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はじめまして。ど素人が天体観測を始めようとしているのですが、ポルタ2 R130SFがいいと思いました。セットになっている接眼レンズはPL20mm(33倍)とPL6.3mm(103倍)なのですが
接眼レンズを変えたとしたらもっとよく見えますか?口径×2倍まではOKと本にのっていました。変えるとしたら何mmのをかったらよいのでしょうか。お願いします教えてください。

A 回答 (4件)

> 接眼レンズを変えたとしたらもっとよく見えますか?口径×2倍まではOKと本にのっていました。



「ポルタ2 R130SF」の場合、、、
・星雲や星団などの観測ならば、より素晴らしく観察できると思いますが、星雲や星団などの観測に高倍率はあまり必要としません。
だから、口径×2倍と言うのは、あまり意味が無いように思います。
・木星や土星などの惑星の観測の場合、思い通りの映像は得られません。

天体望遠鏡には、主屈折系にガラスレンズを使用した屈折望遠鏡と、主屈折系に凹面鏡を使用した反射望遠鏡の2種類があります。

「ポルタ2 R130SF」は、反射望遠鏡です。
反射望遠鏡の凹面鏡のカーブは、超高級品を除いて、球面です。
球面鏡には球面収差という、大きな欠点があります。
http://www.netlaputa.ne.jp/~kurosaki/Contents/Ca …
反射望遠鏡は、球面収差の影響により、フレア(ハロ)が取り囲む、鮮鋭さを書いた像となるため、土星のリングが上手く分離しない、像のみじむ欠点があります。

その反面、集光力が高く、暗い星雲や星団の観測に向きます。
星雲や星団などの観測ならば、0.1mmの像が0.2mmに、にじんでも、ほとんど影響は無いため、反射望遠鏡は星雲や星団などの観測向きの望遠鏡です。

屈折望遠鏡は、主屈折系にガラスレンズを使用し分解能の高い映像が観測できます。
欠点は集光力が低く像が暗くなります。
主屈折系にガラスレンズを使用するため、色収差が発生します。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%89%B2%E5%8F%8E% …
画像が高精細である反面、色収差により惑星が実際よりも赤く見えたりします。
多少、月や土星、木星が赤く見えても、現実的には、観測にはほとんど影響はありません。
このため、月面クレーターや惑星観望に威力を発揮するのです。
欠点は、集光力が弱いため、暗い天体の観測には不向きになります。

天体望遠鏡の選択は、観測目的により変わります
月や木星、土星などの惑星が目的ならば、屈折望遠鏡&高倍率接眼レンズ。
星雲や星団などの観測ならば、反射望遠鏡。
以上のような基準で天体望遠鏡を選ばれるのが良いと思います。
そして、反射望遠鏡では高倍率の接眼レンズは、観測目的からして、あまり意味が無いように思います。
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No2の者です。


何度もすみませんが、書いてから重要な部分を忘れていた事に気がついたので、余計なお世話かもしれませんが追記を。

天体観測を今から始めようとしていて、更に今までに望遠鏡にふれて実際に天体を入れた経験が浅い場合は、反射望遠鏡よりも、屈折望遠鏡の方をおすすめします。
屈折望遠鏡の方が多少高くはなりますが、天体を入れる場合の扱いやすさは段違いです。理由は、屈折の方はアイピースからのぞく方向と実際に星がある方向が一致していますが、反射は一致していないからです。なので、反射の方は屈折よりも扱いに慣れが必要になります。
あと、反射望遠鏡の方が空気の流れに敏感なので、先ほど書いた、空気の揺らぎにより見えにくくなる現象も受けやすくなります。

この他にもいくつか違いはありますが、もし多少値段が上がるぐらいはいいのなら、屈折式望遠鏡の方をおすすめします。
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この回答へのお礼

わかりやすい回答ありがとうございます。
まだまだ勉強不足です、購入時の参考になりました。

お礼日時:2008/10/19 10:20

私はもうかれこれ8年近く天体観測をしているものです。



そうですね、理論上はあなたの言うとおり、望遠鏡の口径の2倍までの倍率までは見ることが可能です。その考え方で言うと、接眼レンズ(望遠鏡の場合はアイピースと言うことが多い)は2.5mm(260倍)の物まで可能なことになります。
しかし、現実はそうもいきません。No1の方がおっしゃっているように、空気の揺らぎのこともありますが、それ以上に、アイピースの焦点距離を短くすることにより、集光性が悪くなることが原因です。つまり、焦点距離を小さくすることで、レンズ内に集められる光の量が減るのです。そうなると、いくら倍率がよくて詳しく見られたとしても、暗すぎて像として見えないのです。
このことが原因で見える限界が口径の2倍までといわれているのです。そしてこの2倍というのは、見える限界を想定して言われているので、実際には目のいい人であっても、観測場所の周りの光量、観測時の気候条件などによりそこまで暗くなった像は見えないものなのです。

そして結論から言うと、一概にこの焦点距離の物がいいとは言えないので、まずは付属のアイピースだけで試してみることをおすすめします。
そして、6.3mmのアイピースの方で様々な星を見たときに、自分にはまだ暗い物でも見える、と思えるなら、少し焦点距離の短くした物を買ってみればいいと思います。

あと、これは追加ですが、もしアイピースを初めてお買い上げになるときは、NIKONのオルソスコピックというアイピースをおすすめします。これは視野口径(のぞくことが可能な範囲)が広く(つまり見やすい)、非常にお勧めです。
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昔、ビクセンの口径15cm位の反射型望遠鏡を子供にせがまれて購入しましたが、子供が大学受験勉強や大学に進学後は物置に眠って10年以上になります。

接眼レンズも3~4本ついていたと思います。
本来ついている最大倍率のレンズを使っても、土星や木星の衛星は見えることは見えますが空気の揺らぎでそんなに鮮明には見えません。
なので、多分、倍率の高い接眼レンズを購入しても無駄な投資になるでしょう。

空気の澄んだ高山(1000m~3000m級)の上に望遠鏡を設置するなら、高倍率のレンズを使う価値がありますが…。
そのため、日本の高倍率の天体望遠鏡は日本の高い山(2000m以上の山)の上(約10kmの高度を超えると急に空気が薄くなる)やハワイの4000m以上の高山の上(世界中の国の天体望遠鏡が設置されている)に設置されています。数1000m以上の高山は雲が下にでき、空気がすんで揺らぎが少なく望遠鏡の観測条件が非常にいいですね。しかし地上400km以上の高度を回る国債宇宙ステーションやハッブル宇宙望遠鏡衛星は空気の層を通さず天体を観測できますのでもっと鮮明な天体観測ができますね。
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この回答へのお礼

わかりやすい回答ありがとうございます。
まだまだ勉強不足です、購入時の参考になりました。

お礼日時:2008/10/20 11:59

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