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タイトル通りです。

長期金利と政策金利の違いを教えてください。

よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

長期金利と区別するためには政策金利は超短期金利のことだとおぼえておけば十分です。



日本銀行の政策金利は「無担保コールレート(オーバーナイト物)」です。
コール市場において1営業日のあいだ無担保でお金を借りるための金利の年率換算のことです。
http://www.boj.or.jp/type/exp/seisaku/expcall.htm
http://www.boj.or.jp/oshiete/research/08203003.htm

現在では公定歩合は政策金利としての意味合いは無くなっているだけではなく、
誤解を避けるために公定歩合の統計名称が
「基準割引率および基準貸付利率(従来「公定歩合」として掲載されていたもの)」
に変更されています。
http://www.boj.or.jp/oshiete/seisaku/02202003.htm
http://www.boj.or.jp/type/release/zuiji_new/nt_c …

他国の中央銀行でも政策金利は超短期金利を採用しています。

長期金利の指標としてよく使われるのは10年国債金利です。
10年固定金利の国債の利率が長期金利の指標としてよく使われています。
各種の金利の時系列データが次のリンク先で手に入ります。
http://www.boj.or.jp/type/stat/dlong/fin_stat/ra …

金利や為替レートが高いか安いかについて知りたければ、
金利や為替レートのナマの数字を調べるだけではなく、
物価水準の動きについても調べておかなければいけません。

物価水準がほとんど上昇しない日本のような異常な国における1%の金利と、
物価水準が毎年2~3%程度上昇している日本以外の先進国における3~4%の金利は、
物価水準で調節すれば実質的に同じ程度の金利だということになります。
実質金利=名目金利-物価上昇率です。(名目金利=金利のナマの数字)
金利を比較する場合には実質金利で比較しなければ意味がありません。
実は実質金利で比較すると日本の金利は全然低くないです。
だから日本の金利が低いと嘆くのは誤りです。
日本以外の先進国と日本の違いは物価上昇率です。
日本の物価上昇率はあまりにも低いので将来上昇する危険性があります。
だから日本において固定金利の長期債券の購入にはかなりの危険が伴います。
実質金利は低くないのですが、インフレリスクと金利上昇リスクという高いせいで、
日本の債券は魅力が減ってしまっているのです。
日本のインフレ率が他の先進国なみの2~3%に上昇するまで
日本の10年国債に個人投資家が投資するのは避けた方が無難だと思われます。

同じことは為替レートについても言えます。
過去10年間で米国の物価水準は30%程度上昇しました。
つまり米ドルの価値はここ10年で4分の3程度に減っています。
日本国内における日本円の価値はほんの少し上昇しています。
このことから米ドルを米ドルのまま生活費に使いたいと考えている人にとっては
10年前の1ドル100円は現在における1ドル130円程度と実質的に同等になるわけです。
マスコミは1ドル100円で大騒ぎしていますが、仮に10年前に1ドル130円なら大騒ぎしていたでしょうか?
現在ドル預金を検討する人が増えているようですが、
仮に10年前に1ドル130円ならドル預金を検討していたでしょうか?
物価水準の変化による影響を除いた為替レートを実質為替レートと呼びます。
為替レートが実質的に上がったか下がったかを確認するためには
実質為替レートを調べなければいけません。
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