No.14
- 回答日時:
No.12です。
補足します。私が示したリンク先をよく読めば理解していただけると思いますが、「在日外国人215万人」の内訳は、
・1位、中国(台湾・香港を含む): 60万9000人
・2位、韓国および北朝鮮: 59万3000人
・3位、ブラジル: 31万6000人
・4位、フィリピン: 20万2000人
以上のようになっております。
韓国・朝鮮国籍の在日は、1995年以降、毎年1万人規模で日本国籍取得が進んでいるために減少しており、昨年ついに中国人の人数に抜かれたのです。
なお、「日本国の構成員」という定義における外国籍の人の扱いは、「行政サービスを受ける人」か「参政権を持つ人」かが議論の分かれ目になると思われます。
行政としては、外国籍を持ち、日本語が不十分な人であっても、行政サービスをしなければなりません。
事実、東海地方から関西地方にかけての多くの県では、ブラジル人の子供にポルトガル語に訳した教育を受けさせることに、知恵を絞っています。東京などの大都市では、ゴミの出し方が日英中韓の4言語。地域によっては、これに南米人向けのポルトガル語とスペイン語が加わります。
災害時になれば、これらの人々も安全地域に避難させる義務があります。これには公共交通機関やコンビニ等も協力しており、ちょっと注意して看板や掲示を見れば、ほとんどの表示が複数言語で書いてあります。
言うまでもありませんが、国土交通大臣は公共交通機関の安全運行や、災害時の住民避難を指示監督する責任があります。
その立場の国土交通大臣が、「日本は単一民族だ」という認識では、やはり困ります。「外国籍や異民族は知らないよ」では、大臣を任せられないのです。
参政権がなくても、日本に来て住んでいるのですから、安全な生活を保障する責任があります。外国人も、給料を貰えば所得税が引かれるし、買い物をすれば消費税を払うのです。
No.13
- 回答日時:
国家の構成員=国民の中に、在留している外国人は含まれません。
ちなみに日本国憲法にその旨規定されております。
http://www.houko.com/00/01/S21/000.HTM
第10条 日本国民たる要件は、法律でこれを定める。
「**国の民族構成は・・・」
という話をする場合に、在留している外国人は含めないのが「常識」です。
また「平成19年末、外国人登録者数は215万人」の相当数は在日韓国朝鮮人と思われますが、彼らの「言語」「宗教」「生活様式」は果たしてどうでしょう?これは、日本に戦前から住んでいる華僑についても同様です。例えば、現在も中華民国(台湾)の国籍を維持している王貞治氏です。
「言語」については確実に、「生活様式」については概ね確実に、日本国民のほとんどを占める大和民族に同化しているでしょう。在日の方が韓国に行くと、自分たちと「本物の韓国人」との「生活様式」の違いの大きさに唖然とする、というのは良く聞く話です。また、日本で生まれた在日韓国朝鮮人は母語が日本語であるのが普通のようです。
戦後20年もしない時期に行われた「北朝鮮への帰国事業」で北朝鮮に「帰国」した在日朝鮮人たちが、日本で身につけた「言語」と「生活様式」のために非常な苦難に遭い、北朝鮮の恐怖政治の常識を知らないために多くが強制収容所へ送られてしまった、という悲劇がありました。韓国朝鮮人の「日本人化」は、1950年代、彼らが日本で貧困と差別に苦しんでいる間に相当程度進んでいたわけです。
在日韓国朝鮮人のように「外国で生まれ育ち、その国に同化しており、在留国の国籍を取得できるのに、父祖の国の国籍を保持している」集団は世界的に見ても稀です。日本国籍を持たない在日韓国朝鮮人の多くは、法的な日本国民ではないですが、「外国籍を持つ大和民族」と言っても良いかもしれません。
No.12
- 回答日時:
今の日本国に、「大和族」以外の民族が何万人住んでいるか、統計を見て判断してください。
率直に言って、「間違い」です。こちらは、法務省・入国管理局が、今年の6月に発表した統計です。
http://www.moj.go.jp/PRESS/080601-1.pdf
「平成19年末、外国人登録者数は215万人」「我が国総人口の、1.69%を占める」
「215万人」という人口は、県で言うと多い方から数えて17番目くらいです。2005年の国勢調査によると、16位の長野県が219万人、17位の岐阜県が210万人でした。
外国人で最も多い中国国籍の人は、60万人。これは、人口最下位の鳥取県と、ほぼ同じです。
ここに示した数字は、法的に正規に日本国に在住し、役所に外国籍として登録している人です。「日本国籍」は無くても、「日本国の住民」なのです。
外国から日本国籍に変えた人は入っていませんが、外国籍のままでも「日本の人口」に含められているのです。
リンク先の記事と見出しを、よく読んでください。法務省入管局が、この215万人という数字を「我が国総人口の、1.69%を占める」と書いているのです。
東京都には38万人、愛知県には22万人、大阪府には21万人の外国籍の人が住んでいます。みなさんが住む市の人口と比べて、どちらが多いですか?
これらの人々は、各都道府県や市町村の公的人口に、ちゃんと含まれているのです。
華僑や在日韓国人を単一民族論から除外することは、問題のハグラカシです。
これらの外国人を「日本国の構成員」ではないと主張することは、出身県に本籍地や住民票を残したまま東京で生活する人に、都知事あたりが「江戸っ子と多摩っ子以外は東京人と認めない!」と発言するようなものです。彼らの働きがないと、東京も日本も成り立たない社会になっているのです。
(ちなみに、石原慎太郎知事は、父親が海運会社の人だったので、神戸で生まれて小樽に育ち、小学校高学年から学生時代まで神奈川県で生活しています。)
私の経験で言うと、とくに日本で「新3K職場」と言われる「IT産業」で働いている中国人が、非常に多くいます。しかも、実際は仲間と独立して会社組織にして仕事している人が多く、必ずしも貧乏ではないのです。昨日の土曜に、ある国際交流系フリートークに出席しただけでも、その職種の中国人に3人も出会い、詳しい話を聞きました。
さらに大きな問題は、中山(前)大臣が問題発言をした場が、国土交通大臣として「外国人観光客を、どう呼び込むか」という議題の会議だったことです。
私は都心在住ですが、中国人や韓国人を主体とする外国人観光客や買い物客を見ない日は、1日も有りません。このような大切な「お客様」を増やす会議をしているにも関わらず、「単一民族」発言をすることは、旅行業者を指導する立場の国土交通大臣としても、極めて不適切です。点数「マイナス100点」を差し上げたいと思います。
なお、アイヌ民族もいますけど、絶対数が少なく「23,000人」しかいないので、私の回答には含めません。
(参照:北海道白老町「アイヌ民族博物館」)
http://www.ainu-museum.or.jp/nyumon/nm01_gai3.html
参考URL:http://www.moj.go.jp/PRESS/080601-1.pdf
No.11
- 回答日時:
「民族」を定義する基準として
「言語、宗教、生活様式」
を挙げるのが「常識的な考え方」です。
この基準に照らしますと、現在の日本は「単一民族国家」と言って差し支えないでしょう。
* 日本国籍を有して日本に住む人で、日本語を使わない人は極めて少数です。
* 日本には信教の自由がありますので個々人の宗教はさまざまですが、圧倒的多数が、かつて山本七平が「日本教」と定義した
「神社に初詣に行き、お寺で法事を行い、結婚式はキリスト教式でやり、クリスマスを祝う」
世界的にも珍しい「他宗教を並列的に受け入れている」形態を取っています。
* 生活様式は貧富の差はあれども北海道から沖縄まで似たようなものです。
明治時代の北海道のアイヌ人の記録を読みますと、彼らが当時の日本人(大和民族)とはまったく異なる「言語・宗教・生活様式」を持つ「異民族」であったことが分かります。
資料の例:
イザベラ・バードの日本紀行 下
講談社学術文庫 1872
イザベラ・バード/〔著〕 時岡敬子/訳
http://www.7andy.jp/books/detail/-/accd/32068395
(この本は上下巻ですが、下巻に、1878年にバード女史が北海道のアイヌの村を詳細に観察した記録があります)
しかし、現在では、自分がアイヌ人であると認識する日本人(公にしているかは別)は2~3万人に過ぎないといわれており、かつそれらの人々も、少なくとも「言語」と「生活様式」については大和民族に同化しているのが現実であるようです。
仮に、「言語」と「生活様式」については大和民族に同化しているとしても、「アイヌ人は大和民族ではない」と認識するとしても、その数は日本の人口の0.025%程度です。
日本国民の99.975%が、「言語、宗教、生活様式」を共有しているのであれば、「日本国は単一民族国家である」と言って差し支えないと考えます。
琉球の人たちについては、明治時代はじめの時点で、「言語」「宗教」「生活様式」の三点で、「異民族」と言えるほどの大和民族との違いがあったとはいえないので、ここでは考えません。そして、現在の沖縄県民が「大和民族ではない」といえる状態に全くないのは皆さんがご承知のとおりです。
なお、日本の歴史上、奈良時代以前にさかのぼれば、「朝鮮半島や中国からの帰化人もどれだけいるか分からない」のは確かにそのとおりですが、それらの人の子孫は既に大和民族と完全に「言語」「宗教」「生活習慣」を同一にしており、大和民族に同化されていると言えます。
たとえば、埼玉県にある「高麗神社」の神主さんの一族は、古代の高句麗の王族の血脈を現代に伝えているそうですが、この一族を「大和民族
ではない」と考えるのは無理でしょう。
あるいは、司馬遼太郎氏の「故郷忘じがたく候」で有名になった、16世紀の朝鮮出兵で島津家によって薩摩に連れて来られ、鹿児島藩の郷士の身分で陶磁器を作り続け、明治維新後は鹿児島県士族に列せられた人たちがいます。これらの人たちも「大和民族ではない」と考えるのは無理でしょう。
No.10
- 回答日時:
ぼくたち一般人が発言するのは構わないけど大臣が公式の場で言う言葉ではないと思います。
大臣の立場は重い。その発言は重い。傷つく人たちがいる以上、発言を控えないといけないです。問題となっている三つの発言のうち、わたしがダメと思うのは単一民族だけであとの二つは支持します。正しいことを言ってくれました。大臣であることを考慮してもあとの二つは良かった。
No.9
- 回答日時:
「単一」ってそもそも何やねんという話です。
単一ってのは、結局、どれも同じってことで、
単一均一、どこをきりとっても変わらないというのは
大量生産された工業製品のごとくで、
個々の個性や特異性を無視する考えであって、
これが民族に用いられれば、単一民族とはつまりは
取るに足らない、平凡極まりない退屈な民族ということになる。
要するに、「日本は単一民族国家である」という人は
日本民族を”侮辱”しているのに他なりません。
文化・習慣・言語・方言の多様性は、言うに及ばず、
深みのある民族性は、単一のどころか、複雑であり、極めて豊かです。
それを金太郎飴のごとく単一だなんて、馬鹿にしているもいいところだ。
「単一民族論」てのはもともと神話学の用語としてあるのだけど、
結局、言葉の内容をよく吟味しないで、馬鹿な政治家が聞きかじった専門用語を
理解もできてないのに、これみよがしに使っているといういい例でしょう。
日本の国家として、民族としての、多様性を考えれば、
単一などというのは非常識です。
そして国際化が始まって20年は経とうという現代において、
19世紀の間違った発想である民族国家思想のごときカビ臭い思想を持ち出し、
多様な国籍・民族が日本国籍を有するという現実を認めないのは
ただの現実逃避でしかありません。要するにこういうこと言う時点で
キン肉マンの肉マークのように額に「馬鹿」のしるしがついているようなものということ。
No.6
- 回答日時:
発言の正しさの基準として2つ考えられます。
一つはその言葉が正しいかという視点、もう一つはそれを口に出すことが正しいかという視点です。人間常にお世辞を言えば良いのであればこんな簡単なことはありません。しかし時には考えの違う相手に別の考えを伝える必要があります。考えが違う人に向かって「日本は単一民族国家である」などと不正確な事を発言すると、ではラモスは日本人ではないのか、アイヌ人はどうなのか、という瑣末な定義合戦が始まります。言っている方は、ほとんどそうだ、という軽い気持ちで(粗雑な意識で)言うのですが、言われる側はこれがビンビンと神経にこたえるものです。これをもしも「日本人の大部分は日本民族である」と言ったならば、この言葉は数学的な正しさを持っており、考え方の違う人たちにも受け入れざるを得ない事実であり、「では日本民族以外の少数はナニか」という議論の発展があります。大部分がそうだ、と言う話を、AAはBBだ、という誤った数式に置き換えてしまうのは、言っている側には誤差という認識でも、言われる側には侮辱となることがあるわけです。近所の居酒屋で気勢を上げる時には事実であった言葉が、考えの違う人の前で話したり、それがマスメディアに載ったり、あるいは海外に伝わった場合には、ぜんぜん事実では無いということになります。言われる側の気持ちというのは、言う側から予想も出来ないほど敏感で傷つきやすいものです。大勢の前でしゃべる機会がある人間はそれを知る必要があります。「大阪の人は面白い」「鹿児島県人は焼酎を飲む」「女は運転が下手だ」「男は家事をしない」ぜんぶウソです。考え方の違う人の視点から見てもその言葉が正しいかどうか。言葉の数学的な正しさと言うのは道徳の問題ではなく、議論の技術として必要なことです。
もう一つは、それを口に出すことが正しいかどうか、という視点です。こんなことは私が説明する必要がありません。ラモスに向かって「日本は単一民族国家です」と言うのは、ブラジルに帰れ、と言っているようなものでしょう。これは仮にその言葉が正しかったと仮定しても、それを言うことが間違っています。おっぱいが小さいですね。月給が少ないですね。太っていますね。つまらない仕事ですね。お父さんは実はガンなんですよ。・・・だってホントの事でしょ、というのでは小学生です。発言者は常に自分の声がどこまで届くかを意識する必要があります。「心臓移植なんて、俺は他人の心臓で生きるくらいなら死んだほうが良い」 この言葉は美しい詩であるかもしれませんが、心臓病で手術を待っている16歳の少女の耳に届く可能性があるかどうか、これを言う前に考える必要があることはあきらかでしょう。
中山成彬は、高校の成績がどうだったかは知りませんが、上記2つの視点から発言者としては落ちこぼれです。おそらく、取り巻きに受ける話題がそのまま日本中で受けると勘違いしたのでしょう。しかし、彼を見習うべきなのかもしれません。多数に迎合して調子の良い事を言い、少数を傷つけて省みないと言うのは、首相、大臣、東京都知事、大阪府知事など見ても現在の日本ではスターです。
No.5
- 回答日時:
否、に決まっているじゃありませんか。
現に、ウタリ協会が抗議をしましたし、沖縄だって以前は琉球民族と言っていたんですから。
韓半島や中国からの帰化人もどれだけいるか分からないんですよ。
帰化して何代か経てば何人だったかなんて誰も分からなくなるんですから。
このグローバルであらゆる人種の交流がさかんな現代に単一民族なんて世界の何処にもありません。
中山何とか言う大臣、頭の中にカビでも生えているんじゃないでしょうか?
カビは広がりますから、気をつけましょう!
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