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木造2階に於ける隅角部では、2階は外倒し方向に1階は内倒し方向に
筋交いを入れますが、構造力学的に真逆の方向(2階を内倒し、1階を外倒し方向)に入れた時との違いや、その影響を文章で表現できる範囲で具体的に教えて下さい。
どなたか宜しく御願いします。

A 回答 (3件)

補足について


そのとおりナンセンスです。
筋かいを入れる場合は、それぞれの階に置いて、各々の耐力壁線上でバランス良く配置するのが基本です。
何回も書いていますが、地震力や風圧力の水平力は、方向が左右に入れ替わり繰り返されます。
耐力壁線上に配置する筋かいは、各方向に最低2本入れるのが基本です。
耐力壁線上には、常に偶数本の筋かいの配置が基本なのです。
耐力壁線上の一箇所(910mm)にしか入れられない場合は、タスキ掛けに入れるという事です。
一般的には、上階の上隅に筋かいの上端がくるように配置するのは、当たり前のように言われていますが・・・
必ずしも上階の上隅に筋かいの上端が無ければならないという事は無いのです。
平面計画上、必ず上階の上隅に筋かいの上端がくるようには、平面計画出来ない場合もあるのですから。
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この回答へのお礼

大変良く解りました。
お忙しい中、有難うございました。

お礼日時:2008/08/19 16:48

追記します。


>構造力学的に真逆の方向(2階を内倒し、1階を外倒し方向)に入れた時との違いは?
違いはありません。
地震力や風圧力の水平力は、一定の方向からではありません。
先に書いたように、筋かいに掛る水平力は、方向が入れ替わり繰り返されます。
筋かいは、各々の方向に、互い違いにバランス良く配置するのが基本です。
従って2階は外倒し方向に1階は内倒し方向に筋交いを必ず入れ無くてはならないという決まりは無いのです。
真逆の方向2階を内倒し、1階を外倒し方向に筋かいを入れても良いという事です。
ご参考まで

この回答への補足

早速のご回答ありがとうございます。
軸組の外壁面に構造用合板等を張らない場合には、殆どの施工に関する書籍には(二階建ての場合)建物の隅角部は「腰のくびれた」姿のように入れるのが良いとされているのが不思議です。
ある書籍では木造の筋交いの接合部は引張りに弱いから2階の隅柱との接合部には圧縮力をかける様にそうするというものもありました。
ただ、それを力学的に説明する書籍は未だに見ていませんが・・・
現場施工で壁量の充足を満たしていても、「入れ方」に意味があるという事が未だに書物等でもまことしやかに言われているのはナンセンスという事でしょうか?

補足日時:2008/08/19 13:16
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2階の外倒し方向に入れた筋かいは、水平力を外側から受けると圧縮力がかかり、逆の場合は引張力がかかります。


1階の内倒し方向に入れた筋かいは、上記の逆となります。
地震時の水平力の方向は、入れ替わりの繰り返しとなります。
木材は、一般に引っ張りに強く、圧縮は引張に比べて弱い事はお分りと思います。
構造計算にて、断面算定する時は、圧縮力を基にして断面算定します。
筋交いの入れ方の決まりは、ありません。
各方向に対して、バランス良く配置する事が基本中の基本となります。
建築基準法同施行令第46条の構造耐力上必要な軸組計算をよく覚えるようにしましょう。
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