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英語の時制が12個あるのは知っています。でも、日本語の時制はいくつあるのでしょうか?

A 回答 (2件)

ん?


英語の時制は12ではありませんよ。
おそらく、過去、過去完了、過去進行形、過去完了進行形、現在、現在完了、現在進行形、現在完了進行形、未来、未来完了、未来進行形、未来完了進行形、の12のことを言っているのでしょうが、これは「時制(テンス)と体(アスペクト)」の組み合わせパターンです。
文法書では過去完了などを「時制」として扱っているかもしれませんが、厳密に正しくないということを覚えておいて下さい。

アスペクトというのはどういうものかというと、その動詞の行為がどのような状態にあるかということであると言えます。例えば「~しはじめたがまだ終わっていない」とか「~しようとしている」とか。
実は、<完了>や<進行形>というのはアスペクトの中の一部でしかないのですが、これは英語の概念の上での話です。

で、アスペクトの話はさておいて、英語において時制(テンス)は三種類、過去・現在・未来です。
では、日本語ではどうでしょうか。

「わたしは答える」→現在・未来
「わたしは答えた」→過去

ちなみに「わたしは答えるだろう」という、英語の未来形を翻訳したものは、「だろう」が別な働きをする助動詞であり、必ずしも未来時制にはなりません。
例えば、「これからわたしは答える」という風に言えば未来時制です。「いつもわたしは答える」と言えば習慣を述べる文になり、時制を超越します(現在の習慣と捉えることもできるでしょう)。

そういったわけで、日本語の語形の問題上では時制は2つですが、概念としては過去・現在・未来の3つがあると言えると思います。

日本語の古典文法を考えると、「過去の助動詞(き・けり)」はありますが、「未来の助動詞」なるものはありません。もしかすると現在と未来の区別がなかったのかもしれません。むしろ「現在の助動詞」がないと考えることもできます。西洋文明の流入する前の日本人の「時」の概念は「過去」と「未来(現在)」、そしてそれ以外の普遍的真理など無時制のものに分類されると言えるのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

あ、そうなんですか。多くの先生が過去完了などを時制として扱っているのでそう思っていました。

「これからわたしは答える」「いつもわたしは答える」

このように「答える」だけを見ると同じ形なので数えていいものなのか迷っていました。では、これからは一応過去・現在・未来の3つだと答えることにします。ありがとうございました。

お礼日時:2002/12/11 14:01

日本語には、英語の時制に対応する概念はありません。

たとえば英語の場合、時制というのは動詞(または助動詞)の活用形で決まりますが、日本語の場合は動詞の活用として未然、連用、終止...などがあるだけで、現在形とか、過去形という形ではありません。
そもそも、時制という概念そのものが、西洋語の研究において出てきたものですから、それを日本語に当てはめようとすること自体無理があります。
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この回答へのお礼

あー、やっぱり。質問されたのですが、いくら数えようとしてもうまくいきませんでした。ありがとうございました。

お礼日時:2002/12/11 13:55

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