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 現在北極星はこぐま座ですが、約一万二千年後にはベガになるということをきいたんですが、これは地軸の傾いている方向がぐるっと180度変わってしまうということですね。ということは近日点が夏で遠日点が冬になるということですか?(北半球)。カレンダーはずらさないのですか?
 それから、天球上を太陽がゆっくり移動していくとか、星座の形が変わる等のことも良くわかりません。これも歳差運動の影響ですか?それとも本当に恒星が移動するのですか?教えて下さい。

A 回答 (2件)

 


>ということは近日点が夏で遠日点が冬になるということですか?(北半球)。

現在、地球公転軌道の近日点は、黄経103度の辺りにあります。黄経0度とは、春分点のことで、歳差運動の半周期後ということは、春分点が秋分点になっているということで、北半球は、近日点で、6月半ばになり、初夏です。逆に、遠日点で、11月半ばで、冬になります。

>カレンダーはずらさないのですか?

なぜ、ずらす必要があるのですか? 地球の公転軌道はほぼ円形で、近日点の影響はあまりありません。現在、南半球がカレンダーで、1月に夏になり、7月に冬になるのと、逆のことが北半球で起こるだけです。北半球の人に便利なようにずらしても構いませんが、そんな未来に、誰が、カレンダーを気にするのでしょうか。

日本もアメリカもロシアも、多分、もうないと思いますよ。

>天球上を太陽がゆっくり移動していくとか

これがつまり、「歳差運動」の効果です。地球の傾斜自転軸が、約2万4千年ほどで回転運動しているので、「春分点」が、だんだん黄道上でずれて行くというか、移動して行くのです。地球から見た天球上の太陽の見掛けの位置は、一年周期で黄道上を一周運動しますが、それとは別に、歳差運動の周期で、春分点が黄道上を移動して行き一周するのです。

黄道には十二星座と云って、12個の星座があり、それらが占める空間を均等に、30度づつにすると、約2000年ごとに、太陽の春分点は、黄道上の或る星座から次の星座へと移動して行くのです。

2001年までは、つまり、西暦1年から2000年までは、太陽の春分点は、うお座にあったのですが、2001年からは、みずがめ座に移動したことになっています。西暦4000年までは、みずがめ座にあります。春分点の黄道上での移動は、歳差運動の結果ですから、周期は、歳差運動の周期と同じです。

>星座の形が変わる等のことも良くわかりません。これも歳差運動の影響ですか?それとも本当に恒星が移動するのですか?

星座の形が変わるのは、歳差運動とは関係ありません。一つは、それぞれの恒星が固有運動をしているからで、実は、それに加えて、太陽自身も固有運動をしているので、あまり動かない星からなる星座でも、太陽の位置が変化するので、違った見え方になったりするのです。
 
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この回答へのお礼

丁寧にありがとうございました。そんなに遠い未来に人間がいるわけありませんね。

お礼日時:2002/09/20 11:34

とりあえず、回答だけ。



> 近日点が夏で遠日点が冬になるということですか?
とりあえず、そういうことで良いと思います。

> カレンダーはずらさないのですか?
決まっていません。

> 天球上を太陽がゆっくり移動していくとか
何の話でしょう。夏と冬で太陽の位置が異なるということでしたら、
歳差は関係ないと思いますが。

> 星座の形が変わる等のことも良くわかりません。これも歳差運動の影響ですか?
> それとも本当に恒星が移動するのですか?
歳差運動は関係ありません。本当に恒星が移動します。
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この回答へのお礼

説明不足ですみません。太陽については約二千年くらいで黄道上を1星座ずつ移動すると聞いたことがあったので。簡潔にありがとうございました。

お礼日時:2002/09/19 18:25

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