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日経のこの記事
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20090920AT3S1 …
によると、一部の議員らにより
戸籍制度の見直しが検討されているとのこと。
戸籍制度の廃止の必然性と、
そのメリット・デメリットについて教えてください。

A 回答 (3件)

戸籍制度とは人の身分関係(親子関係など)の登記であり、2世代によって編纂されます。



登記とは事実関係の公証で、登記と違っていることを第3者に主張するためには、その反証を要求されます。

欧米諸国などでは戸籍を編纂せず、日本でいう戸籍編纂の基となる出生届、婚姻届などをもとに身分関係の登記の証明書を発行しているようです。

戸籍制度廃止を実施した場合、

メリットとしては、これらの届を登記簿として保管しているわけで、戸籍簿を編纂する手間が省けますから、経済的です。

デメリットとしては、相続などのとき、非嫡子の有無やその他の親子関係を知るときには戸籍と原戸籍等を取ればよいのですが、欧米諸国のような方式だと、どこまで証明書をとればよいか不明確です。(逆に戸籍があったほうが証明しやすい訳です。それに戸籍の附表は住民票異動の履歴でもあるので、証明書としての能力は高いです)

メリットにもデメリットにも解釈できる点としては、家という単位ではなく個人という単位で管理するので、家を封建的因習ととらえた場合進歩的ですし(嫁という考え方ではなく、あくまで相手のパートナーということになるでしょう。嫁は姑に仕えるものという考え方もありますし、そうだとすれば憲法で保障された自由、平等の概念の中にそうでない制度を温存しているという見方も可能でしょう。)、逆に家を(特に過去からの連続性を保証してきた制度だとみれば)日本の社会を支えてきたよき習慣だとすれば、よき伝統を破壊するものとも解釈できるでしょう。

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/戸籍
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。メリット・デメリットを判りやすく書いてくださり感謝します。

お礼日時:2010/03/02 16:37

昔の戸籍は家制度のもとに編成されていましたが、戦後、旧民法の大幅改正に伴い、


現在では、氏名、生年月日、性別、夫婦関係、親子関係、日本国籍を有すること等を公証するものに過ぎません。

むしろ、一般の方々が今でも戸籍に差別を見ようとするケースがあります。
戸籍関係の相談掲示板では、未だに「親が、婚約者が出身でないか確かめるため、
戸籍謄本を持ってくるよう言っている」なんて相談が載るんですよ。

現在、相続手続きを初め、生まれた赤ちゃんの健康保険証を作る、
金融機関などに姓の変更を届け出る、パスポートを作るなどの手続きに戸籍の提出をすることで処理がなされます。
(住民票で足りることもあるが、住民票自体が戸籍をもとに作成される。)
個人単位の登録制度に変わった場合、今レベルの精度が達成できなくても良しとすることにするか、
あるいは今以上に苦労して親族関係などを証明する必要が出てくるかもしれません。
虚偽の手続きが増える恐れも。

夫婦別姓や代理母の問題など、今後考えていかなければならない問題は多いですが、
戸籍制度だけいじっても解決するものではないので、長期間さまざまな方向から検討する必要があるものです。
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この回答へのお礼

お礼が遅れました。ご回答ありがとうございます。参考になりました。

お礼日時:2010/03/02 16:35

もともと戸籍制度は


班田収受に端を発し、徴税と徴兵のための制度です。

どちらも、家単位である必要はありません。
従って、戸籍に替わる管理システムさえあれば何でも良いのです。

納税者番号制度が導入されれば、存在の必要も無いでしょう。
ついでに氏の変更も自由にすれば、夫婦別姓の問題も解消です。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。参考になりました。

お礼日時:2010/03/02 16:38

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