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対戦車ライフルと対物ライフル、両方とも戦車や装甲車両などの分厚い装甲を貫通させる目的で使われていると思うんですけどなぜ呼び方に違いがあるんですか?
調べたところ第二次大戦ごろは対戦車ライフルと呼ばれていて大戦後は対物ライフルと呼ばれるようになったとどこかのサイトで見たんですけど。
いったん、戦車の重装甲化、対戦車ミサイルなどの登場により使われなくなった対戦車ライフルがなぜ対物ライフルと名前を変えて復活したんでしょうか?

A 回答 (6件)

漫談です。



一次大戦で英国が西部戦線に戦車を投入しました。鉄砲、機関銃の弾丸を跳ね返す装甲移動砲台は、ドイツ側にショックを与えましたが、操縦ミスで塹壕におちたり、クラッチ焼いたりして自爆的損害をだしました。それを研究したドイツ側が、K弾丸という戦車を撃ち抜ける弾丸を開発し、それを発射できる鉄砲を投入。対戦車ライフルの走りができます。

ノモンハン事件くらいまで、歩兵が補助動力無しで運用する対戦車ライフルでも、戦車にとって充分な驚異でした。20mm砲弾をマシンガンのように発射するラティ対戦車機銃で、その性能はピークとなります。

このあたりで戦車そのものを破壊することはむずかしくなってくるのですが、ソフトスキンの車両には有効なこと、戦車のペリスコープやバイタルパート部分を撃ってイヤガラセするには充分なこと。ある程度の陣地攻撃・防御にも使える。移動が容易、と、バズーカのような強力な携行歩兵火器がでるまでは便利に使われました。

対物ライフル的な使い方が、二次大戦でもう行われてはいたのです。

で、歩兵火器が発達したので先進国ではいったん消滅したのですが、アフガンのゲリラがソ連軍相手に、対物ライフル的な運用をはじめます。発射しても音だけで自分の位置を暴露しないのが重宝し、ソフトスキンの車両攻撃、夜間攪乱、火点狙撃、また特に対ヘリコプター狙撃に威力があったそうです。

一方同時代、フォークランド紛争のアルゼンチン軍がM2機関銃にスコープつけて、英軍を苦しめたこともあいまって、対物ライフルの発想ができるわけです。

アンチ・タンク・ライフルはなくなりましたが、アンチ・マテリアル・ライフルとして、大口径歩兵携行火器として、また世に出ることとなったわけです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
昔の戦車の装甲は薄かったのでライフルでも貫通できたんですね。
装甲が厚くなったために対戦車ライフルが効かなくなってバズーカなどが開発されたんですか
戦車に対抗できなくなったけれど薄い装甲の車両には効果があるということで"対物"ライフルに名称が変わったんですね。

お礼日時:2009/04/17 06:09

戦車には通用しなくてもトラックには通用しますし、


・数で言えばトラック>>>>戦車
・弾のコストはライフル<<<<ミサイル
だからです。

歴史をおさらいすると

1.機関銃が発明される
2.第一次世界大戦でドイツ軍がこれを使って大戦果をあげる
3.イギリスは塹壕を掘って、機関銃に対抗する
4.ドイツ軍も塹壕で対抗する
5.塹壕を越えるためにイギリスが戦車を開発する
 (当時の装甲は機関銃に耐えるレベル)
6.ドイツが徹甲弾を発射するライフルで戦車に対抗する
 (これが対戦車ライフル)
7.戦車が各国に普及する
 (この時点では戦車は歩兵相手を想定したもの)
8.第二次大戦では戦車同士で打ち合うようになる
9.戦車砲に対抗して戦車が重装甲になる
 この時点でライフルが戦車に通用しなくなります。
 強力すぎるライフルは人間には撃てませんので・・・
10.歩兵はロケット無反動砲やミサイルで戦車に対抗するようになる。

しかし、世界大戦のような正規戦では戦車は前線の攻撃の主力になりますがベトナム以降、戦車や大砲を持たないゲリラ相手の戦争が増えます。
ゲリラは先進国から輸入した中古車を改造して使用します。
20万円の中古車を破壊するのに100万円のロケット弾を何発も使うのは割に合わない事が分かってきました。

また、戦場では戦車より圧倒的に多くの自動車が走っており、フォークランド紛争でアルゼンチンが大型銃(弾は1発数10円)でこれを攻撃したのに対し、イギリスはロケットで対応してコスト高についたことから大型ライフルが見直され、かといって「戦車」には対抗できないので「対物ライフル」お呼ばれるようになった。
ということです。

歩兵の様なちょろちょろ動く目標にはアサルトライフルで小さい弾を数多くばら撒いたほうが効率的なんですが遠距離射撃や車相手には心もとないですので。
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#3です。


落ち着いて考えると判ると思うんだけど・・・

>戦車や装甲車両などの分厚い装甲を貫通させる目的で使われている
対物ライフルの口径は12.7mm~14.5mmが主流だよね(15.3mmとか20mmも存在するけど、”プライベートベンチャー”レベルで、制式化した軍ってある?)。

世界中のIFVの機関砲は25mm~40mm。しかも、対戦車ミサイルまで搭載している・・・口径15mm前後の銃弾で貫通できるような装甲に、25mm超の機関砲どころかミサイルまで・・・
あまつさえ、戦車は何故、120mm砲を搭載しているの?

この国は、銃砲の威力が過大評価されがちですねぇ。
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>第二次大戦ごろは対戦車ライフルと呼ばれていて大戦後は対物ライフルと呼ばれるようになった


ガセネタ若しくは勘違いではないか と。
大口径ライフルとしては”復活”しましたが、対戦車ライフルとは別個に対物ライフルは発達しています。

そもそも、対物ライフルが
>戦車や装甲車両などの分厚い装甲を貫通させる目的で使われている
っていう情報はどこから?
重装甲を貫通できるような銃弾が存在するの?

現代の対物ライフルは、長距離狙撃か対物破壊に用いられるもので、せいぜい追加装甲を持たない軽装甲車両を貫通できる程度でしょう(センサー類を破壊することで重装甲火力の行動を制限するって手もあるにはあるが・・・)。

対戦車ライフルとしては役立たずになった”大口径”ライフルが復活したのは、
  航空機コクピットに立て籠もるハイジャッカーを狙撃する・・・滑走路は見通しが良すぎるため、長距離かつコクピットのプレキシグラスを貫通した上、十分な殺傷力を持つ狙撃銃が求められた
とか
  フォークランド紛争で、アルゼンチン軍のスコープ付き.50重機関銃に狙撃されたイギリス軍が対抗手段として要求した
などの経緯で開発されたとされています。
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この回答へのお礼

>戦車や装甲車両などの分厚い装甲を貫通させる目的で使われている
勘違いしてました。対戦中の戦車なら貫通できたようですけど今の戦車の装甲は厚すぎて貫通できないんですね。

>航空機コクピットに立て籠もるハイジャッカーを狙撃する
これは1994年に起きたエールフランス航空機ハイジャック事件で実際に
GIGNがコックピットに立てこもった犯人を対物ライフルで狙撃しましたね。ジブチ共和国バスジャック事件の際にもこのライフルでバスの窓から犯人を狙撃しましたね。

お礼日時:2009/04/17 06:28

 現代の戦車や装甲車の装甲はライフル弾程度じゃ貫通できません。

大戦中の戦車などならば出来ましたが。
 ただ、これらのライフルは射程距離が通常の口径のものより非常に長い(1.5km程度)ので、長距離狙撃銃としての使い方があります。又、威力もありますから、ちょっとした壁ならば易々と撃ちぬけます。この性能がフォークランド紛争のときに見直されて、現在様々な対物ライフルが開発されるようになったのです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%BE%E7%89%A9% …
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名称等、良く解らないけど、、。


12.7ミリ以上の狙撃用銃器は、たくさんあるよね。
特に12.7ミリ(50口径)の場合、長距離を挺進し、充分な破壊力。
これが売り。
一度だって消えちゃいないよ。

たとえばハイジャック。
空港に駐機した旅客機内部の犯人を狙う。
狙撃点から目標の距離、、(空港は広い)
ターゲットは航空機の窓の向こう、、(航空機」の窓は硬い)

小口径の高速弾の欠点(風に流される、ちょっとしたモノ・葉っぱとか・で弾道が乱れる)を補完するためにも頑張ってるのが現状。
なのかなぁ。
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