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今日、日食の特番を見ていてふと思ったのですが、日食というのは月の陰に太陽が隠れるために起こる現象なわけですから、太陽を隠すのは、なにも、月でなくてもいい訳ですよね。
例えば、巨大な人工衛星とか…作れればの話ですけど。

でも、いくら太陽を何かで隠せばいいからと言って、地上で野球のボールとかを目の前に持ってきて太陽を隠してもコロナが見えないのは、大気に太陽光が乱反射しているからということな訳ですよね?

とすると、大気圏外に行けば、自分で何か球体を用意して目の前に持ってくるだけで皆既日食と同じようなコロナやダイヤモンドリングが見られるということなのでしょうか?

一口に言っても、大気圏外に行くのは大変ですが…。

A 回答 (3件)

>例えば、巨大な人工衛星とか…作れればの話ですけど。


太陽の視直径が約31分角なので、地上の上空200kmに直径1000m程度の
球体の人工衛星を飛ばせば、人工的に皆既日食が出来ます。
#実際に実現しようとすれば、400km程度まで上げないと直ぐに
#落ちてしまいますが・・

また、宇宙空間でなら、SOHOのカメラ(LASCO2)のように、太陽を隠すことで
コロナが見えています。(白の○が太陽の大きさ)
http://sohowww.nascom.nasa.gov/data/realtime/c2/ …

ぎりぎりで隠していないので、ダイヤモンドリングは見えないですが・・
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この回答へのお礼

私の知りたかったことを全てご回答頂き、とても嬉しいです。

>太陽の視直径が約31分角なので、地上の上空200kmに直径1000m程度の
>球体の人工衛星を飛ばせば、人工的に皆既日食が出来ます。

はあはあ、なるほどなるほど…。こういった数字、自分でも一応webで調べて計算できないかとやってみたんですがかなわず、かと言ってこちらで質問させて頂いて数字まで頂けるとは思っていなかったんですが、実はこういうことも教えて頂きたかったんです。

非常に興味深いです。

最高のご回答をどうもありがとうございました!

お礼日時:2009/07/23 08:51

地上に置いたコロナグラフでは太陽光がそこに達する前にすでに大気層を通過しています


だから内層コロナやプロミネンスなど明るいものしか見えません
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この回答へのお礼

ご解説どうもありがとうございます。
そうですよね。大気圏外で隠さないと、観測地点が地上だろうが大気圏外だろうが、見え方は皆既日食とは全く違うものになってしまいますよね。

改めて確認させて頂く頃が出来ました。
どうもありがとうございました。

お礼日時:2009/07/23 08:54

日本だけでなく世界でも有名な太陽コロナを常時観測しているコロナ観測所(1949設置)が日本の北アルプス乗鞍山系摩利支天岳(海抜2876m)の頂上にあります。

巨大な望遠鏡の中の月に代わる太陽の光球を遮る円盤を設置して太陽コロナをいつでも観測できる特殊な望遠鏡(コロナグラフという)を3基、設置しています。
太陽の黒点活動の11年周期や11年毎に磁極の北極と南極が入れ替わる現象を最近突き止めるなどの成果を挙げています。
しかし、観測所が高山の不便な場所にあるため、物資(食料、自家発電用の石油、郵便や衣類や生活消耗品など)の輸送や冬季の寒さ(-20°以下)や生活用水の確保などの問題のため、2010年3月に50年間の観測の役目を終えて閉鎖される予定で、その後の太陽コロナの観測はコロナグラフを積んだコロナ観測衛星を打ち上げて行うことが決まっています。

参考URL:http://solarwww.mtk.nao.ac.jp/jp/norikura.html
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

コロナグラフの画像は見たことがあります。
あれも結局光球を遮る物体を使っているのだとは知りませんでしたが。

でも、コロナグラフでの画像では、肉眼で見る皆既日食とは違います。

大気圏外なら皆既日食を肉眼で見ているかのようなコロナが見られるのかということを質問させて頂きました。
まあ、空気が無いと、周囲の見え方も違ってしまうはずと言うのはありますが。

お礼日時:2009/07/22 17:43

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