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学校におけるしつけと、家庭におけるしつけの役割についてどう思いますか?私のなかでは、しつけは家庭でするものだというイメージが強いため、どうしても学校でのしつけの役割が考えられません。学校でのしつけって何なんでしょうか?家庭でのしつけの一つである挨拶をするというような事は、学校現場でも指導されると思うんですけど、学校では、それをしつけととらえるのでしょうか?学校ではしつけというより、支援という感じがするのですが・・・。ちなみに、家庭におけるしつけは、基本的な生活習慣を身につけるためのものだと私は思います。皆さんの意見が聞きたいです。そして、できれば教師をされている方の意見が聞ければ嬉しいです。

A 回答 (5件)

こんにちは。

家庭の事情で退職してしまいましたが、数年前まで教員をしていた者です。現在も講師として時々現場に出ています。
今回のご質問が、現場の者についてはある意味ショック・・・でしたので、回答させていただくことにしました。

学校でのしつけは山ほどあります。学習指導と並ぶほどもしくはそれ以上に必要なことかもしれません。
大きく分けると3つになるかと思います。(1)学習を成立させるためのしつけ (2)集団生活に関するしつけ (3)基本的生活習慣のしつけです。

(1)は現場の人間でないとわかりづらいかもしれませんが、1番にあげられるのは、まずだまってきちんと話を聞くことができるようにすることです。なにそれ?と思われるかもしれませんが、クラスとしてこれができていないと授業が成り立ちません。いくらいい教材や展開を準備してあっても、子どもたちの学習を受ける態勢が乱れていると、授業は成立しないのです。ですから特に年度当初はこのしつけに力を入れますし、子どもたちの実態にあわせて、その後もよりよい方向へ持っていく努力をします。

(2)については、家庭ではなかなかできません。家族でない大勢の人が集まる現場だからこそできるものです。人とのかかわり方・思いやり・仕事の分担等々、いろいろありますよね。

最後に(3)ですが、これは、整理整頓とか食事のマナー・トイレの使い方・身だしなみ・自分の用具の管理・・・とやはり多岐にわたります。私も本来は家庭でしつけるべきだと考えていますが、学校でもかなりこの(3)について指導しなければならないのが現状です。

この他、しつけではありませんが、学習指導が学校にとって大切な役割です。

今までの経験から私が個人的に思うには、しつけも勉強も、家庭と学校とどちらの分担のもの・・・とはっきり区切れないのも現状だと思います。また、これはそっちでしつけるべきものと区切りすぎてしまうと、家庭と学校との溝ができてしまうような気がします。もちろん基本的にはどちらかが担うと思うのですが、何か気になる点があった時には、双方からしつけていこうとする努力が必要だと思います。

以前の現場での出来事なんですが、割り算の筆算につまづいている子が多いことをお便りで伝え、お家でも機会があったらやってみるといいと思いますという意味あいのことをお便りに書いたところ、「勉強は学校で教えるものなのに家庭の押し付けるのか」という言葉が返ってきたことがあり、ショックだったことがあります。そんなことを言ったら、給食中の食事のマナーや忘れ物に関する指導・自分の持ち物の管理など、家庭でもっとしつけるべきものについて、学校でもけっこうな労力をはたいているわけで・・・。それに、子どもたちが学習でつまづきやすい点についておうちの方に知らせるのは悪いことだと思いませんでしたし、もちろん押し付ける気持ちもありませんでした。ただ、双方から見てあげられたらベターだと思っただけです。(これについては、いろいろとお考えがあるかもしれませんが)

長くなりましてすみません。そんなわけで、(3)を含め、学校で担うしつけの役割は大ですが、何しろ1人で30人以上の子どもを受け持っているわけですから、それを身に付けさせていくのは大変なことです。私も、家庭に帰れば3人の我が子のしつけだけでも大変なわけで・・・。

個人的な考えも含めてしまいましたが、こんなところです。現場の意見が、少しでも参考になっていただければうれしいです。
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この回答へのお礼

すごく参考になりました。ありがとうございました。やはり、学校ではこういうことをしつける、家庭ではこういうことをしつける、というように境界線を作るのではなく、子どもが身についていないことを、双方で協力して身につけさせていく事が大事なんだなぁと感じました。

お礼日時:2003/06/01 15:55

教師ではありませんが、小学生の子供がいます。


学校でしかできない躾もあるし、家庭でするべき躾もあると思いますが、実際に家庭でちゃんと躾られていない子供って結構いて、そういう子がいると、学校が結局そこまでやらなきゃいけないですよね。今は周りの大人もトラブルを避けて人の子は怒らない人が多いから、よけい学校での躾って増えているんじゃないかと思いますよ。
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別に教師ではありませんが、内の学校の校長が言ってたことを言います。

学校は上下関係や、集団生活などを慣れさせて行くものだといってました。集団生活って言うのは
自己中心的なことをなくしたりとか人の意見を聞くとからしいです。
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昔の日本では、大人全員が子ども躾ける習慣があり、同様に学校でも行なわれていました。


ところが時代が変わって世間の大人が子どもを躾けることをしなくなっても、学校での習慣だけは残されていたのです。
そのうちに、「学校は躾けもする所」と全体の習慣だったことが、一人歩きしてしまった…というようなことを、恩師から聞いたことがあります。
確かに当時の指導要項にも躾けに関する項目があったらしいのです。

私も躾けに関しては、家庭の親たちの問題であるのを大前提にしています。
学校は、赤の他人が集団で時間を過ごす場であり、そこでは社会性を身につける目的があると思っています。
その際の教師の役割は、最低限の監視・監督を担うわけで、これは躾けとはまったく異なるものでしょう。


余談ですが、
ただこれまでは、親は学校に躾けを押し付けてきました。実際、彼らでは躾けはできませんし、ために多くの学校が代わりを努めていました。
従って、今日の子どもの健全化に関して(ホントこれぐらいですが...)は、学校への評価はもっとあって然るべきだと思います。
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中1 小4 小1 年長と4人の子を持つものです。



私は、家庭でのしつけは日常生活一般のしつけだと思います。
学校でのしつけとは、団体生活でのしつけだと思います。
お友達を思いやる気持ちだとか、決まりを守るとか
どうしても、団体でないと教えてあげることができないものもあると思います。
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