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昔、坂本龍一がチャイコフスキーのピアノ協奏曲第一番を「陶酔しかないクソみたいな曲」と言ってました。また自分が習っていた音楽の先生も「あの曲を芸大の作曲家の卒業制作で提出したら間違いなく『おまえはなにを勉強してたんだ』っていわれそうだな」と言ってました。あの曲はそんなにひどい曲なんでしょうか。教えてください

A 回答 (2件)

酷い曲、ということはないと思いますよ。


実際、この曲は世間一般からは傑作として評価されていますし、人気も知名度も高いですよね。

これは個人の好みの問題だと思います。
正直に白状すると、実は私もチャイコフスキーの作品は全般に苦手なのです。決してキライという訳ではないのですが、私の好みはHNの通りブラームスなのです。ブラームスが好きな方は大概チャイコフスキーはあまり評価しないような・・・(笑)。

自分が思うに、(どの作曲家でも程度の差はあれ同じだとは思いますが)チャイコフスキーの場合は、特に好き・嫌いの好みがはっきり分かれる方ではないかと思います。
「大好き」か「大嫌い」か。
だから嫌いな方からすれば「生理的に受け付けない」という感覚の方も多く、そういう人は彼のどの曲を聴いてもダメなんでしょう。
チャイコフスキーは、ヴァイオリン協奏曲も貶す人はトコトン貶しますよね。

ちなみに自分がチャイコフスキーが苦手なのは、全体にクドイところ。特に管弦楽曲では、金管の使い方に品が無くて、単にやかましいだけに聴こえるところが苦手です(これは演奏の仕方にも問題があると思うのですが)。折角雰囲気良く音楽が進んでいても、突如そのムードをぶち壊すような、金管の咆哮が唐突に挟まれたりするところなんかは、正直ウンザリします。

・・・と書くと、チャイコフスキー好きの人を敵に回すようになりますのでこれ以上書くのは止めますが、繰り返しますが自分は決して「嫌いではない」のです。
ただ、世間では嫌いな人は本当に大っ嫌いですので、そういう人が悪く言うのでしょう。自分の推測ですが、恐らく坂本龍一も、質問者様の音楽の先生も、チャイコフスキーがあまりお好きではなかったのでは?

個人的には、彼のピアノ協奏曲第1番は好きで比較的良く聴きますが、坂本龍一が言っていたという(これは初耳でしたが)「陶酔しかないクソみたいな曲」には、若干頷いてしまう気持ちがなくもないです。
チャイコフスキーの音楽はこの曲に限らず、単に甘ったるいだけで深みに欠けるきらいがあるように思います。いささか表面的過ぎるというか、大げさな語り口に終始するところがあるように思います。

ですが、これがチャイコフスキーの個性であって、見方によってはこれこそ彼の長所であり美点だと思います。むしろ、この点を取り除いてしまったらチャイコフスキーではなくなってしまいますよね。だから「良い・悪い」という問題ではないのです。
そんなこと言い出したら、自分が敬愛するブラームスだって、嫌いな人から言わせれば「とんでもなく陳腐で鬱陶しい音楽」って貶されますものね。
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 「様々なひと」と言っても二人ですね。



 チャイコフスキーの地位は不動ですが、お話の程度の理由で酷評する人は、自分の価値が確実に落ちていきます。教師の中には、大物を生徒の前で酷評してえらい顔をするのが居ますが、何か浅い感じがします。

 名曲でなければギレーリス、リヒター、ホロビッツ、クライバーン、ブレンデル、グルダ、アルゲリッチ、キッシン、などが弾く訳が無いと思います。僕は他にも好きな曲がありますが、この曲も好きです。

 言うのはただですが、それが先生となると、適当に調子を合わせて聞き流すしかないですね。人に聞いても無駄です。大切なのは自分で聞いて(あるいは弾いて)ご自分の意見を、確立することです。
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