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この言葉は、本来、幾何学に王道なし(ユークリッド)だと思います。なぜ、学問に王道なしになったのでしょうか。統計学のように王道のある学問もあります。

A 回答 (2件)

私はその意味を「苦労をせずに高見に登れる学問はない」と言う意味に勝手に理解しています。



ただし近道ならば知っています。これは、私の先生が教えてくれた抜け道です。その先生が言うには、
「学問の高みに登るには、ヘリコプターを使いなさい。自分の足で下から登って行ってはだめだ。途中で息切れがしてしまうから」
だそうです。

この言葉の意味は、
「その学問分野で超一流な先生の弟子になりなさい。正式にその研究室に入った公的な弟子でも、勝手に押し掛けて行って私的な弟子になるのでもでもかまいません。既に大成をしている先生は、それを目指して日夜励んでいる方よりもいろいろな意味で余裕があり、元気な人がこちらから出向いて戸を叩けば、余裕のない先生方より遥かに簡単に弟子にしてくれるものだ。超一流な先生は、何をどう理解したらその学問の核心に近づけるかを貴方に教えてくれるので、それを知っているか知らないかで、貴方のやる学問に雲泥の差が付いてしまう。」
だそうです。

もちろん、弟子に受け入れられた後、「石に齧り付き、血の涙を流す」努力が必要であることに変わりはありません。その意味では、相変わらず「学問に王道なし」といえます。

ついでに言うと、
「どんな学問でも途轍もなく複雑な問題を抱えているで、その分野の中のどんなにつまらない問題でも、それに一生、恍惚としながら、のめり込んで行ってしまう面白さを持っている。実はそれが、学問をやる場合の落とし穴であり、危険なところだ。学問を始めると、どんな問題をやってみようかという入り口を見つけることは、比較的簡単で、誰にでも出来る。一流な先生の違うところは、その落とし穴にはまり込まないように、いま現在のレベルでは、どこでその問題から手を引いて、その分野でまだ残されている他の重要な問題に興味を移して行くかのタイミングや出口を知っている。そして、それを貴方に教えてくれる。そのようにして幾つかの本質的な問題に関わる経験をした後に、場合によっては再び前の問題に帰ってくれば良いのだ。」
だそうです。

もちろん、これは私どものような凡人用の近道です。世の中にはアインシュタイン見たいに、自分の足で一気に上まで登って行けた人達もいましたが、まさか自分がそれに当たっている確率は、限りなくゼロに近いですから。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2008/06/07 20:59

王道には二つの意味があります。



ひとつは儒教(とくに孟子)から来た用法で、仁徳に基づく、儒家の理想とする政治をいい、覇道(武力・策略などで国を治めること)と対立します。

もう一つは英語で言えば royal road の訳語で、王様が通るにふさわしく、舗装され、きちんと整備された、歩きやすい、楽な道です。

ユークリッドが儒教を知っていたとは考えられませんから、学問については後者の「楽な道」「近道」を指します。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2008/06/07 18:33

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