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なぜ、役員や部長以上クラスの人間は、やたらめったらハイヤー(高級車)を使うのでしょうか?
私は従業員千人以上の上場企業に勤めています。役員や役員の息がかかった会社が主な議決権を持つほど所有しているような会社ではないです。
実際、役員が取引先や銀行の方とゴルフ接待などで遠出の時に使うならわからなくも無いのですが、役員の家から会社までの送り迎えや、地下鉄で数駅、いや、徒歩でもいける距離にある取引先本社に赴く際にも、わざわざ黒塗りのハイヤーを多用しております。歩いたほうが早く着くし、健康的でエコなのになぜだろと思うばかりです。

運転手と車両は業務委託契約をしているので、毎月の費用も相当なものです。経費に代わる理由があるのだろうと思うのですが、やっぱりよくわかりません。身辺護衛や労災事故防止など理由を考えてはみたのですが、護衛といって治安が悪いところ走ってるわけではないですし、労災は業務であれば自然とカバーできるし・・・やっぱり思い当たる理由が見つかりません。

総務の同僚や上司に聞いてみたが、「当たり前だろ」「偉いからだ」「空気よめ」と的を得た回答が得られませんでした。「変だ」「おかしい」という主旨の質問ではなく、素朴な疑問なので深い理由が知りたいです。一般的にどのような根拠があってハイヤーを使ってるのでしょうか?

A 回答 (5件)

JALの西松社長が電車通勤してアメリカで話題になっていましたね。


ちょうどリーマンショックで公的資金の注入のための公聴会に自家用ジェットで来ていたアメリカの経営者と比較されていましたが・・・

しかしまじめな話、これにはいくつかきちんとした理由があります。
・VIPの安全確保
まず幹部が事故にあったりしたら大変です。会社ですから何日かすれば代行する人材が現れるとしても、たとえば会社の将来をかけたプロジェクトを担当していたという人物が事故にあえば会社のリスクも大きくなります。そのため運転のプロに任せて事故のリスクを少なくしているのです。また自動車事故で暴力団に脅迫されてインサイダー取引に手を出してしまう、などといった問題も回避できます。
・VIPの時間の確保
幹部の仕事は「判断すること」です。会社が危機的な状況の時に、会社の経営のことで頭がいっぱいで運転をミスした、じゃしゃれになりません。また、会社の緊急事態の時はすぐに判断することが必要になりますし、判断するための材料(報告書や外部の資料・情報など)を常に頭に入れておく必要があります。可能なかぎり「正しい判断」をするために準備をするのが幹部の仕事です。運転しなければそれだけ仕事時間を増やすことができます。
これが別の側面になると、海外出張の時のファーストクラスや自家用ジェットということになるわけです。
・VIPの時間を有効に使う
上と似ている部分もありますが、自分のために使う時間ではなくて対外的な時間の場合です。特に自動車電話(今は携帯)が普及してからは、誰かが報告したい時間に報告できるようにしているわけです。幹部がお客様に会うだけで商談がまとまる場合もありますので、VIPほど移動している時間が長くなるのが通常です。そのため、報告を受けるために運転する時間は無駄と考えられているわけです。
このように考えると、エアフォースワンや政府専用機に、大統領執務室(休憩室ではないですよ)や閣僚会議室が備えられている理由も分かると思います。

これらが大きな理由です。ただ成り上がりプロパー社長にとっては、ひとつのステータスであり、「いつかはクラウン(の黒塗りハイヤー)」という夢をくすぐる仕掛けの部分もありますし、取引先に一流の会社と見せる仕掛けの部分もあります。
なにより、それを与えられた幹部が使いこなしているかどうかが一番問題ですけどね。。

ちなみに、私は経費削減のため自転車しか乗れない(営業車は従業員がみんな乗っていってしまうため)零細企業経営者です。判断のための情報インプットは主に電車のシートで行っております。それでも経営のためには24時間頭を使っていますよ。
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「役員や部長以上クラスの人間が、ハイヤー高級車を使う理由



従業員が千人以上もいる上場企業の役員サンや社長さんが
黄色や赤色、黄緑色のタクシーで、社用や接待、冠婚葬祭に出向くと格好が悪いし、安全面で万全を期せない。
以前はお抱え運転士を「常雇い」していましたが
経費節減でハイヤー借り上げになりました
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理由的には既に回答されていますので省略します。



素朴に感じるのは、今でも落ち着いた感じの高級車は黒色が多い。
乗ってみれば判ると思いますが、すわり心地その他乗車中の疲れが違うと思うよ。 
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プロの運転手を雇えば多少は安全ですし、社の資産として黒塗りの車がある以上はそれを使わないと損ですしね。


公共交通機関だと、恨みを持った人にも襲われかねません。

役員が一人危険に巻き込まれるのと、従業員一人危険に巻き込まれるのはわけが違うからです

役員が死亡でもしたら、場合によっては従業員の給料何人分以上もの損失がある可能性もあります。

そしてもちろん、ハッタリもあります。
やはり取引先としても、運転手つきのハイヤーを使える企業というのは、(金があるという意味で)安心ですしね。
ハッタリは意外と効きますしね。
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一般的かどうかは定かではありませんが。



会社の役員や社長といった人は、つまりその会社の顔です。
他の会社や、自分の会社の人間に対してそれなりの威厳や見た目を提示することによって、他の人の意識にきちんと社長が出来ているということを認識させるのだと思います。
ハイヤーを使えるくらいの余裕がある会社ですよ、ということを示したり。

仕事に向かうときスーツを着るのは、それが仕事をする『姿勢』であり『真剣み』を相手に理解してもらう第一歩だからではないでしょうか。
それと同様に、『見栄』というのもある程度、仕事をする相手との間にある共通認識であり、前述のように社長がその立場たる相応の環境を整えていると考えます。

上司の方などが「当たり前」「偉いから」と仰ったのはそういう意味だと思います。
もし逆に、社長や役員がしっかりとした格好も車も使っていなければ、相手はもしかすると、しっかりとした格好も車も『使えない』のか、と思ってしまうかも知れない……だから、「当たり前」で、「偉いから」なのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

皆様、回答ありがとうございます! 非常に勉強になりました。
黒塗りハイヤーには、先方へのハッタリであったり、幹部候補が「次はクラウンだ」と夢見、奮起させるための道具であったり、役員護衛だったりしているのですね。

お礼日時:2009/12/14 19:59

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