漠然となのですが、人生についての深い洞察をもった人間になりたいという想いがあります。これは自分は真剣に考えています。
かなり漠然とした想いなのですが、十代の頃からあります。今は二十代です。
この想いを実現する為には、哲学の勉強をする必要があると考えています。それはつまり、哲学の本を沢山読む必要があるのではないかという事です。(考える事や経験を積むことも極めて大切だとは思っています)
人生についての深い洞察を得る為に、『本を読むのなら』、何の学問分野の本を読むことが大切だと思いますか?(本を読まなくてもいいとかいう回答は期待していません。突き詰めれば本は読まなくてもいいのかもしれませんが)
今知りたいのは、『何の学問を学ぶ事が人生についての洞察を高めてゆく為に必要なのか?』ということです。複数の学問でも、あるいはひとつでも構いませんので、皆さんの考えを教えて下さい。
A 回答 (14件中1~10件)
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No.14
- 回答日時:
人生について知るなら全てやりましょう。
歴史を学べば人間の性質について分かります。学問は一見、無駄なことが後で効いてきます。逆にいえば何事も手は抜けないのです。私自身、日本語・英語・中国語・数学・物理・化学・生物・薬理学・生理学・解剖学・内科学・倫理学・修辞学など片っ端から学んでいる口ですが、どれもしっかりと役立っています。人生は様々な要素から成り立ちます。哲学だけでは人生の一部でしかないでしょう。
日・英・中の比較による文化や国民性の違い。たとえば日本語は小説向き。英語は学術向き。中国語は歌唱向き。こういう違いがあります。小説は世界中の言語の中で一番日本語が優れています。英語は実は最も単純な言語ですぐに白黒がつくので学術に向いています。中国語は気高いので歌に向いています。数学に捧げた人の想い。音楽家の無念。物理による宇宙と人間の関係性。生物による物質と人間。生物による他の生物と人間の比較。薬と人間の関係。生理学という人間の機能。解剖学という人間の構造。内科学という総合医学。倫理学から見る人生。修辞学から見る説得法。どれも大切で、どれも疎かには出来ません。本当です。
学問に王道はありません。ひたすら積み上げます。哲学だけで人生の達人になれるかというと私は無理だと思います。高校の参考書を買って勉強しなおすとだいぶ違うはずです。お金をかけられない場合はWIKIPEDIAを片っ端から読むのもアリです。手っ取り早いです。
お互いに楽しく学びましょう。
No.13
- 回答日時:
難しいプラモデルを作ってみてください。
何を作るかから完成したらまでの中で多くのことを汲み取れるはずです。
僕はプラモを作ってわかったことがかなりあります。単にプラモデラの技術の事ではありません。
作る時に他人に作る事を打ち明けたのですが、反応は冷ややか。まずそのことで、結局人には主観しかない、ということと興味が無ければどんなに説明しても理解されない、という事です。そして作っている最中は塗装が臭いといわれました。努力して臭いを減らそうと試しましたが、結局努力を認めてはもらえません。また、完成後、もう期待はしていませんでしたが、見せてみました。案の定反応は冷ややかでした。使った道具の事を話しても意味は有りませんでした。
さて。プラモデルを作るだけでこんなことが分かるのですから、他の方面に手を出せば、物事を悟る事は多いでしょう。
本を読むだけではなく実際に何かをやってみてください。
No.12
- 回答日時:
岡本太郎「自分の中に毒を持て」をおすすめします。
岡本太郎さんは世間では芸術家としての色が強い人ですが、生涯、死に対面する以外の生はないという対極主義を貫いた人です。
アンチ日本社会、世間体を基盤としたかなり激しい生き方をした方ですが、常人にはないカリスマ性をとても感じます。
かなり常識から飛び出たような人生観で、しかしとても論理的で文章に矛盾がほとんどみられません。
書籍を読むとイメージが有名な芸術家からだいぶ変わります。
あらゆることにかけて鋭い洞察力、論理的思考を持った方だなという印象になりました。
もちろん、人生観だけでなく芸術についても語っています、とても面白かったですよ。
よろしければ参考にしてください。
No.11
- 回答日時:
ANo.4 お書き込みの通りでもありますが、何の入り口も先ず感激から開始し、入れます。
言い換えれば愛(西洋語で翻訳した、Loveではなく)、素晴しいと思ってから入れます。そして思索これも愛です。『愛、万物の最初に生まれたもの。愛、最初にして最後のもの』
無理やりはいるより、これくらい楽なことはありません。
自然で楽しく、疲れを知らない。倦むことがない。
No.10
- 回答日時:
intellectさん、こんにちは。
サンガ出版の「仏法」や、スマナサーラ長老の書籍をオススメします。
僕の中ではこれ以上役に立つものは見つかっていません。
諸宗教によくみられる矛盾を好む性質のものではなく、徹底的に理性に基づいた論理的道徳的実践方法が説かれています。
まずこれを読んで概要を理解したうえで、他のものを読めば、より深く洞察できると思いますよ。
No.9
- 回答日時:
「人生の洞察を深めたい」というのが、あまりにも漠然とした広すぎるテーマです。
学会というのは無数にあり、学問も学説も無数にあることはご存知と思います。
人の考えも無数にあり、多数派少数派の差はありますが、どの考え方が絶対的に正しいという判断は誰にもできません。
だからここで人が本を薦めるとしても、それは星の数ほどある学問のひとつにしか過ぎないのです。
そして学問という形式を取らなくても、人生についてあれこれ考える人間は哲学をしているわけです。
むしろそちらが先です。
「あれこれ考えるから」学問としての哲学に入ろうとするのであって、
「あれこれ考えたいから」哲学を学ぼうというのは順序が逆です。
私はあれこれ考え思い悩む毎日を送っていたところ、人にある宗教の本を薦められました。
読んでいくととても納得して、その時はその思想が自分にとってすべてでした。
しかしさらに人生の経験を積んでいくうち、その思想に疑問を持つようになりました。
(ここで大事なのは)私は他の本を読んだのではなく、生活上の「経験」からその思想に対する見方が変わったということです。
人間は一番最初に出会ったものを肯定的に受け入れてしまいます。
他に比較するものがないからです。
一度刷り込みされると、他のものを受け入れる努力を怠りがちになります。
だから私も他の本を読まなくなったのです。
けれど結局、人間の本質を動かすのは実体験や行動による経験なのです。
もちろん、何かに出会うきっかけとして人の薦める本を読むのもいいと思います。
どんな本を読もうとそれが入り口になるのですから。
でもどうせ入り口にするなら、先入観のない本の方が安全なのでは?
私は実体験から自分で判断して引き返すことができましたが、そのままそっちの世界(思想)に行ってしまう人もいるのですし。
人が薦めたという先入観つきのものより、自分が興味を引かれるものを、どんなジャンルでも、触れ合っていくのが、人生の洞察を深める近道だと思います。
No.8
- 回答日時:
大学4年で私も似たようなことに興味があります。
卒論もそっち系です。まず、4大聖人(人類の教師)の人格と思想について研究してみてはどうでしょうか?
イエス、ブッタ、孔子、ソクラテス、(ムハンマド)です。
人生や人格についての深い洞察から何かを得られると思います。
あと、愛や親密性、老い、気分、死、まなざし、時間、悪、依存、寂しさ、美などについては、田中智志『臨床哲学がわかる事典』日本実業出版 がかなりオススメです。面白いです!
No.7
- 回答日時:
それならば、人間というもの知る、その認識を深めるというのはどうでしようか。
人間には昔から「道」という事が、言われています。人間とは、何か。人間は、いかにして生きるべきか?その答えが「道」です。それを、探求していく事は、自分を探求していく事です。自分を探求していく事は、自分を忘れる事です。
そして、自我意識を忘れたところのものが、もう一人の自分です。それを、知る事が「悟りを」開く事です。
それを、時代を超えて、現代まで、ずっと、伝え続けて来たのが「禅」というものです。禅は、全ての学問を推し進める「原動力」になります。禅は、人間の生命力の働きそのものです。
そういう訳で「鈴木大拙」先生の本をお薦めします。
判り難いです。時間が掛かります。そういう、欠点があります。
No.6
- 回答日時:
現実の問題が出発点です。
あなたが「ガン」で余命何年と宣告されたら、答えは変わってくるでしょう。あなたが、「お金持ち」で、何不自由なく生きていける人間なら、「悩みはない」でしょう。「お金で買えないもの」は、時間くらいでしょうか?新聞、ニュースをよく読んでください。国会で何が問題になっているのか、それは、自分自身にどう関係するのか?
各政党のホームページをひらいて、どこの政党の主張が、自分にピッタリくるか、判断してください。国政選挙、地方自治体の選挙でも、毎回、真剣に考えてください。それが決まれば、読む本が決まります。
春秋社「福岡正信」さんの本を読んでみませんか?「わら一本の革命」「自然に還る」など、数冊あります。自然農法を実践して、95歳になるはずです。日本では有名ではありませんが、世界的には「有名」です。
参考URL:http://www.shunjusha.co.jp/index.html
No.5
- 回答日時:
こんにちは。
「哲学」といいますのは「洞察のための手法」です。ですから、哲学を勉強したからといってこのような問題に答えを出すことができるというわけではありません。それは「前提を基に結果を出す」という作業でありますから、「前提となる認識」がなければ「哲学の手法」を身に付けても何の役にも立たないです。
哲学といいますのは「実験」や「観測」などによって得られない結果を求めるものですから、多くのひとがそれを万能の学問だと思っています。ですが、これは大きな間違いです。
実験や観測といいますのは「客観的事実」です。かつでは一緒に扱われていましたが、やがて他方がその発達によって分離してゆきましたので、近代哲学というのはどうしても自然科学の認識に目を向けなければならなくなってしまいました。従いましで、このカテに参加するひとの中にも勘違いをしているひとはいますが、科学や観測による事実を用いない哲学というものはもはやこの世に存在しません。つまり、客観的な前提を持たないものは哲学とは言わないわけです。
人生の本質を捉えるならばそれは生命活動ですから生物や医学の認識が必要になります。また、友情や恋愛などといった精神活動は脳科学によって解明されることですので、この先哲学ではその結果を無視して論議を行うことはできなくなります。
では、自分の死や他人の人生といったものは観測することができませんので、このようなものは他者の体験や論説を参考にします。そして、これに客観性を持たせるためには必ずや複数の題材を基に様々な比較・分類を行わなければなりません。ならば、そのためには相当量の時間が必要であり、哲学をかじっているたけでは到底埒が開きません。
このように、洞察力を働かせるというのは主観的な判断で満足することではなく、事実を基に冷静な結果を求める力を身に付けるということです。「哲学の手法」といいますのはこのために必要になるものであり、質問者さんがそれを知りたいと思うのでありますならば、まず前提となる幅の広い認識を身に付けなければなりません。
偉大な結論を出した哲学者というのはたくさんいます。ですが、それには膨大な知識が伴っていたはずです。簡単に真似のできることではありませんし、質問者さんが答えを出せるようになるのはまだ十年も二十年も先のことになります。
通常の場合、せめて自分の体験と比較できるようになるまでは誰も人生を語るなどというひとはいません。若いうちはただひたすら本を読み、それを学びます。大概のひとはみなそうしています。別に哲学を勉強するなと言っているわけではありませんが、人生、決して焦ってはいけないです。
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