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原水と上水のちがいについて教えてください!

上水は、原水から汚濁物質や異臭を取り除いたものだと考えています。
昨日、論文で見つけたんですが「生物膜法の上水処理への利用」とは
生物膜法って原水を処理するために使うものではないんでしょうか。
だとすると「生物膜法の原水処理への利用」ではないのでしょうか。

矛盾が生じて困っています。ご回答よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

ace_87chanさん こんにちわ


文面から、見ると上水は浄水のことではないでしょうか?浄水処理の場合は、原水とは浄水場への取水のことを言うのが、一般的です。原水は河川の表流水や伏流水、湖沼水やダム、貯水池の水で汚濁物質を取り除く為、無機凝集剤を使用したり、異臭を取り除くために活性炭を使用したり、曝気(空気で攪拌)、硫酸銅による殺菌をします。異臭はダムや貯水池からの取水で植物性プランクトン(藍藻類、放線菌、珪藻類)が原因となり浄水場のろ過閉塞や異臭が問題になります。
 ちょっと遠回りになりましたが、水の分け方として上水(浄水=飲み水)⇒下水(生活排水)⇒中水(下水を高級処理して再利用)があります。多くの浄水場はあらかじめ、原水の濁質を薬品で凝集沈殿させて急速ろ過法により短時間で浄水(上水)としますが、原水がきれいな場合、簡単な沈殿処理の後に緩速ろ過法で時間をかけて上水を作っています。急速ろ過法は、ろ過砂を逆洗という方法でろ過の水の流れと逆に浄水を逆流させてきれいにします。緩速ろ過法は砂表面に濁質は残りますが、ろ過砂表面に薄い生物膜が出来て有機物や臭気、アンモニア性窒素を処理させて浄水(上水)を作っています。これも一種の生物膜の利用といえます。ただし定期的な砂表面の掻き取りが必要となります。
では、ここで言う「生物膜法の上水処理への利用」とは、一般的な急速ろ過法で濁質を取り除きろ過した後の水に塩素処理では除去困難な異臭味成分や色度が存在した場合、オゾン処理や活性炭吸着処理、両方組み合わせた処理が考慮されます。しかし装置の設置や維持費に掛かる経費が増大し、断念せざる得ない自治体もあると思います。そこで浄水(上水)を作る上で、凝集沈殿や重力沈降させた水を生物膜法(主に接触材を用いる)方法を急速ろ過を行う前に取り入れることによって安価で安全な処理が可能となり論文の「生物膜法の上水処理への利用」にあてはまると思います。どのようなフロー図になるのか、個人的にもとても興味があります。
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言葉の意味を誤解されているようですね。

「原水」とは本来、特定の場所や水源の水を指すのではなく、単にその施設に供給する水を「原水」と呼んでいるだけです。

浄水場でも下水処理場でも、更には工場などで使う純水装置などでも、供給される元の水は全て「原水」と呼ばれますが、それらは言うまでもなく河川水や井戸水であったり、排水であったり、水道水や工業用水であったりしますので間違わないようにしてください。

さて、上水処理に生物膜法を使うこと自体は何ら目新しいものではなく、昔一般的に行われていた緩速ろ過法が生物膜法そのものです。同じ水量をろ過するのに、現在の急速ろ過法の大体30倍以上の装置規模が必要となるために今は廃れてしまいましたが、これをコンパクト化するなどして解決できさえすれば、処理水質でも運転コストの安さでも現在の急速ろ過を十分上回るものができる筈であることは、過去の実績からも明らかです。

緩速ろ過法なら大抵の衛生工学や環境工学の教科書に出ている筈です。まずはこちらをご覧になってください。
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生物膜処理装置を通過する前は、生物膜処理の原水になります。


通過した後は、処理水になります。その処理水をイオン交換
装置を通過せるとして、イオン交換処理前の原水になります。
イオン交換処理装置を通過した水は、イオン交換装置の処理水
になります。

 以上

 Jyousui
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上水道設備において「原水を処理して上水を精製すること」を「上水処理」と呼びます。

単なる用語の問題です。

この回答への補足

さっそくご回答ありがとうございます。
原水を処理することを一言で「上水処理」と言えばよいのですね。

では
「『原水』の高度処理方法には~」、や「『原水』の高度な生物膜処理が~」
というように上水処理の過程であっても、単品として記す場合は「原水」で宜しいですか?

補足日時:2009/07/16 15:46
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