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建築の勉強をしている学生です。

西洋の建築と日本の建築がこんなにも違うのは、気候の違いなどを除いて、
根本的に宗教の違いによるのではないかと思い始めました。
しかし西洋の大聖堂や教会、日本の寺のどんなところに宗教の違いが現れているのか考えていたら、よくわからなくなってしまいました。

教会や寺の平面図からも宗教の違いが現れているような気がするんですが、
わかる方、とても気になっているので教えていただきたいです。
お願いします。

A 回答 (3件)

卒論などのテーマにするつもりなら、宗教からのアプローチは難しいと


思いますけどね。建築はもっと「生活」に寄り添ったものだと思います。

欧州などでは生活がひとつの宗教に支配されたケースもあるけれど、
日本の場合はあなたが「寺」と書く仏教だけでは片手落ちで、
神道の影響も大きく、また両者がミックスされています。

そしてそれを日本人の宗教観というなら、「自然との共存」が
ベースであり、結局あなたが別枠にしようとしている気候
(四季)や地震の影響を無視できないのです。

一方、西欧では宗教は時に歴史や政治そのものであり、権力の象徴
として、失業対策として、またプロパガンダの場として建造物が機能する
ことがありました。日本の「宗教建築」は近隣の中国や朝鮮とも異なり、
モニュメンタルな意味は希薄。また、あなたは西洋というけれど、
例えば米国の建築を宗教で説明することが可能でしょうか。

鈴木博之・元東大教授(建築史)は「ゲニウス・ロキ(地霊)」という
研究をしていました。その場所に人や自然の営みが蓄積され溶け込んだ
「気(き)」のようなもの。
http://www.kotono8.com/wiki/%E3%82%B2%E3%83%8B%E …

これに「宗教」というものもひとつの要素として含まれる、というふうに
私は思います。宗教の視点から建築を読み解くのは、建築学では
なくてむしろ宗教学に近いでしょう。あなたは東西の宗教について、
それほどの造詣がありますか?建築を学んでいるのなら、今のところは
建築からできるだけ離れないほうがいい、と思います。
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 神社は基本的に南向きに建てられます。

それは神道が天照大神をいただく
太陽信仰だからです。実は正教会などキリスト教でも太陽が昇る東向きに
建てることが多いのですが、太陽からキリストをイメージしているためで、
順番としては神>太陽です。日本は神=太陽なので、そこが違いです。

 また神社は必ず、参道を伴います。日本の寺社建築は参道あっての構造に
なっているはずです。いっぽうで教会は広場を伴うことは多いものの、参道と
いう考え方はないでしょう。神社では「 こちらは神様が通る道になります 」と
説明することがありますが、キリスト教では神は天上にいますので、特定の
方角からやってくるということはないはずです。

 屋根に関しては、気候風土の違いが大きいでしょう。ドーム建築が発達
したのは、石造りの構造でいかに大きな屋根を被せるか、いかに屋根の重量を
分散するかを数学的に追求した結果でもあります。いっぽうで木造建築の
日本では、石造りほど重量分散がシビアではありません。逆に、木材がもつ
しなりを計算に入れてもいます。

 なにしろ、世界最大の木造建築は東大寺です。海外との比較がほとんど
なかった時代の建築物ですから、いかに日本の木造建築が独自に発展した
のかを物語っています。出雲大社もかつては、いまの2倍以上の高さを
誇っていたという説もあります。
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この回答へのお礼

返答ありがとうございます。
確かにと思うところがたくさんありました。
これを切り口にもっと調べていきたいと思います。
本当にありがとうございました。

お礼日時:2010/01/05 00:10

全くのスレ違いとまでは言いませんが、


http://oshiete1.goo.ne.jp/c381.html
http://oshiete1.goo.ne.jp/c307.html
http://oshiete1.goo.ne.jp/c380.html
http://oshiete1.goo.ne.jp/c379.html
ここら辺の方が的確な回答が得られるのでは?

個人的には、確かにシンメトリーだったり、魔除けの偶像があったりと、素材以外の面では似ている部分も多いとは思いますね。
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