天使と悪魔選手権

こんにちは。
経理・財務は全くの素人なので、教えて下さい。先日こちらで「本支店会計」というのを知ったのですが、決算時に内部取引の数字を差し引くのであれば、内部向けの売上は無くなり、「本支店会計」は全く意味の無い行為だと思うのですがそのあたりはどうなんでしょうか?また、それは売上の水増し(2重売上)にならないのでしょうか?「決算時に差引くから水増しにはならない」と言うことであれば、尚更「本支店会計」が存在する意味が判りません。「社内(:他部門)から仕入れて他社に売る」のではなく、「他社から仕入れて他社に売る」と言うことにすればいいだけの話ではないでしょうか?
どなたか御回答宜しくお願いします。

A 回答 (2件)

一口に会計と行っても様々な切り口のものがあります。


例えば決算書をつくるためのものなら「財務会計」ですし、社内の部門ごとに採算管理するときは「管理会計」、税務上の損益計算をおこなう時は「税務会計」などなど。

一例を挙げれば接待交際費などは、決算上は費用として処理していても、税務上は損金不参入となって税務上の費用とみなされないことがあります。だからこの時点では「財務会計上の利益」と「税務会計上の利益」が異なるという現象がおこります。

ご質問の「本支店会計」あるいは「本支店勘定」という考え方は、同じ社内であっても部門や支店ごとに独立採算をおこない、部署間の採算性を管理する「管理会計」のために必要な考え方です。
多くの場合、本支店レートを事前に定めておき、本支店間の貸借についてあたかも他社との取引と同じように損益認識して、独立採算を明らかにします。

ただし全社的な決算をおこなう際には、当然本支店間の取引は相殺されて決算書上には表れません。
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この回答へのお礼

有難う御座いました。認識を新たにしました。

お礼日時:2009/06/24 15:48

本支店会計の意義と目的を確認してみましょう。


<本支店会計の意義>
  本支店会計とは、本店と支店がそれぞれ独立した会計単位として
  日常の会計処理をしている場合、両者を一つの会計単位に纏めて
  決算をするための手続きである。

<内部取引とは>
        仕入               売上
  社 外→→→本 店→→→支 店→→→社外
            ↓
       この部分を内部取引という
  ※単純に支店の仕入と本店の仕入を合計して全社の仕入とし、
   支店の売上と本店の売上を合計して全社の売上とすると、
   本店から支店への売上分が二重計上になります。そのため
   内部取引は相殺します。

<内部利益とは>
        仕入               売上
  社 外→→→本 店→→→支 店→→→社外
       100         120        140   
   ↓
       この差額20を内部取引という
   ※支店が本店ら仕入れた商品をすべて社外へ売っておれば
    何もすることはありません。しかし、決算をするときに
    支店が本店ら仕入れた商品を手元に持っていたらどうか。
    本店が100で仕入れた商品を社外に売っていないのに、
    会社として20の利益が発生しているので内部利益として
    控除します。

    
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この回答へのお礼

有難う御座いました。ひとつ知識が増えました。

お礼日時:2009/06/24 15:49

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