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トラスロッドの入っているギターは、きちんとネックが調整されていれば、チューニングした状態でロッドと弦のテンションのバランスがつり合って安定し、また、頻繁に弦を緩めるとテンションバランスの変化によりネックには負担になるため、結論として基本的には弦は緩めない、というのが一般的な考え方だと思います。

ネックについては自分もこれでいいと思います。
問題は、ES-175やL5等のフルアコのアーチトップギターについてです。

こういったアーチトップのフルアコは、ボディエンドからテールピースで弦を引っ張り、ボディの盛り上がっている部分でブリッジの上に弦が乗り、ボディの内側方向に向かって大きな力がかかっています。
またそのブリッジの下は、裏側にブレーシングはあるものの直接支えとなるものは無く、ボディトップの強度のみで支えている状態です。オールドと呼ばれるものの中には、トップが落ちているものもちょくちょく見られます。それぐらいボディにかかる加重が大きいのでしょう。

ここで質問なのですが、ネックについては冒頭に書きましたように、弦は緩めないほうが負担は少ないと思うのですが、このようなフルアコのボディに対しては長期的に強い加重を掛け続けることは、どう考えても良くないと思われます。
結局のところ、アーチトップのフルアコの場合、弦は緩めたほうがいいのか、緩めないほうがいいのかどちらなのでしょうか?

現在は、心配なので数日以上弾かないときはいちおう1~2音程度(弦によって違いますが、ペグを手首のスナップ3~4回ぐらい)緩めています。
弾くギターも適当にローテーションしており(これはギターのためというより気分の問題)、いったん緩めると数週間~数ヶ月はそのままです。つまり、数日から数週間チューニングした状態で弾き、違うギターに交代するとき弦を緩めて数週間おいている、という具合です。

このような感じで管理していますが、アーチトップでも緩めなくて良い、またはもっと緩めたほうが良いという方がいらっしゃいましたら、ご意見をいただきたく思います。
よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

まあはっきり言って弦の緩める緩めないはギタリスト永遠の課題の一つであり、定説など無いに等しいのですが、私の40年近い経験からのひとつの結論を。



>基本的には弦は緩めない、というのが一般的な考え方だと思います。
私は全く逆の考えを持っています。緩めないのが一般的だとも思えませんし、多くのメーカー、ルシアーも同じ考え方が主流です。それは、弾き終わったら適宜少し緩めることで、ギターの寿命を延ばすのと同時にハリのある音色を保つことができるということです。
ギターメーカーや製作家が「弦は張りっぱなしが良い」と言ってるのを私は見たことがありません。

木材はいくら製材されても生き物ですから、演奏時に緊張を与えてハリのあるサウンドを出すようにできています。ですから弦を張りっぱなしにすれば、トップやバックの緊張が持続し、やがては弦のテンションを受けても緊張のない状態にまで慣れてしまいます。これではツヤのある音は鳴りませんし、そのまま放置すればブリッジ部分が浮いてきて腹ボテになってしまいます。これはネックについても同様の理屈で説明できます。

次にアーチトップの場合ですが、これは弦の張力でブリッジをトップに押しつけることで、芯の太いサウンドを生み出すようにできていますので、演奏時には強い力でブリッジを押さえつける必要があります。
しかし演奏後はその緊張を解いてやり、アーチトップがブリッジ側に戻ろうとする反発力を妨げないようにしなければなりません。
特にアーチトップの場合は13-56や14-60といったハードテンションを使いますから張りっぱなしは音の劣化だけでなく、やがてはトップ落ちを招きます。特にギブソンのフルアコはトップが薄いので175のような合板でも注意が必要です。

回答としては、フラットトップ、アーチトップいずれも演奏が終わるたびに1音~2音緩めるが「私の正解」です。
ただし、毎日使用後に緩めると必然的に2弦3弦の寿命は短くなりますので、覚悟して下さい。弦のリスクをとるかボディ、ネックのリスクをとるかはそれぞれのユーザー次第です。
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この回答へのお礼

いつも回答ありがとうございます。
ネックにとっても緩めたほうがいいのですか?緩めるとその都度ネックが動くのでより負担がかかり、またトラスロッドの反対側への力によって逆反りしやすくなるため、チューニング状態のほうがバランスが取れていると思っていました。
こちらのQ&Aでも多くの方がそう書かれているので、それが一般的だと思っていました。
(トラスロッドの無いクラシックギターは別。)

メーカーのサイトを見ると、たしかに弾き終ったら緩めるようにと書かれていることが多いですね。それは責任上そのほうが面倒が少ないからだと思っていました。(緩めないと、もしロッド調整されていない場合すぐに反ってしまったり、常に強い力がかかったままの状態だと、外部の衝撃を受けたときダメージが大きくなる場合があり、それはユーザーの管理不備にも関わらずメーカーにクレームが来たりしてかなわないから、「緩めてください」と書いておけば一応の免罪符になる、という意味。それならば、仮にトラスロッドは調整されており、片側の力だけがかかっているとしても、緩めているほうが万が一のことは割合的に少ないだろうと。)

現在は、本文にあるように数日~数週間張りっぱなしですが、毎日緩めたほうがいいのでしょうか。弦は012~052です。頻繁に緩めたり張ったりすると切れやすくなりますが、弦は消耗品ですのでそれはかまいません。

お礼日時:2009/07/14 22:24

#1です。


他者回答もいろいろあって、正解がないというのもご理解いただけるかと思います。本当にこればかりはギタリストの数だけ解釈はあると思います。

ネックのロッドについては、通常、弦のテンションとバランスを取っているとは考えていません。弦とのバランスを取っているのはネックそのものだと思います。

ネックというのは弦のテンションよりも温度湿度の影響を受けやすいので、またそれによって順反り逆反りを繰り返しますので、その時はロッドを用いて微修正してやる、というのが私の考え方です。

ですからネックに関して言えば1音2音よりもベロベロに緩めた方がより理想的だと思いますが、アーチの場合、それだとブリッジが動いてしまいますからおすすめできません。ご参考まで。

ただ175に12-52程度の細いゲージなら、毎日弾くのなら緩める必要はないと思いますしトップ落ちの心配も普通はないと思います。3日以上弾かないことが前もって分かっているなら1音程度緩めるだけでいいと思います。先回答はあくまでレギュラーゲージ以上のテンションをかけることを想定していましたので。
ただフラットトップなら012-052のライトゲージでも私なら演奏の都度2音程度、低音弦はもう少し緩めるようにしています。
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この回答へのお礼

何度もすみません。ネックはロッドで弦とバランスを取っているわけではないのですね。
けっこうそういう意見が多いし、ソリッドギターなどでは.010などのテンションの弱い弦を張りますが、これですら緩めると逆反りの元になるので、それぐらいトラスロッドの反発力は強力なのだと思っていました。
私の張っている.012程度なら1音ぐらいダウンでいいとのこと、また、トップ落ちの心配も無いとの事で安心しました。これまでのやり方でとくに問題はなさそうですね。ありがとうございました。

お礼日時:2009/07/15 10:28

使っている楽器の特性に合わせた取り扱い、価値観による対処をすれば良い。


シェープ重視ならベロベロにする。
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この回答へのお礼

>使っている楽器の特性に合わせた取り扱い、価値観による対処をすれば良い。

た、たしかに・・・。ある意味究極の回答ですね。

お礼日時:2009/07/15 00:43

しばらく使わないなら楽器、弦、双方に対して緩めた方が良い。


日常的な道具としてはある安定状態を保つ為、即応状態にして置く。
表板の変位は弦の張力の他、湿度の影響が大、日本に於いてはこの問題が大きい。
私の'67年175DN(リアルタイム購入)もsunk top(sinkの過去形、海外FORUMでやっと教えて貰った「トップ落ち」の言い方)ですが音色は益々好調、コレクターでも無いので実益実利第一、同型のライセンス生産モデル(国産、外観は極上)は全く変位無しですが最初から全く鳴らない(深みが無くペンペン音)体得した事は「変位する位で無いとあの音色は出ない」で納得させています。
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この回答へのお礼

ありがとうごさいます。
書かれている主旨がいまひとつはっきりしないのですが、つまり、いつも弾くギターならいつも弾ける状態にしておくのが現実的、それによって多少の狂いが出てきたとしても、「すぐに弾ける」という実用性のほうが大事。
しかし、やはり強いテンションはボディへの影響が大きいので、しばらく弾かないのが分かっているときには緩めておくに越したことは無い、ということでしょうか?
いわば実用性(即応性)と楽器の耐久性を考えた折衷案ということですね。

本文にも書いていますが、現在はほぼこのような感じで運用しています。
やはりアーチトップギターは、できるだけ緩めるに越したことはないのですね。

お礼日時:2009/07/14 23:57

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