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イギリス経験論って具体的にどういうものなんですか?
自分の体験などと重ねてレポートを書かねばならないのですが、どのサイトを見ても難しくてあまり理解できません。

A 回答 (3件)

イギリスの経験論の代表選手の一人にジョン・ロックという人がいます。


彼は、人間の知識・認識などは生まれた頃は白紙のように何も書き込まれておらず、人は成長する過程で経験することから学び、「経験」で得た知識などを白紙に書き込んでいくと考えました。(これをタブラ・ラーサと言います)
つまり、「人間の全ての知識は我々の経験の結果」として受け止めます。

また、何らかの問題を解決するための方法として「帰納法」を重視します。
「帰納法」というのは、ある事実を積み立てていき(つまり経験し)、そのなから何らかの法則性を見つけ普遍的な知識を証明しようという方法です。
例えば、
1・昨日は東から太陽が昇った→今日も東から太陽が昇った→明日も明後日も太陽は東から昇るだろう
2・日本人Aは箸を使ってご飯を食べた→日本人BもCも橋を使ってご飯を食べた→全ての日本人は箸を使ってご飯を食べる(だろう)

と言ったような証明の仕方です。
ここで重要なのは、例2の()書きした(だろう)の部分です。
つまり、結論が少し曖昧になっている訳で、将来「箸を使ってご飯を食べない日本人」が見つかるかもしれません。
そうなると、「全ての日本人」というのは誤りで「多くの日本人」とでも結論を修正しなければなりません。

というように、「イギリス経験論」とは、「経験」によって真理を追究しようという考え方です。


一方、「大陸合理主義」というのがあります。
こちらは、人間はすでに何らかの知識を先天的に持っており、知識の獲得は「理性」によってなされるというものです。
また、証明方法も「演繹法」を多様します。
こちらは、一般的な知識・概念があり、そこからより個別的・特殊的な事象を説明しようとします。
具体的な方法としてはアリストテレスの三段論法というのがあります。

1・全ての人間はいつかは死ぬ
2・ソクラテスは人間である
3・ソクラテスはいつかは死ぬ

というような感じです。
1を大前提といい、これが真実であるなら3も真実となります。

経験論はイギリスで発展し、合理主義は大陸側(フランス・ドイツ・イタリアなど)で発展してきました。
この二つは対置関係にあります。

ではでは、レポートがんばってください。
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体験抜きにこれは本当だと語れることって、何かありますか?、ということから始めてみるとよいかと思います。


例えば「1+1=2」なんてのがありますが、これは体験したから真理なのではないように思われます。ところが、多くの人にとっては、誰かから「1+1=2」ということを教えられるという体験を経ているわけです。本当に「1+1=2」なのかはともかく。
もちろん「1+1=2」を最初に考えついた人はいるでしょう。その人は足し算の考え方というものをひらめく何かを体験したということになります。
経験したから正解がわかるんだ、という話ですね。

一方、ヨーロッパ大陸の方では「はじめに正解があって、それを後から経験するんだ」という考え方になるとでも言えましょうか。これだと多少の語弊はあるけれども、大雑把に言えばそういう違いになるかと思います。

経験していないこと、体験していないことに正解、真理というものはあるのでしょうか。
・・みたいな問題提起で自分の体験とからめて書いてみるのも手かもしれませんね。
もしこの質問があなたの人生にとってそこまで重要でないものだとしたら。
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あなたの好きなものはなんですか?


例えば車とか。
車ならどんな車を人にお勧めしますか?
お勧めするからには自分の経験に基づいて人に勧めるわけですよね。
あの車は直ぐ壊れたからダメ。この車は車幅が分かりづらいとか。
つまり自分の経験を実証して確かめたとか、研究の結果良い車の定義を
決めた(帰納的にたどり着いた)ということですよね。これが経験論なんじゃないですか?イギリス哲学の経験論も日常で話す経験論も同じはずですよ。
ただ、せめて唯物論や唯心論、カント、ロック、ベーコン当りは人間としての教養として大学生や専学生は読んでおくべきだと思います。
そうしたらレポートもスムーズかと思います。

的外れな回答でしたら無視してください。
レポートがんばってください。
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