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 食味にこだわると、いわゆる五味というのがあります。甘味、塩味、酸味、苦味、旨味だそうです。これに辛味と渋味を加えるらしい。それらの表現として甘い、しょっぱい、酸っぱい、苦い、旨い、辛い、渋いしか思いつかないのです。
 しかし、味覚以外の感覚表現に広げると、聴覚、視覚、嗅覚、触覚を使って、バリバリとした、青臭い(濃い、すっきり、厚みのある)、芳ばしい(臭い、におい)、突き刺すような(あったかい、硬い)などと表現でき嬉しくなってきます。
 以上は五感表現ですが、食味を評価することばとして、よい、悪い、おいしい、まずいなどで表すこともあります。
 素材を使うと、日本で言うと大徳寺納豆とか。
 ここで食味を離れると、その状況を使うという手があるそうです。場所で北陸ならではの、時で昔の、作り手でおふくろの、食べ手で庶民的な、製造過程で手作りのというように。
 たとえば、初夏に食べた焼き秋刀魚のはらわたの味をどう表し読み手に実感してもらうか。ほろ苦く(味覚)それでいてほんのり甘い(味覚)余韻を残すが(聴覚)、濁った(視覚)生臭さも感じ(嗅覚)ぬちゃぬちゃした触感もあるものの(触覚)、昔ながらの(時)、庶民の味で(食べ手)、私にとってはなかなかの(評価)味。もう一工夫欲しいところですよね。
 どんな料理、食品でもいいので、ことばが味を超えるような、読み手を実感させる味ことばの表現を是非教えてください。

A 回答 (3件)

マンガの「美味しんぼ」が、なかなかユニークな味の表現をしてますよね。



ドライビールの味を、「スプーンを舌に押し付けたような味」と表現してて、ああなるほどなと思いました。

紅茶では、「舌の上にくっきりとした黄金のピラミッドが立つ」と表現してて、これもなんとなく納得です。
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この回答へのお礼

2003/5/19 13:15 wrote
 やはり来ましたね。「美味しんぼ」。しかし、早速のお答えに来るとは予想していませんでした。ユニークな表現の宝庫ですよね。
 「スプーンを舌に押し付けたような味」さて何の味?答えはドライビール。ああそうか。紅茶も然り。紅茶の種類まで当てられたりして。
 という具合に逆にも出来そうですね。逆に出来たら、ことばは味を超えてるのかも。
 ありがとうございました。

お礼日時:2003/05/19 13:14

 ラーメンフリークのbeginner2001さん、こんにちは。

麺フリーク女です。
あなたがハマッたラーメンの味の表現集。
東亜食堂(★牛タン肉汁そば)野菜を一切使わず鶏がらとトンコツだけを煮こんだ、女性客や年配の人に人気の澄み切った、あっさり味のス-プ。オイスターソースや香辛料で煮こんだボリュームのある牛バラ肉入り。
順徳(★ネギソバ)水にさらし、さらにショウガやネギを炒めた油で軽く焼いた、主役の白髪ネギの食感とほのかな甘味は筆舌に尽くし難い。
MARUI(★ラーメン)特注の細打ち麺と相性抜群のスープ。その味は鶏がらと豚骨でとったシンプルな醤油味。自慢の自家製チャーシューは無菌室で育てられた豚で作ったもの。
三醤屋(★鳥ねぎそば)ハーブの香りが漂う上品な塩味。後味にこだわりインパクトが強すぎない味。喉の通りが良く、飽きの来ない味わい。
希望軒(★チャーシュメン)下処理に野菜などを使わないので豚の旨味がストレートに伝わる。企業秘密のアク取りが重要なポイントでトンコツながら胃にもたれない味。繊細な工程が生み出すコクと後口のよさ。

参考URL:http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=551447
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この回答へのお礼

2003/5/19 14:30 wrote
 順番抜かししてすみませんでした。回答ありがとうございます。
 立て続けに予想を上回る回答にただただ絶句(しゃべらんだけじゃないか)。向こうの質問をネタにお書きになるとは(そのご回答へのお礼がまだ!すみません)、思ってもみなかった展開です。
 動揺を抑えつつラーメンフリークとしてのコメントを少し書かせてください。以下諸般の事情(昼抜きなもんで)により補足に書かせてください。

お礼日時:2003/05/19 14:30

あなたの質問の意図は十分にわかりましたが、あえてレベルの低い議論をさせてください。

言葉じりをとらえるわけではありませんので誤解しないでください。

>ことばが味を超えるような、読み手を実感させる味ことばの表現を是非教えてください。

食べたものが本当に上手いからこそ、その素直な感動が言葉をついて出てくるのであって、その逆はただの詭弁です。それに、ただの「うまい」にも言い方があります。人は、言葉そのものの内容よりも、むしろその言い方、耳をくすぐるような言い方を好むものです。たとえば、口にいれた瞬間に「うまい」と叫ぶ偽善者は結構います。うまいが目的になっている。そうではなくて、口に入れて、一定時間もごもごと味わったあとで、「うまいなぁ」と言ったほうが伝わるしそれが本当です。その表情を見て料理人も喜ぶでしょう。とはいえ、言葉が退化する傾向にありますので、そこはまた別問題ですが。
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この回答へのお礼

2003/5/19 22:10 wrote
No2の方ごめんなさい。先にこちらの方にお礼を述べさせてください。
 アドバイスありがとうございます。そして言葉足らずをお詫びします。
 
 「ことばが味を超える」実は電通に依頼されて提出した、言語学者たちのレポートのタイトルに端を発しています。(「味プロジェクトA」なる、怪しい(失礼!)プロジェクトXが進んでいったそうです。)そのレポートを元にメンバーをがらりと入れ替えて、あらたに食客(ほんまかいな?失礼)としても論客としても料理人としてもなかなかうるさい人(早い話が食いしん坊の言語学者、失礼)を揃えて同タイトルの本が出版されました。サブタイトルは「美味しい表現の探求」。手元にあります。いたって真面目な本です。
 曰く、北大路魯山人著「魯山人味道」が料理業界では有名らしいが、旨いものは旨いとしか言っていない。美味しいことばの探求がない。旨いを旨いというだけでは芸がない。 
 曰く、丸谷才一著「食通知ったかぶり」は文人の本としてはなかなかだ。どこまで旨さをことばで追えるか。と、宣言しての本。しかし、意外にも淡白。
 ならば、言葉の豊饒の海に飛び込んで、繊細微妙な味を味を見分け、味分け、嗅ぎ分けよう。集めて、さばいて、盛り付けよう。

 ああ、長くなりました。何を伝えたいのか忘れてしまいました。すみません。ことばが味を追いかけ出来たら超えてしまう(そんなことあるのか?)。

お礼日時:2003/05/19 14:09

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