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 中国の鉄道の最高速度は350km、一方日本の東海道新幹線は280kmです。以下教えて下さい。
1.東海道新幹線が遅い理由。
2.中国から技術導入しない理由。
3.リニアの最高速度を500kmに設定している理由(中国なら鉄輪でも500kmオーバしそう。)

A 回答 (12件中1~10件)

こんばんは。


電車運転士をしております。

>1.東海道新幹線が遅い理由。
○カーブがありこれ以上の速度上昇が技術的に困難。
○車体傾斜装置によってカーブで減速することなく平均速度を向上させる事で所要時間短縮させるにも、リニア中央新幹線を建設したほうが東京⇔大阪の所要時間が桁違いに短縮できるので、これ以上の速度上昇させる必要性がそもそも無い。
○民家が近くにあり、騒音問題上、これ以上の速度上昇は困難。

>2.中国から技術導入しない理由。
○中国の高速鉄道は、日本の新幹線やフランスTGV、ドイツのICEをそのままコピーしたモノ。中国に高速鉄道の技術があるのではなく、実は全く逆で中国に高速鉄道の技術は全く無く、日本やフランス、ドイツから技術供与をしたモノ。

向こうの高速鉄道の車両を見ればわかります。
東北新幹線の車両と全く同一、色が違う程度。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%9B%BD% …

>3.リニアの最高速度を500kmに設定している理由(中国なら鉄輪でも500kmオーバしそう。)
○私が以前同様な質問に対し回答しました。そちらを参照ください。
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa5584211.html
【以下引用】
こんばんは。
鉄道会社で電車運転士をしております。

技術の極みを求めるのは正論なのですが、
輸送とは技術の極みや理想、想いによるものとは別です。

時速500キロ以上、
出来ないことは無いでしょう。

しかし、制動距離が伸びます。
それだけ列車と列車との間隔を空ける必要が出てきます。

列車間隔が開く
 ↓
東京~名古屋の本線上に乗る列車の本数が減る
 ↓
輸送力の減少。

このリニアの構想は、航空機・新幹線とならぶ3本目の輸送手段としてではありません。
東京大阪間の航空機が無くなり、新幹線は静岡など中間駅を受け持つようになり、リニアが東京大阪間の直通旅客を受け持つようになります。
最近、羽田空港のハブ空港化が話題に出るのも、このリニア構想に絡んでいます。

羽田空港の大阪線がなくなれば、その分、国際線や他の空港に割り当てられるからなのです。

そういう背景を踏まえると、輸送力を求められるモノでもあります。

確かに、減速度を上げて制動距離を短くすればという考え方も出来ます。鉄道のように鉄のレールと車輪の摩擦力による方式ではないので、上げることは可能です。
ただ、減速度を高くしたら、乗客が吹っ飛び大変な車内事故につながります。減速度を高くするにも限界があります。

時速500キロでも、東京~大阪間所要時間は航空機よりもトータルで短くなります。

だから、時速500キロで抑えて、その代わりに列車本数を増やして輸送力を持たせる考えなのです。

多くの列車を走らせ、いかにその座席を埋めるかが経営になります。
いくら速度が速くても、その列車本数が少ないのでは経営が成り立ちません。
本数が少ないからと、リニアの値段が高くなってしまっても困りますし。

技術面というより、経営面、行政の方向性からの判断になります。
【引用終わり】

ちなみに、鉄道の場合、
レールと車輪との粘着係数によって、加速も減速も、そして、速度も限界が決まってしまいます。
フランスのTGVで過去に時速574.8キロの世界最高速度をマークしたことがありますが、特別にギア比を設定した車両であり、試験後の軌道状態やPTの状態、安全性を踏まえると、時速500キロ以上での営業運転は残念ながら非現実的です。
それは中国であろうとも、日本であろうとも、ヨーロッパであろうとも。
国情で最高速度が決まるのではなく、物理の問題なので。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。リニアの最高速度を上げるのが現実的でないなら、新幹線以上の列車本数が可能なシステムにしてほしいです。

お礼日時:2010/04/18 19:46

1.



 昭和30年代の最高速度が160キロだったのに、欧米の技術(正確にいえば欧米で定着していた既存技術、そういった技術で作ることが世界銀行の融資条件だった)をもとに作った新幹線の最高速度が210キロだったのと同じ事といえるかと思います。
 すでに線路がある状況では、その線路の規格(過去の技術制約)に基いて最高速度を設定しなくてはならないのに対し、0の状況なら最新の技術制約に基いてより高い最高速度を設定する事ができます。
 また、何だかんだいって中国は国土が広いので直線主体の線路を作りやすいのも関係はしているでしょう。
 なお、「安全性無視」が囁かれていますが、安全性を無視すれば日常運行でも最高速度の向上は容易というわけでもないので、あまり正確な表現ではないでしょう。事故が起こるような部品の劣化が起こる水準で常用するとなれば、事故以前に故障頻発でまともに走らなくなるので、いくら大雑把な中国でもこれが通るとは思えません。まあ、特に問題なかったから品質保証外の速度で運行とか、やり方をまちがえると事故率が向上しそうな大雑把な慣行が高速鉄道運行においてもまかり通っていることは事実でしょうが。

2.

 昭和30年代に日本に鉄道技術を伝えたアメリカ人技術者の立場になって考えてみると分かりやすいかな、と思います(新幹線自体は日本人が製作したものですが、その基礎となった電車の製作などでは、日本人技術者はアメリカ人技術者に多くを学んだと聞きます)。技術は自分らが伝えたものだし、弟子が成長して自分と同等に近いものを作れるようになったからといって、弟子から何かを学ぼうということにはならないでしょう。10~20年後、品質が安定して価格面で有利であれば製品(車両)の購入はあるかもしれません。

3.

 鉄輪の実用最高速度は400キロ程度で、それ以上はリニアが有利でしょう。あと、日本が欧米の半歩上の製品を作るのが得意だったものの、10歩上の製品を作る事が出来ず、それが最近の低迷の遠因となっているのと同様、中国も仮に現在の直輸入状態を脱出した場合にも、日欧の技術を大幅に上回る何かを生み出すのは難しいのではないかなあ、とか思ったりします。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。鉄道は0から作ったほうがよいものが出来るというのは在来線のスピードアップがほとんど不可能なことをみても理解できます。

お礼日時:2010/04/18 19:51

最高速度ばかり重視しても余り意味無いと思います。



日本の新幹線は280kmで走る車両を10分間隔で運行しています。
しかも、殆ど遅れが無く運行しています。
そんな事できるのは日本くらいです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2010/04/18 19:55

試運転で350km/h出たので営業運転も同じ速度にしたようですね。


彼の国ならともかく他の国ではそのような危険な行為はしません。

技術導入ってもともと日本の技術ですよ、導入するとすれば安全性無視の思想くらいでしょうか。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2010/04/18 19:55

>2.中国から技術導入しない理由。


 もし中国から技術導入した場合、あなたはその鉄道会社に乗りたいと思いますか?
 私は乗りたくありません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2010/04/18 19:54

1は、東海道だけでいえばカーブが多すぎます。

現時点で最も速度が出るのは東北または山陽新幹線でしょう。理由は駅間距離が長いほど加速と減速の余裕が出ることと、カーブが少ないこと。山間を走ることが前提になるためです。それに加えダイアの配置を考えると速度をより上げるには、今の過密ダイヤをもう少し減らす必要と、きっちりしたダイアを見直す必要もあるかも知れません。(尚、日本のダイヤの正確性は世界一、新幹線<Super Express>は世界で最も安全な鉄道です)

2は、海外の技術をつぎはぎで設計しているのが中国です。速度やコストなど多々の面で都合の良い設計であるため、速度を重視した車両と線路の設計も可能です。ただし、そこにはいくつかの犠牲があります。日本の技術は安全を意識した上で最高速度では400km/hぐらいまでは鉄輪車両で可能ですが、カーブや駅間距離、そしてトンネル侵入時や走行時の騒音を意識すると自ずと山陽区間で300km/hが限界となり、国内全体では270km/hが限界となります。また、日本は地域によっては地盤が弱く火山や地震が多い上に、都市部と近いため単独のモーター構造では営業運転に適さない傾向があります。

これらを踏まえると、大陸系の車両とは全く異なる構成になるのです。具体的に、新幹線は駆動車両が先頭車両以外に間と最後尾など複数の車両がモーター車として稼働します。
空気抵抗を減らすために、車体の軽量化を図ると共に、パンタグラフに至るまで緻密に騒音などを計算しており、ATSやATCが全線に完備されています。速やかな加速を重視するため新幹線の線路(ミニ新幹線を除く)への侵入は一般にはできないように沿線は一般立ち入りを禁じ、万が一線路上に石などがあった場合は、はねとばすようにスカートが設計されています。即ち、車両と線路が一体となって初めて成立するものです。
ただ、島国でそこに1億の人口が密集し、尚かつ風化の早い花崗岩の多い国で、さらにダイアの正確さが大事な国ですから、速度だけを重視する他国とは違うのです。

技術で言えば、ヨーロッパのTGV(フランス)やICE(ドイツ)などと肩を並べるかそれ以上の技術を持つ世界一の技術です。尚、安全性は鉄道では世界一、時刻の正確性も世界一、振動と騒音に対する快適性も世界一です。さらに、2駅間最高速は500系で最高をマークしたことがありますが、現在は乗り心地を重視しています。その気があれば500系やN700を改良することで450km/hぐらいまでは出せるでしょう。尚実用レベルでは、350km/h程度なら、N700でも達成できるでしょう。乗り心地にもそれほど影響しないはずです。しないのは、単純に地形・騒音などの問題とダイヤの問題です。

3は、リニア専用にまっすぐに新設できること駅が少ないことがもっとも大きな理由です。例えば、300kmの2駅区間に、1つ停車駅または通過駅が出来た場合、その駅の周囲では加速が難しくなります。その理由は、安全性と騒音にあります。
駅の周囲では減速こそしなくとも状況によっては騒音などを懸念し加速は難しくなりますからね。リニアは既存の鉄道網とは別に新設する必要がありますから、最高速度は柵がなくなり大幅に改善します。

もう一つは、鉄輪の摩擦があるかどうかです。中学生以上であれば等速直線運動と呼ばれる現象を学んだことがあると思います。物体は、運動エネルギーを加えるとその方向に同じ速度で常に動くという現象です。地上ではまずあり得ませんが、空気抵抗がなく熱や力として発散され他の物体や物質に影響を与えることがなければ、それが現実となります。もちろん、これは乗り心地にも影響します。
リニアは、その大きな要素である鉄輪を高速走行中は使わないという点があります。車輪は摩擦力が自動車のタイヤに比べると少ないですが、大きい傾向があります。
そのため、熱の発生も大きくさらに摩擦によって音や振動も大きくなるのです。結果として高速走行をすると沿線に大きな騒音となり、乗り心地も悪くなります。それを減らせる要素がリニアにはあるのです。そして、線路の配置を計算し、加速する区間では都市部から少し逸らせば、500kmも軽く達成できます。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2010/04/18 19:57

1.>政治的な理由、というより政治家の介入によりあちこちに駅が作られ停車する事を求められるから、300kmなんて瞬間的にしか出せず意味がない。


電車って加速時以外は慣性走行してる事が多くて、300kmに達した途端にカーブや駅での停車の為にブレーキを掛けなきゃいけなくなってしまうから効率が悪くなってしまうんでしょう。
瞬間的に300km出すより220kmで巡航した方が経済的みたいな感じなんでしょう。
また早く移動したければ飛行機の方が良いし、新たに長大な高速鉄道用の線路をつくるより空港を作った方が安上がりであり、費用対効果が悪い。(線路の建設にはまた地元議員や族議員の干渉もあるだろうし・・)
日本で高速リニア鉄道が実用化しないのは技術的な問題より、政治的・経済的理由によります。
2.>…ていうか、向こうが日本や欧米の技術丸パクリで作り上げたんでしょう。
3.>開発段階では500kmって数字は夢の速度だったというだけの事でしょう。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2010/04/18 19:54

 政治家が「ウチの県にも止めろ(駅を作れ)」。

これが速くならない理由です。今のままでも、東京→大阪など駅をとばせば出せます。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2010/04/18 19:53

中国の鉄道ったって元は日本の鉄道


東京シンガポール間を最高250キロメートル毎時で結ぼうと建設されたのを基礎にしている
日本の新幹線は一から築き上げたもの
あちらの最高速度は安全を無視して無理矢理出したほぼ瞬間速度
日本の速度は常時走っている速度
平均速度は日本の方がはるかに上です
中国から技術導入?
止めてくれ
後から手直しばかり
植民地時代に欧米や日本が建てたビルはまっすぐだが奴さんが建てたビルは階段なんか危なくて歩けん
段の奥行きや高さがまちまちなので踏み外したよ
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2010/04/18 19:53

1.中国にくらべカーブが多いからスピードが出せない。

あとスピードを上げるとかなりうるさくなるので騒音問題もあるかもしれません。
2.日本の技術の方が進んでいるから。
3.どうしてもカーブができるためある程度の速度までに抑えないと危険&前述の騒音問題

山陽は500系のころは営業運転300kmでしたから、東海道が280kmなのは乗り心地優先の700系を利用しているからでしょう。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2010/04/18 19:52

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