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「小学校教諭を停職処分=児童たたき、不登校に」
 小学4年の女子児童(9つ)に体罰を加え、長時間怒鳴り続け、精神的ショックで登校できなくしたとして、県教委は男性教諭を懲戒処分にしたと発表した。事実関係はカレーが給食で出た際、環境教育の一環として、節水のために器をスプーンできれいにしてから返すように指示。児童が従わなかったため、「何か言うことないんか」などと怒鳴りつけて両手でほおを2回たたき、机や荷物を廊下に出した。さらに、下を向いて泣き続ける児童を1時間半近く努鳴り続けたり、廊下に放置したりしたもの。その後、児童は食欲不振や下痢などを訴えて急性ストレス反応と診断され、別の市立校に転校した。 
確かに・・・机や荷物を廊下に出したり、その後も執拗に責め続けたのは教育の範囲を逸脱した許される行為ではありません。しかし、家庭教育が崩壊し、親力の低下によって、学齢に沿った当然備わっているべき躾まで学校教育が担わざるを得ない事情もあります。全生徒へ出した指示に対し、指示にしたがわない生徒。生徒には従わなかった理由を述べる説明責任があるのではありませんか?反発を黙認すれば、他の生徒の統率・信頼関係にも影響が出ます。親を呼んで注意する・・と昔ならそういう選択肢が考えられましたが、今はモンスターペアレンツが跋扈する世の中です。私はこの事案について、どの程度の指導なら許されたのか、日常的にこのような状況とならないためにどうすべきなのかを皆さんで意見を出し合って考えてみたいと思っています。よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

今もって、「しつけのためには体罰が必要」という意見の方が少なからずいらっしゃるようです。



しかし、「怖いから指示を守る」という発想は大変危険です。
体罰を受けて育った子どもが暴力的な傾向を持つようになるという統計もあります。

指導の基本は発達段階に応じて、子どもが「納得」できるようにすることです。
この事例に即して言えば、例えば次のような手順が考えられます。
(1)「どうしてスプーンできれいにしないの?」と怒鳴らずに静かに質問する。
(2)「面倒だから」→班長や担任が一緒にやってあげる
 「時間がないから」→「今やらないと固まってとりにくくなっちゃうよ」
 「やり方がわからない」→「教えてあげるよ」
(3)できたら「きれいになったね」と一緒に喜ぶ。
小学校4年生に説明責任を負わせるのは無茶というものです。
むしろ、大人の側が「説明を聞く責任」があるのだと思います。

ご質問の文面からは、何故子どもが指示を守らなかったかはわかりません。
しかし、それを子どもに問いかけることで、子どもは指示に従う「納得」に近づくでしょう。
問いかけた指導者の側も、守らせるべき指示なのかどうかを検討するチャンスができると思うのです。

そんなに丁寧にできない、という意見もあるでしょう。
だとしたら、体罰してまで徹底させるべきではないというのが個人的な意見です。

何でもかんでも100%完璧にはできません。
指導項目を絞るということも大切な作業なのです。
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この回答へのお礼

ご回答有り難うございました。東国原宮崎県知事が教育現場でのげんこつを容認するような提案をして物議を醸し出しました。しかし、知事の本意は、新渡戸稲造の武士道や内村鑑三が著した日本人の美徳を取り戻すために抜本的に教育現場のあり方を見直すしかないという意味だろうと私は理解しています。教師の心理、それに向き合う児童生徒の心理、まさに人間関係は心理なのです。それを踏まえて、ラポール(ラポート)を構築していくことが今求められていると思います。そういえば・・・私も小学校3年の時、他の生徒の監督責任を問われてげんこつを3発もらい、3日間だけ登校拒否しました(笑)。

お礼日時:2008/08/12 12:24

この種のニュース記事は事実のほんの一部しか伝えていません。


なので、ニュースの記事だけ読んで判断するのは誤りですし、それをもとに、どうすべきだったでしょう、などという話し合いをするべきではありません。
あなたがすべきことは、この出来事の背景をよく調べることです。
この出来事自体を調べるのがむずかしい場合は、身近の教育現場でこういうことがあるかを調べることです。具体的には先生、生徒、親に取材する。
こういうニュースが出ると、先生が悪い、とか、親が悪い、とかいってカタルシスを味わいたい人が喜びますが、それでは何も解決しません。人に話し合わせるのではなく、自分で調べましょう。
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この回答へのお礼

ご回答有り難うございます。おっしゃるとおり、患部とその状態、そして患者の全身の状態が把握できなければ執刀できません。しかし、離島でへりも派遣してもらえない条件下で最善を尽くすためには否定形だけだと患者を見殺しするということにもなりかねません。限られた条件下で何ができるか・・・限定的な議論になってしまいますが批判だけでなく、この事例から学べるところは学んでいきたいと思っております。

お礼日時:2008/08/12 12:16

事を考える時は、常に平等な目線でなければ、良い成果は生まれないと思います。


このご質問内容では、ご質問者様の視点や意見が教職者側に偏っているように見えます。

教師の暴力はいまや日常的によく見かけるニュースで、教頭が未成年買春とか、教師が万引き(窃盗)とか、
親たちは、教職側が親たちの不満を並べるより先に、自分たち同職の人間の道徳を考え直すべきだと思う人もいるでしょう。

そういった教職者(最低限「人」としても)常識やモラルの無い人間もまた「親」であるケースが多いのです。

多くの教職者には、教職者の望む「親力」が備わっていて、
そのお子さん方は、ご質問にある >学齢に沿った当然備わっているべき躾 が備わっているとでも思っていらっしゃるのでしょうか。

某首相のお孫さんが、いわゆるおバカキャラとして(バカという言葉は個人的には嫌いです)タレント活動をされていますよね。
首相一家が教育しても所詮あの程度ですから、ご質問者様の思う「親」という立場の個々に、多くを望むのは矛先が違う気もします。

>この事案について、どの程度の指導なら許されたのか
>日常的にこのような状況とならないためにどうすべきなのか

この事案は、節水への理解が無かった事に起因すると思われ、飲料水が常に不足している状況下では起こらなかった可能性の高い事案です。
理由がそうであれば、子供に節水を理解させる為の家庭と学校での連携的な指導をすればこのような事案は起こりません。

しかし、この教師は、普段から日常的に「怒鳴る」等の威圧が多いという意見もあるそうですから
一概に、節水への理解ができていないだけが原因だとは思えません。

「日常的に威圧の多い教師にストレスを感じ、反抗的になった」事も考えられます。

>全生徒へ出した指示に対し、指示にしたがわない生徒。生徒には従わなかった理由を述べる説明責任があるのではありませんか?

指導に従わない生徒に説明責任を問う前に、なぜ指導に従わないのか、教師側に落ち度がなかったのかを考えるべきです。

そして、教師側に落ち度があればまずはそれを改善する事を述べ、先に考え、説明し、謝罪する事を教えるべきではないでしょうか。

教師は教科書指導のみ、家庭での躾が悪い…は、子供にとっては、先生には絶対服従のような印象です。

文中では、問題の根本的な原因を、 >家庭教育の崩壊や、親力の低下によって と書かれていますが、
それだけでなく、教師の指導力の低下も「同時に」問題にするべきです。

教職側が、自分の事は棚にあげ、親の批判ばかりしているのですから、
子供は不平等を学習し、学力・常識力低下の悪循環になるのは当然でしょう。
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この回答へのお礼

ご回答有り難うございます。教員は激務です。「二十四の瞳」はあの状況の中での教師と生徒のふれあいに胸にこみ上げる感動がありますが、今は・・価値観も多様化し道徳観念も崩壊したかのような危うさ、そして社会全体に苛立ちが蔓延しています。私は教員ではありませんが、一人の多動児によって教師が精神疾患となり入院、娘のクラスが崩壊したのを見てきています。先生を批判するのは容易いですが、「七十二の瞳」に向き合う教師の立場でも一度は考えてみるべき問題かと思い質問させて頂きました。教師と生徒のラポール(ラポート)を築くのは難しいですね・・・。

お礼日時:2008/08/12 12:10

実際は子供が何らかの理由で強硬にずっと反発し続けたためにそうなったんでしょうが、その事実や理由を書くと、読者に罪人批判というカタルシスを与えられないため、記事では伏せるのがセオリー。



多分ポイントはここで、「何らかの理由」「反発しつづける」。
って事で「理由に沿った代替案を考える」ってプロセスが欠落しているって事ではないかと。

代替案がないから、教師は罰を与える事で強要するしかない
代替案がないから、子供は反発するしかない

そう思えば必然の結果ではないかと。


実際妥当な代替案を考える方が大変なんです。
その大変さを体験させるのも教育だと思いますしね。
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この回答へのお礼

ご回答有り難うございました。マスコミ報道の限界と問題点を極めて冷静に論評していらっしゃいますね。私は教員ではありません。私がこの質問を書いた趣旨は・・ある提示板でまるで魔女狩りのようにものすごい勢いで、その教員をあばきたて、糾弾する集団心理とも思える書き込みがあったからです。物事には両面があり、結果には必ず原因があります。冷静にその辺を意見交換してみたかったのです。そして、このやりとりを通じて見ている方々にもいろんな角度で考えて欲しかったということです。単純に批判するのはたやすいですが、時として短絡的になりがちですので・・。

お礼日時:2008/08/12 12:00

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