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従来の私の理解では、寺院や城郭建築に見られる建物の側面から張り出した庇状の屋根だったのですが、大辞泉という国語辞典を見ると、次のような説明があります。

「通風・採光などのために、大棟の上に設けた小さい屋根」
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%8 …

これはたまたま本カテゴリの別質問に回答している最中に知りました。私としては、この説明は「腰屋根(スカート状の屋根)」と「越し屋根(切妻上の小屋根)」を混同している節があると思うのですが、いかがでしょうか。
それとも、私の認識違いだったのかなぁ・・・? ( ^^;

A 回答 (2件)

専門家ではないので、大辞泉という国語辞典にも載っていることもあり、「越し屋根」=「腰屋根」なのかとあまり深く考えていませんでしたが、この質問をみて、確かに「スカート状」だったら「腰」はフィットするけれど、上に乗っかっているのは「越し」ならわかるけど、「腰」じゃ変だということに気づかされました。



やはり、

  http://www.yorokeikoku.com/sight/golf/hanao/001. …

にあるような屋根が本来「腰屋根」というべきものなのかと思います。

  http://www.homeclip.co.jp/houhou/MameTisiki.Mame …

などの、イラストでも、上にのっかているものは、「越し屋根」となっています。「はかま腰屋根」というものもあるようですが、これはまた別物ですね。

ご指摘のように、本来の「腰屋根」は、「越し屋根」と混同されているようですが、専門家であるはずの工務店などのHPでも、多く、上にのっかているものを指して「腰屋根」と使われていますので、混同の具合はかなり深いといわざるをえないかと思います。辞書に採用される程に、混同されているというか、置き換わってしまっているのだと思います。

大辞泉で「ひさし」をみると、

 http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%8 …

本来的な「腰屋根」は「ひさし」になってしまっているのかと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます ( ^^

> 確かに「スカート状」だったら「腰」はフィットするけれど、上に乗っか
> っているのは「越し」ならわかるけど、「腰」じゃ変だということに気づ
> かされました。

やっぱり、jo-zen さんも変だとお思いになるでしょう? (笑)

「袴腰屋根」という名前を私は最近初めて知りましたが(ちなみによく見かけはします)、これについては使う人によって違う物を指すということはなさそうですね。

お礼日時:2008/07/24 13:15

建築用語は地方によって呼称が違うことがあります。

ですから一概に決め付ける事が出来ないのですけど。

私は建築にもう30年以上係わっていますが、私の経験の範囲で「腰屋根」というのは聞いた事がありません。ネットで調べると「腰屋根」というのはありますが、地方による呼称の違いか管理人の思い違いかではないかと思います。

建築用語で一番近いのが「越屋根」です。これはご質問者さん既にご存知の形だと思いますが、ケム出し(煙り出し)の為などに大きな台所(主に城郭・寺社などの台所)の上には必ずと言って良いほどこれが乗っています。親亀の上に乗った小亀の形をしています。

一方で屋根の位置が高い建物の場合、通常の屋根だけでは低い位置にある窓に横雨が振り込むおそれがあるので庇(ひさし)屋根を付ける事が日本では当たり前ですが、これが四方についていてお互いが繋がっている形の場合、あるいは四方の二階壁が一階部分の壁より少し後退している時に庇よりは流れの長い屋根が建物を回って付いているような場合、ちょうど広がったスカートをまとった様な形になりますね。これを称して「腰屋根」と言うなら形と呼称がマッチして判りやすいとは思いますが、これがごく一般的な呼称であるという自信が持てません。建築上で全国的に理解され言い習わされている言葉ではないような気がします。

この言葉が使われていた、その前後の文脈から高い位置にあるものがイメージ出来るか、又は目の高さよりは少し高い位置への言及と捉えた方が自然かで作者が二つのケースのどちらを言いたかったのかを考えると言う手もあるかと思います。

もうそれは建築上の問題ではなくて国語の文脈探りの問題になりますけど。

この回答への補足

ご回答ありがとうございます ( ^^

> もうそれは建築上の問題ではなくて国語の文脈探りの問題になりますけど。

と言うか、これは国語の質問そのものなのです。
かつて養蚕農家の家に付いていた通気用の屋根を越し屋根と言いますけれど、この「越し」は峠のピークの部分を乗越し(のっこし)と呼ぶことと関係があるのではないかと私は思っています。つまり、切妻屋根で二つの傾斜面が山形に合わさった部分を峠の乗越しに見立て、その部分に取り付けられた屋根だから「越し屋根」と呼ぶ・・・。そう考えれば、この名称は素直に受け入れることが出来ます。これが「腰」ですと、なぜそう呼ぶのか大いに悩んでしまいます。

一方建物の側面に張り出している庇状の屋根は、建物を人体に見たてた場合に腰の位置を囲んでいるために「腰屋根」と呼ばれると考えるのが自然でしょう。私は素人ですから現代の建築用語のことは知りませんが、この言葉はお城の天守や櫓、また寺院の楼門などの説明ではよく見かけます。

以上のことから、越し屋根と腰屋根を同一のものとして扱うのは、同音異義語を混同した結果ではないかという気がしてなりません。城郭や寺院建築が盛んだった時代の文献に、上記のような庇状の屋根を「越し屋根」と呼ぶ記述があれば大辞泉の説明も納得できるのですが‥ その辺はご存知ありませんよね? ( ^^;

補足日時:2008/07/24 12:12
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