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西洋の童話では、王様が姫の婿を募集したり、主人公の男性が活躍して最終的に姫の婿になるという話が多いです。
日本の童話ではあまりみられないパターンなのですが、西洋では女系が重視される伝統があるのでしょうか?
とすれば、その理由は何ですか?
よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

西洋には、中世のフランク王国以来伝統のサリカ法典という相続法がありました。


この法典の骨子は「例え王皇族であっても、女性の土地相続は認めない」というものです。
ゆえに、土地の相続は男子相続が基本となります。
しかも西洋は中国皇帝や日本の天皇のようなアジアと異なり、正妻の子しか跡取りにはなれず、妾腹の子はどうあがいたって跡取りにはなれない。よって王族の正妻の子が女性しかいない場合、婿取りが必然となってきます。

ただ、サリカ法典の効力も国によりけりで、イギリスやロシアではそれほど重視されませんでした。ゆえにイギリスやロシアには女王や女帝がいるのですが、フランスやドイツ語圏(神聖ローマ帝国)ではかなり重んじられていました。歴代のフランス国王や、神聖ローマ皇帝に女性がいない(オーストリアのマリア・テレジアは女帝と呼ばれるけど、公式には神聖ローマ皇后)のはそれゆえです。

西洋の童話といえばまず思い浮かぶのがグリム童話ですが、グリム兄弟の出身地はドイツです。またグリム童話の基ネタにはペローの童話集がかなりあるといわれていますが、この童話集の編者、ペローはフランス人です。

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%AA% …
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