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学部卒と院卒の能力の違いって何ですか?
たった2年で能力に大差がつくとは思えないんですが…。
また、学部卒が院卒レベルであることを証明するには
どうすればいいのでしょうか?

ちなみに私自信は文系の大学生です。
質問は興味があったからさせてもらいました。

A 回答 (12件中1~10件)

 大学の研究所で研究をしている者ですが,私だけかもしれませんが,私はそれぞれを次の様に考えて指導しています。



【学部卒】
 言われた実験をキチンと行ない,結果を出せる。
 得られたデータの解釈ができる。

【修士卒】
 与えられた実験目的に応じた実験系が組める。
 実験結果が研究目的に合うかどうかまで判断できる。

【博士卒】
 研究目的に応じて実験系が組める。
 実験結果を元に,次の実験内容を考案できる。
 研究目的の設定ができる。

 大雑把にまとめて言うと,学部卒は言われた事ができる,修士卒は目的を言われればそれに応じた事ができる,博士卒は目的(テーマ)が考えられる。

 細かく言うと色々差はあるかと思いますし,考えようによっては差がないとも言えますが,ザットこんな感じです。
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この回答へのお礼

早速ありがとうございます!
皆様早い。

実験系というのは実験キット一様ということですか?
学部卒ではこれは難しいってことですね。
文系なのであまり実感はありませんが。

お礼日時:2002/09/18 20:17

> …ということでしょうか?


書き方が悪くてすいません。

>日本の大学院では
あまり
>研究能力が問われていないし、たかだか数年でそれほどの知識が
と.形容詞を入れていただけないでしょうか。
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この回答へのお礼

>>日本の大学院では
>あまり
>>研究能力が問われていないし、たかだか数年でそれほどの知識が
>と.形容詞を入れていただけないでしょうか。

あ、そうですね。ちゃんと読んだらその通りでした。
申し訳ありませんでした。

皆様お答えいただいてありがとうございました。
色々な視点があり、大変勉強になりました。
今回の質問はこれでしめきらせてもらいます。

お礼日時:2002/09/22 00:23

>個人的には研究能力とか専門性がポイントだと想定していたので意外です。


論文.特に東大系研究者の論文を読めば.大体見当つくかと思いますけど.誰かの行って大体見当がつく内容を研究して博士です.なんて手合いがほとんどですから.日本の大学院教育では.研究能力はそうは問われていないようです。また.学閥に代表される縁故の世界ですから.研究能力と言うよりも.対人能力が問われるでしょう。

専門性といっても.ちょっと基礎的知識(注意.入門的知識ではない)があって.論文をちょっと読めば大体分かる程度のたいした知識を持っていない(たかだか.2-5年研究に従事したからと言って.それほどの知識を持っていない。例としては.いまだに数学的に間違いを含む疫学論文が多数報告されている)です。
だから.対して専門的知識を持っているわけではなく.むしろ「専門」と言う言葉によって.境界領域の内容を避ける傾向が見られます。

ちょっと.やって.ちょちょいのちょいの程度の内容です。が.「ちょと」の内容は.それなりにハードで10番の方の指摘する博士論文の内容となります。
1行書くのに3ヶ月かかったなんて事もありますから。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

>日本の大学院教育では.研究能力はそうは問われていないようです
>たかだか.2-5年研究に従事したからと言って.それほどの知識を持っていない
>「ちょと」の内容は.それなりにハードで10番の方の指摘する博士論文の内容となります
日本の大学院では研究能力が問われていないし、たかだか数年でそれほどの知識が
つくわけではない。しかし、博士論文のレベルはそれなりにハードである。

…ということでしょうか?
読解力が足りず再度質問させてもらいました。

お礼日時:2002/09/20 03:38

大学院を修了しているから必ず学部卒より優れている、とは言えません。


が、身につくものは時間を重ねるごとに、時間以上に多くなると思います。
大学や講座によってまちまちなので、一概には言えませんが、
私のいた講座を例にお話します。

まず、科せられる課題について。

学部生(4年生)は、教官や大学院生が提示したテーマについて、
先輩から指示を仰ぎながら研究をします。
たいてい、答えがある程度予測されていて、
その予測を裏付けるようなテーマが与えられます。
与えられた課題をこなすことが評価されます。

大学院前期課程(マスターコース)では、
学部生時代に行った研究結果をもとに、
さらに応用、発展させた研究テーマを与えられ、これを極めます。
結果はよくても悪くても、研究によってその結果を導いたことが評価されます。

大学院後期課程(ドクターコース)では、
これまで行ってきた研究分野を礎に、
誰も手をつけていない領域の未知の真実を明らかにしようとします。
導き出した結果は第三者から高く評価されなければなりません。

次に、実際にやることについて。

学部生は、主に指示を受けながらの作業が中心になります。

大学院前期課程の学生は、研究チームの一員として、
与えられた問題を自分で解決します。

大学院後期課程の学生は、研究チームのリーダーとして、
大学院前期課程の学生、学部生に指示を与え、
彼らから得た結果を統括してひとつの研究成果とします。

と、漠然と書きましたが、以上のような感じですので、
それに見合った能力や経験が身につくと思います。

とかいうようなことが、
下の皆さんがおっしゃる「濃い」に相当するんではないでしょうか。

あと、論文博士についてですが、
この制度は諸外国にはほとんど見られない、
ということを補足しておきます。
論文博士を取るためにはがんばらなくてはいけない、
とのご意見もありますが、
それ以前に論文博士を取るための環境に恵まれている必要があります。
私の仕事仲間で、2名ほど論文博士を取得しましたが、
会社が好きなように研究させてくれる資金、環境を与えてくれなかったら、
決して論文博士などとることができなかっただろう、と彼らは言います。
もちろん、彼らの努力はものすごいものがありましたけど。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

学部4年:与えられた課題をこなすこと
修士  :応用、発展させた研究テーマを与えられ、これを極める
博士  :結果が求められる
ですね。k-841さんはドクターの方ですか?発言に重みというか自信が感じられるので。
論文博士は半端ではなさそうですね…。

お礼日時:2002/09/20 02:22

こんにちは。



難しい質問ですよね・・・これは、高卒と大卒の違いは?と言う質問にも
通じるところがあると思います。

sterstyle007さんどうして大学に進学されたんですか?
高卒との違いを明確に説明する事が出来ますか?

私は理系の大学院を出ていますが、それぞれの違いは単なる知識の差では
なく、問題に取り組む姿勢と体系的なバックグランドだと思います。

社会に出れば、学生の時の研究と直接関係のある仕事に恵まれる事は少ない
ですから、常に勉強の連続です。
ですから、ポイント的な知識とかで見れば学歴による差は少ないと思います。

しかし、見た事も無い問題にぶつかった時に、自力で何とかしようとする
姿勢と力は明らかな差があります。

工学の話になりますが、例えばモーターについて同じレベルの知識を持った
人がいても、工学部を出てきた人は大学で材料工学、電気磁気学、量子力学
など工学と言うものを体系的に学び、それらが有機的に結びついているので、
問題が発生した時に別の視点からアプローチ出来るし、1つの発見からいく
つもの発見に結び付ける事が出来ます。

また、新しい勉強をするにしてもある程度出来上がったジグソーパズルのよ
うなもので、持っている知識と絡めて効率的に知識を構築できます。
この体系的に学問を学ぶ機会は、学生と言う立場でなければ得難いものです。

現在、奨学金制度などもありますし、本当に勉強したくても家庭の事情で
進学を断念しなければならない人は少ないと思います。だから、とりあえ
ず大学に進学しようと言う人も多いですが、大学院に進学する人は基本的
に探究心があり勉強が好きな人だと感じます。

わずか2年と言われますが、学部の4年よりも密度は濃いと思いますよ。
私は、学部の1年からゼミに入って論文発表などしてきましたが、やはり
前期2年は教養中心で残り2年で専門...ひどい所は4年生になってか
ら研究室を決めて就職活動をしていて、本当に自ら試行錯誤して研究をす
る時間がどれだけありますか?

語弊があるかもしれませんが、研究内容は何でも良いと思うんです。大学
院と言う所は、教授の指導はありますが基本的に自分で勉強して試行錯誤
して問題を解決する姿勢を学び、学部生の指導も行う事によって、社会に
出てからの姿勢や新入社員や部下を指導出来る下地を作る所だと思います。

長々と書きましたが、社会に出れば院卒でも色々なレベルの人がいます。
でも、平均すればレベルが高いのは間違いありませんし、会社において同じ
力を持っていれば、学卒より院卒に良い仕事が回ってくるのも確かです。

最後に、院卒レベルを証明するには...
会社では、仕事において実績を残せば回りはちゃんと評価してくれると
思います。仮に自分よりもレベルが低いと思われる院卒の人がいても意識
しない事です。しかし、初対面の人にも証明するには論文博士を取るしか
無いと思いますが、推薦してくれる教授が必要ですし、完全に一人で取る
のは博士後期を卒業するよりも難しいかもしれません。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

>問題に取り組む姿勢と体系的なバックグランドは、
>学生という立場でなければ得がたい
社会人になると時間がなかなかないとは良く聞きます。
私も学生の立場を十分活用したいと思います。

お礼日時:2002/09/19 23:59

論文博士は大学院に在籍せずに研究を行い、論文を提出し、その論文内容、研究業績によって博士号が与えられた人のことです。

論文を一杯知っている人ではありません。
学卒や修士で企業に入り、研究活動を行って取得したりします。

私の経験ですが、学部の2年間と修士の2年間では濃さがぜんぜん違います。ゼミに配属されるのは3年目ぐらいでしょ?時間的に倍、濃さを考えるともっと差があります。

私の在籍していた大学院では、修士を取得するのに必要な単位のうち、ゼミ出席、修士論文研究以外の授業はたった6単位で、しかも集中授業などが当てらたりしますから、授業は2年間で、6日とか10日とかしかありません。
それ以外は、研究に没頭するわけで、授業に出て、ゼミもこなし、研究も・・・とやっている学部とはぜんぜん世界が違います。当然、自己管理が出来ないと、しょぼい研究しか出来ませんけど・・・

もちろん、人によって要領よく修士をとっていくひともいますし、これで修士?と思われるような論文が受理されることもあります。

現在、社会人ですが、修士のレベルも玉石混交です。
学卒も同じ。2つのモードがあって、平均だと修士のほうが高いかな?とは思いますが・・・

この回答への補足

あ、論文博士についてありがとうございます。
色々な道がありますね。

補足日時:2002/09/20 00:02
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

>時間的に倍、濃さを考えるともっと差があります。
そういうもんですか…。やはり2年間をナメてはいけませんね。

お礼日時:2002/09/19 23:56

大学や学部によって違いますが、ゼミや研究室への


配属は、早いところで3年、遅いところでは4年に
なってからだと思います。

大学の4年間のうち、専門分野の研究に没頭できるのは
たったの1~2年しかないのですから、大学院の2年間
というのは、非常に大きいですね。

たとえ学部を主席で卒業しても、院卒レベルでは
ないと思いますよ。数年に1人くらい、そういう、
運と才能に恵まれた人がいるでしょうけど。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

学部と院では研究の密度が違うのだから専門性の違いも非常に大きくなる
ということですね?なるほど。しかも学部を主席で卒業しても、
院卒レベルではないということは院は相当なことをやっているということ
ですね。

お礼日時:2002/09/19 23:52

理工系大学で私が学生だった頃いわれた内容です。


学卒 日本語で専門分野の本が拾える
修士 外国語1カ国後で専門分野の本が拾える
博士 外国語2カ国語で専門分野の本が拾える

こんなところですか。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

ポイントは外国語ですか。個人的には研究能力とか専門性がポイントだと
想定していたので意外です。

お礼日時:2002/09/19 23:47

こんばんは。



学歴社会なのは紛れもない事実なのですが、良い方に解釈すると、高学歴な人ほど、人よりたくさん努力(受験勉強、研究等)をしてきた人と言えると思います。一流学校ならなおさらです。

従って、採用者は、高学歴であることを評価するのではなく、目標に向かって努力できる人間であることと、知的バックグラウンドがあり、ある業務を理解させるために必要な教育・費用が少なくてすむこと(あくまでも一般論です。)を評価すると思えばいかがでしょうか。

学部卒でも院卒レベルであると認めさせたいのなら、自力で論文博士になるとか世界中をあっと言わせる業績を残すとかでしょうか。
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この回答へのお礼

ありがごうございます。

>学部卒でも院卒レベルであると認めさせたいのなら、
>自力で論文博士になるとか世界中をあっと言わせる業績を残すとかでしょうか。
「論文博士」というのは論文をたくさん知っている人という意味でしょうか…?

お礼日時:2002/09/19 03:39

>仕事内容が同じで院卒を優遇するのは、会社が社員の資質を


>見誤っているということになってしまうのでは、と思うのですが。
仕事内容が同じで、成果が同じ(著しく劣るか、著しく優れば別)で、勤務態度も同じなら判断する基準がありません。
なので、学歴優先になる場合が多いのです。
日本はまだまだ学歴社会です。この制度は変わることが無いと思われます。

就職してから優位にたちたければ、院卒になるか、著しく優る仕事をするかです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

>日本はまだまだ学歴社会です。この制度は変わることが無いと思われます。
>就職してから優位にたちたければ、院卒になるか、著しく優る仕事をするかです。
企業もけっこういいかげんですね。

お礼日時:2002/09/19 03:37

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