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つい先日、アメリカには戸籍という制度がないと聞きました。ウィキで調べてみると、どうやら戸籍は日本や中国あたりの独特の制度だとか。
そこで、その他の国(アメリカやイギリスなど)での戸籍に代わる制度ってどんなものなのか、どなたか知っていらっしゃる方教えてください。
お願いします。

A 回答 (4件)

ご質問の通り戸籍制度があるのは、中国以外は日本が戦前に統治していた韓国や台湾等です。

(台湾では戸籍制度は運用停止虫、韓国は一昨年から戸籍制度から個籍(個人管理)へと移行)。

「戸籍」とは「日本国民についての身分関係を公証するもの」とし、親子関係や婚姻・離婚、死亡などを証明するものです。また、日本に住んでいても外国籍の人(永住権者)と皇族には戸籍がありません。

もともと中国で戸籍は、支配者が被支配者を管理するための制度で、
インドのカーストに代表される身分制度や古代ローマに於ける奴隷の登記制度と同じように、その身分にある「家族」を登録する制度でした。

日本の現在の戸籍制度は、
明治5年に「戸主と親族」を主体とし編成された制度で、
明治19年に「家単位」に、「戸主を中心としてその直系・傍系の親族」をひとつの戸籍に記載する様になり、
これが昭和23年から「家単位」から「夫婦親子の単位」に変更された物です
戸籍の「戸」とは「家」のことで「家制度の名残」です。


>その他の国での戸籍に代わる制度ってどんなものなのか
多くの国に於いては、「家」を基本にした「戸籍」ではなく、「個人」を基本とした「個籍」制度になっています。
おおざっぱな言い方ですが、日本の「住民登録」「外国人登録」のようなシステムを利用します。
これは、アメリカのSocial Security Numberに代表される「個人を特定する」制度で、家族関係を基本とはしていません。
登録されている事柄は 個人を特定するために必要な、氏名、国籍、出生地、生年月日、住所などです。


ところで、戸籍制度が本当に必要な制度かどうか度々議論されています。
戸籍謄本などが必要なのは婚姻、出生、死亡、相続など家族関係を証明する場合だけですが、これなら住民登録制度を少し改変するだけで充分対応できます。
実際問題として、戸籍を持たない外国籍の人も困ることなく、これらの法律関係を処理しています。

なお、パスポート申請の際に戸籍謄本(抄本)が必要なのは日本国籍を証明するためです(戸籍があるのは日本人だけなので)
 
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

わたしにとっては家族関係の分かる戸籍は当然のものだったのですが、それが必要かどうか議論されているとは知りませんでした…。

お礼日時:2008/10/11 18:45

戸籍がないのですからそれに代わる制度はないと言うのが正解です。


定住型国家である日本の制度は国籍⇒戸籍⇒住民基本台帳(外国人登録)⇒滞在許可と言うトップダウン式の行政の流れ(この流れと別に社会保障の制度、納税制度がありSSNとは本来このために個別に割り振られた番号のことです)で戸籍があれば国籍取得できるのではなく、国籍があると戸籍が作られると言う流れです。
対して移民形国家であるアメリカの制度は滞在許可⇒就労許可(SSN取得)⇒永住許可(グリーンカード)⇒市民権=国籍と言うボトムアップ式(例外的に抽選によるグリーンカード取得制度もあります)と成っています。
ご覧のようにSNNと戸籍は性質の全く異なった制度であり、根本的制度が正反対の制度に代わる制度などないのですよ。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

Social Security Numberですか。聞いたことはあったのですが、皆さんの回答をみると、日本の戸籍制度とは本当に正反対ですね。
国家の性質によって個人を特定する制度がこうも違うとは…。

お礼日時:2008/10/11 18:43

Social Security Number というのは


本来は社会保証を受けるための登録番号であり
同時に納税のための登録番号ですが
戸籍のないアメリカでは
個人を特定する唯一の方法です。
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ソーシャル・セキュリティ・ナンバー(社会保険番号 )です。

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