詞を「準他動詞」して覚えてもいいのですが、get on のように、色々な形で使える句動詞の「他のかたち」に目が届きにくくなります。1~4の意味は、そんなに変わらないのに覚えないというか気づかないのは、もったいない気がします。
また、「準他動詞」という用語に惑わされ、「受動態」に迷いが生まれる場合もあります。
「受動態もOK」 という「自動詞+前置詞」は、「他動詞」(準他動詞の中ので最も他動詞に近いもの)と呼んでもいいものです。
だから、句動詞もこれだけのパターンがあることを頭に入れ「準他動詞」というものを理解して頂きたいと思います。
「準他動詞」という考え方は、自分自身、早くから接することができ(高校時代でした。当時としては先駆的?)、とても役に立ちました。
だから、1~4の区別も判り、使い分けが判る速度が速まりました。その考え方を否定するものではありません。むしろ、ありがたかったです。でも今は,「自動詞+前置詞」で、事足りています。
以上、誤解を招くような遠回りをお許し下さい。★
No.4
- 回答日時:
to 不定詞の to は、一応、辞書でも前置詞という分類に入っています。
でも、後ろにくっつけられるのは、名詞ではなく「動詞の原形」なので、特別な前置詞くらいに思っておいて下さい。
I went to Hokkaido last summer. ---1
文1の to は、普通の前置詞(後ろに名詞(句))です。だから、この場合、went は、自動詞です。
I would like this book. ---2
I would like to know the reason. ---3
文2の "this book" の位置に置き換わるように、「to 不定詞」が使われているのが文3です。
名詞(目的語)の位置で使われている(=目的語として使われている)「to 不定詞」は、"this book" 全体が名詞と考えていいように、"to know the reason" 全体で名詞として考えられます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
文の中で「名詞」の仕事をするから「名詞的用法」と呼ばれます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
他に、こういうのもあります。
I want a new computer. ---4
I want to visit Kyoto in this season. ---5
[直訳]「私は、この季節の京都を訪れることがほしい。」
[意訳] 「私は、この季節の京都を訪れたい。」
文4と文5も、文2と文3の関係といっしょです。
だから、"to visit Kyoto in this season" は、名詞(=目的語)と考えられます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
最近(といっても1972年発行の英和辞書には表れています)、「準他動詞」という考えが広まりつつあるようです。
「自動詞+前置詞+名詞」の「自動詞+前置詞」を、1つの他動詞としてとらえる考え方です。
でも、全ての「自動詞+前置詞」を「他動詞」と考えるわけではありません。受動態(受け身の文)と密接な関係があります。
He broke the window. ---6
The window was broken by him. ---7
他動詞は目的語を主語にして、受動態(受け身)の文(文7)で表現できます。
だから、受動態の文の過去分詞は元々能動態(受け身ではない文)で、他動詞として働くことができる動詞です。
でも、自動詞とその後に来る前置詞が、ものすごく仲良くなって、意味が発展したものがあります。
その内、まるで1つの単語みたいと感じられる「自動詞+前置詞」が受動態で使ってもいいとされてきました。
その「自動詞+前置詞」が受動態でも使えるくらいなら、それを「準他動詞」(=他動詞みたいなもの)と呼びます。
準他動詞のいろいろ
(ある意味、他動詞(受動態にできる)。もともとは「自動詞+前置詞」。ある意味、「前置詞を後につける他動詞」と言えないこともない。)
look at ... = を考察する、検査する
look after... = (人の)世話をする [おもにイギリス]
ask for ... =求める
depend on ... =頼りにする
laugh at ... =あざ笑う
His mother depends on him.
He is depended on by his mother.
以上、少しでもお役に立てたでしょうか?★
この回答へのお礼
お礼日時:2007/11/18 00:24
ydnaさま
丁寧な説明有り難うございます。
準他動詞ですか。look at も準他動詞ですか。
難しそうですね。
~を....する、という意味からは、準他動詞は
わかりやすそうです。
No.3
- 回答日時:
文法は弱いもので辞書を改めてめくってみましたが、
likeに自動詞としての働きは書かれていませんでした。
辞書には「他動詞だけど自動詞的に働く場合がある」とも書かれていました。
ということで他動詞ですね。
原則後ろに目的語が来る場合は他動詞です。
「私はすきです」とは言わないので他動詞です。
言葉として言わないというわけでなく、
実際にこの言葉を使ったら「何が好きなの?」とその目的語を聞かれます。
目的語を必要とするのは他動詞です。
No.1
- 回答日時:
I would like to know the reason.
の like は一般的には他動詞とされます。
to +原形(いわゆる to 不定詞)は,
歴史的には前置詞 to +動詞の名詞形なのですが,
今では,特に外国語として日本人がみる場合には
前置詞とは別のもので,to know the reason で
ひとかたまりの名詞と考えることになります。
>動詞のあとに前置詞がくる他動詞があるのでしょうか。
原則として,前置詞がくれば自動詞なのですが,
最近の辞書では自動詞+前置詞セットで準他動詞のように扱い,
前置詞の後にくる名詞を,その準他動詞の目的語という扱いもなされています。
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