A 回答 (7件)
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No.7
- 回答日時:
もう何人もの方がすばらしい回答を寄せていらっしゃいますので、中1の方を思い浮かべて書いてみます。
ご参考までに。昔からヨーロッパにはたくさんの違う人々が住んでいて違うことばを話していました。今でもそうですが、いくつもの言葉を理解したり話せたりする人もたくさんいます。だって、おばさんはイタリア語を話して、おじさんはドイツ語、いとこはフランス語なんて家族もたくさんいるのですから。こういう家族だと何かで親戚が集まるとそれぞれ自分の言葉で話すものですから、子どもたちは自然と聞いたら意味がだいたいわかるようになったりするのです。それに、そういう言葉もだんだんまじりあって、たとえば日本語の中に中国語やら韓国語やらポルトガル語やら英語のことばがたくさんはいっているようなものです。
こういう言葉のなかでもローマ帝国のことばであるラテン語は特別な意味がありました。ローマ帝国は、ローマの小さな国から始まって、古代のヨーロッパのほとんどを征服した大帝国となりました。学問や技術も大変進歩したのです。ローマ帝国が滅びてから、長い中世という時代がありました。中世は、キリスト教会が大きな影響力を持っていて、教会のやり方に逆らうことができなかったのです。しかし、近代になって科学的なものの考え方が広がると、人々は古代ローマにお手本を求めたので、学問に使う共通語はラテン語となりました。今ではラテン語を自分の生活する言葉として使う人はいなくなったのですが、学問には重要な言葉です。動物や植物の学名はラテン語を使います。多くのヨーロッパの国で小学生や中学生からラテン語を学んでいます。
というわけで、他のことばからはいった英語もたくさんあるなかで、ラテン語からはいったことばは特別重要だと考えられているのです。
No.6
- 回答日時:
キーワードを「ラテン語」として google 検索すると wikipedia の説明が真っ先に出て来ます。
これを読まれるのが一番よいと思います。そこから「英語」に飛ぶことが出来、英語の歴史を読み取ることが出来ます。
No.5
- 回答日時:
しかし、皆さん 意地悪ですね。
中1の子供にもわかるよう説明していただけるとありがたい と書かれているのに、結局 kimichi-97さんがどれも難しいと仰っているような説明の請け売りばっかりで。ええと、ラテン語とは 大昔(イエス・キリストが生まれる前から)のローマ帝国で話されていた言葉です。
ローマ帝国とは今のイタリアの首都であるローマから始まって、今のフランスやスペイン、イングランド(イギリス南部)、ドイツの一部、ギリシャ、トルコもも含めた広大な帝国を築いたと、地図を見せながら説明してあげましょう。それで、その帝王の名前は kimichi-97さんもご存知の ユリウス・カエサルです。
大昔の日本語に文字がなかったように、大昔の英語にも文字はありませんでした。大昔の日本人が日本語を書き表すのに最初は中国語の文字(漢字)を用いたように、大昔のイギリス人は 英語を書き表すのに ラテン語の文字を用いました。つまり、私たちが英語のアルファベットと呼んでいるものは、元々はラテン語のアルファベットだったのです。
それで、日本語が中国語の影響を大きく受けたように、英語もラテン語の影響を大きく受けました。英語はラテン語から直接、またはフランス語を介して 多くの言葉を輸入しました。その中には ante meridien(before noon、午前)とpost meridiem(afternoon、午後)があり、それぞれ 頭文字を取って am. pmという略語が作られました。
>結局、ラテン語は英語の語源なのでしょうか。
結局はつながっていますが、英語はラテン語の直接の子孫ではありません。言語というのは、生物のように枝分かれしながら進化していくものです。乱暴ですが、例えば、英語を人類に当てはめるなら、オランダ語がチンパンジー、ドイツ語がゴリラで、近縁関係があります。そして、フランス語がニホンザル、スペイン語がアカゲザル、そして、ラテン語というのは ニホンザルやアカゲザルの共通の祖先となったオナガザルの一種の考えると、系統関係も何となく分かるでしょう。
No.4
- 回答日時:
英語におけるラテン語は日本語における漢語のようにとらえると分かりやすいと思います。
他の方の説明にもありますが、ラテン語とは現在のイタリアの中のラティウムという地方の言語だったものです。これが古代ローマの共通語となり、広大なローマ国の共通語となりました。現在のスペイン、イタリア。ポルトガル、フランスなどの国々がほぼローマの範囲に当たるため、これらの国々の言語はラテン語がそれぞれの地域で形を変えたもの、つまりラテン語の直系ということになります。
英国(ブリテン島)にローマが攻め入ったことはあるにはあり、そのときに少数のラテン語の単語が英語に取り入れられたことはあります。例えば street, wall などですが、今日これらをラテン語系と意識することはありません。あまりに古いため英語の中に充分とけ込んでしまっているからです。またこのように“少数のラテン語の単語が充分にとけ込んだ”例はドイツ語などにもあります。
さて、ローマという国は分裂した後弱体化して滅びます。かつての国土は別々の国になりそれぞれの言語を発達させ、ラテン語は死語となります。ところが日常の話し言葉ではなくなった後もヨーロッパの学問や宗教の世界で一種の国際語として長く使用されることになります。たとえばニュートンの「プリンキピア」もラテン語で書かれています。
こういうこともあり、専門語や a.m., p.m., No., i.e. (id est つまり)など記号的な略語の多くのラテン語が取り入れられました。そしてこれは英語にとどまらず、ヨーロッパの各言語で起きたことです。
ただし、英語には専門語や略語以外にも非常に多くのラテン語起源の単語があり、しかも日常的によく使われています。-tion, -ity, -ble, -tor など形を見ただけで分かるラテン語系の語が頻繁に、ごく当たり前に使われます。これはドイツ語やオランダ語、北欧の言語(これらはゲルマン系というくくりに入る言語です)には見られない特徴です。ゲルマン系言語の中にラテン語系の単語が入ると、いかにも外来語というたたずまいになり浮いてしまうもので、英語のようにすんなりととけ込んでくれません。ところが英語からラテン語系の単語を排除するともう文が作れません。
こうなった原因は古代のローマではなく、11世紀にフランスが攻め入ったことです。この時にフランス語の単語(フランス語もラテン語の子孫ですが)だけでなく、フランス語を経由して大量のラテン語の単語が流入してきました。そして英国の“やまとことば”とでも言うべき本来の英単語を追い出して代わりに居座ってしまったものが多くあります。こうして多くの“英国やまとことば”が廃語や古語、雅語となり日常から姿を消しました。
東アジアでは漢文がほぼラテン語に相当します。中国語自体は変化していきましたが古い中国の書き言葉であった漢文は東アジアの共通語としての役割を果たしてきました。そして日本を始めとする国々に漢語は浸透し、さらに漢語のやり方にならった和製漢語もたくさん作られました。今日の日本語が漢語なしで成り立たない点は英語がラテン系単語なしで成り立たないところによく似ています。
No.3
- 回答日時:
ヨーロッパと中東やインドにかけてお互いに関係のある言語の大きな家族があり、それはインド・ヨーロッパ語族(略して印歐語)と言います。
印歐語にはいくつか枝があります。その一つがゲルマン語族でドイツ語、オランダ語、スウェーデン語、ノルウェー語、デンマーク語、アイスランド語、英語などが入ります。
もう一つの枝にロマンス語族というのがあって、ラテン語がこれに属し、さらにラテン語からイタリア語、フランス語、スペイン語などが枝分かれして出てきました。
ですから英語とラテン語は親戚ではありますが、直系ではありません。英語が自分なら、ラテン語は父親や祖父ではなく叔父さんのような関係になります。
ラテン語は今では死語ですが、中世のヨーロッパでは、一種の共通語として教会や大学で使われました。その関係で医学用語、法律用語、宗教語などには英語の中にラテン語が取り入れられている場合が少なくありません。
No.2
- 回答日時:
No1さんが書かれているとおり、ラテン語はイタリア地方を中心として西ヨーロッパで使われていたイタリック語派のひとつですね。
英語はゲルマン語派のひとつで中北ヨーロッパで発祥した言語で、基本的にラテン語との繋がりはありません。
ただ、No1さんがいうようにローマ帝国時代にラテン語が公用語として一時的に広まった経緯があります。
その後ラテン語は衰退しましたが、ローマ帝国時代に多くの学問が発展しましたので、学術用語にはNo.、a.m.、 p.m.などのラテン語が使用されることが多いのだと思います。
No.1
- 回答日時:
「ラテン語」とは昔の「ローマ帝国」で使われていた古い言葉で、今は使われていない言葉です。
しかし、現在のイタリア語やフランス語、スペイン語など南ヨーロッパで使用されている言語は、みなラテン語から派生した言葉なのです。これに対して北ヨーロッパで使われて広まった言葉は「ゲルマン語」で、現在のドイツ語やイギリス語(英語)になったものです。
つまり、英語の源はゲルマン語であって、ラテン語ではないと言うことです。
参考に↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%86% …
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