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無排卵出血のしくみ?を教えて下さい。詳しく知りたいです。よろしくお願いします(長文ですすみません)。
以前から、基礎体温をつけていて、何ヶ月かに一度は無排卵でした。だんだん、無排卵の頻度が増えてきて、治療を本格的にしようと覚悟した矢先(妊娠希望だったので)、妊娠しました。子供ももう1歳になり、そろそろ生理復活、、と思っているのですが、まだ基礎体温はつけていません。来月5月くらいから基礎体温つける予定だったのですが、3月終わりに3、4日軽い出血と、この4月21日からやはり生理1日目くらいの軽い出血が続いています。(このままとまらなければ通院の予定)

以前から、知りたかったので自分でも調べたのですが、無排卵時の出血ってどうして起こるのでしょうか?調べれば調べるほど、難しいのに、知りたくなってしまいました、。

消退出血と破綻出血についても教えて欲しいです。

それに加えて以下の私の知識は間違っているでしょうか?間違っていたら訂正お願いします。できればその時のホルモン状態(どれが少ないから、排卵されない、等、、)も説明してくれると助かります(卵胞ホルモンエストロゲン、黄体ホルモンプロゲステロン、この2つは卵巣からですよね)、(卵胞刺激ホルモンFSH、黄体形成ホルモンLH 脳下垂体から?)。

無排卵とは
1、卵子が育たない、または無い(卵胞がからっぽ)=低温期のまま、生理時期に出血あることも
2、卵子は育つが排卵されない(ある程度までは卵胞が大きくなるが排卵されずしぼむ)=低温期のまま、生理時期に出血あることも
3、排卵されるが、すぐ低温期になる=いったん高温期になるがすぐ低温期になってしまう=黄体ホルモンが少ないため(これは無排卵ではないですが、、、、)、生理時期に出血あることも

私の出血が器質性の病気ではないと仮定して、1~3どれであるかを特定するのには、いつの時点で、何の値を調べるとわかるのでしょうか?

たくさん質問すみませんが、どれか一つでもいいのでよろしくお願いします
(わからないことだらけで、質問が的を得ていないかもしれません、、、言いたいことが伝わりますように、、、しばらく締め切らないのでほんとによろしくお願いします)

A 回答 (1件)

こんにちは。



えー、何から書けばいいかな(^^;)
最初に知るべきは正常な生理周期がどんなのか、ですよね。

1.
まず、生理が始まると脳にある視床下部からGnRHというホルモンが分泌され、下垂体に働きかけます。GnRHを日本語で言うと「性腺刺激ホルモン放出ホルモン」というややこしや~な名前です。性腺刺激ホルモン=FSH(卵胞刺激ホルモン)とLH(黄体形成ホルモン)の総称で、つまり発端は「下垂体からFSHとLHを出させるホルモン」が分泌されるところから始まるわけです。

2.
GnRHが下垂体に働いてFSH/LHが分泌されると、卵巣にある胞状卵胞(最初の小さな卵胞)が刺激され発育を開始します。卵胞が育つに従って卵胞から卵胞ホルモンが分泌され、子宮内膜を増殖させます。卵胞が成熟し、卵胞ホルモン分泌がピークになると、脳にその信号が伝わって下垂体からLH分泌が急激に高まり、これが卵胞を破裂させ排卵を起こす引き金となります。これをLHサージと言います。

3.
排卵が起こると、卵胞(卵子が入っている袋)の顆粒膜細胞が黄体化し、ここから黄体ホルモンが生産されるようになります。
黄体ホルモンは、視床下部にある体温調節中枢に作用して体温を上昇させる働きがあるために、基礎体温では「高温相」のグラフが現れます。

4.
黄体から生産される黄体ホルモンは子宮内膜に働いて、受精卵の着床に適した質に整えるとともに、着床が完了するまで子宮内膜が剥がれないように安定して保つ働きをします。

5.
受精卵が子宮内膜に着床しなければ、黄体の寿命は約14日間で尽き、退縮して黄体ホルモン分泌がなくなります。黄体ホルモン分泌がなくなることで、安定して保たれていた子宮内膜が剥がれ体外に排出される...これが生理です。

6.
受精卵が子宮内膜に着床すると、受精卵の絨毛組織からhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンが生産され、このホルモンが黄体を賦活(活力を与えること。物質の機能・作用を活発化すること)して、いっそうの黄体ホルモン分泌を促します。そうすると黄体は「妊娠黄体」となり、胎盤性の黄体ホルモンに取って代わるまで(妊娠15週頃です)妊娠維持のために黄体ホルモン分泌が続くので、妊娠すると生理が来ないのです。

>消退出血と破綻出血についても教えて欲しいです。

「消退出血」というのは、あるホルモンのレベルが下がった時に起こる出血です。
なので、上記の5.の現象=排卵後に生産されていた黄体ホルモンレベルが急激に下がって生理がくる現象ですが、
つまり、普通に排卵して生理がくるのも消退出血です。正確には、黄体ホルモンと卵胞ホルモンによる消退出血です。
また、排卵直前の成熟卵胞からは大量の卵胞ホルモンが分泌されていますが、排卵時にはそのレベルが一気に下がるために卵胞ホルモン単独で小規模な消退出血が起こることがあります。これを排卵出血と言いますね(排卵出血には別の機序もあります)。
無排卵との絡みで言えば、ある程度の卵胞発育があって卵胞ホルモンレベルが高まっていたのに、卵胞がポシャってしまったために卵胞ホルモンレベルが下がって、これも小規模な消退出血が起こることもあります。これは無排卵に伴う不正出血ですね。

次に破綻出血について。
上のように、ある程度の卵胞発育があっても排卵に至るまでにはなかなか成熟せず、卵胞ホルモン分泌が一定レベルでずっと続いた場合に子宮内膜はどんどん厚みを増します。排卵すれば黄体ホルモンが分泌され、その作用で厚くなった内膜も安定するのですが、いつまでも排卵が起こらないと、厚くなるだけ厚くなった子宮内膜が持ちこたえられなくなって少しずつ剥がれて出血してしまいます。これが破綻出血です。排卵遅延・無排卵に伴う不正出血です。

>私の出血が器質性の病気ではないと仮定して、1~3どれであるかを特定するのには、いつの時点で、何の値を調べるとわかるのでしょうか?

まずはエコーでしょうね。エコーで卵巣の様子がどうなってるかを診ますね。
血液検査するなら、黄体ホルモン値を見れば排卵した後かしていないか判ります。
まぁ...その不正出血が消退出血であっても破綻出血であっても、無排卵なら病院でする対処は同じなので、普通はどっちの出血かを追求することはしませんですね(^^;)
無排卵になりやすい原因自体を調べるということなら、FSHの値、LHの値、FSHとLHのバランス、E2(エストラジオール=卵胞ホルモン)の値に加えて、PRL(プロラクチン)の値や甲状腺ホルモンの値なども必要があれば検査するでしょうけどね。

ひとまず、こんなんでいいでしょうか(^^;)
何かありましたら補足ください。

この回答への補足

締め切るのがおそくなりすみませんでした!いつもあとから気がつくのですが、妊娠中、たびたび不安になり質問していましたが、その度何度か、励ましのお言葉、回答いただいてました。本当にありがとうございました!

補足日時:2010/05/09 09:56
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この回答へのお礼

早速の回答くださってありがとうございました。お礼が遅くなりもうしわけありません。じっくりメモをとって読ませていただきました。わかりやすく、丁寧な解説で、大変助かりました!わかりやすく、といっても少々難しかったです、、、!毎月の生理、がこんなに複雑なしくみで成り立っているのですね!理解力不足で、少し質問してもよろしいでしょうか?すみません、、。排卵の流れ、無排卵のしくみ、妊娠時なぜ出血しないか、2種類の出血の違い、などは理解できました。
質問なのですが、無排卵でも多少出血があるのは、多少なりともホルモンが分泌されているからなのですよね、、。閉経のようにホルモンが全部停止してしまうと、出血しないのですよね(若年性閉経?)。それから無排卵で消退出血の時と、無排卵で破綻出血の時では、卵胞の育ち具合は、破綻出血の時の方が少しは育っているのでしょうか?(破綻出血の時は、エストロゲンが多く分泌され、内膜も厚くなる)。私は妊娠前、無排卵出血がたびたびありましたが、生理予定日に少量の時と、生理予定日をずいぶん過ぎて、大量に出血する時と、2種類ありました、これも消退か破綻か、の違いでしょうか?(大量の時は明らかに内膜らしきものも出ていました)。たくさん質問すみませんが、お時間あるときによろしくお願いします

お礼日時:2010/04/29 14:17

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