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「奉らせ給うに」
というのは何故、奉らせという謙譲語と補助動詞給うが
一緒についてるんですか?
それと敬語動詞と敬語の補助動詞の違いがよく解りません
今受験勉強として敬語を勉強してるんですが全く謎です…
古典って難しいですね。お願いします。

A 回答 (2件)

>「奉らせ給う」



についてですが、文節で区切ると「奉ら+せ+給う」にならないですかね?
「奉る」って確か「ラ行四段活用」の「差し上げる」という意の動詞だったと思うんですよ。

たてまつ |ら|り|る|る|れ|れ

これでいくと"ラ行四段活用の動詞「奉る」の未然形+尊敬の助動詞「す」の連用形+尊敬の動詞「給う(給ふ?)"の連体形」という形になると思います。

で、おそらくわからないのが、「尊敬」と「謙譲」の使い分けだと思います。

これに関しては、下記の例がわかりやすいかもですね。

#1帝「○○」とのたまふ。(帝は○○とおっしゃる。)
#2帝に「○○」を奉る。(帝に○○をさしあげる。)

・のたまふ・・・尊敬語
・奉る・・・謙譲語

です。
上記の違いは、下記です。

#1→「のたまふ」という動作をするのはその一文の中で一番の敬意の対象となる「帝」である。
#2→「奉る」という動作をするのはその一文の中で一番の敬意の対象となる「帝」ではなく、「大臣」である。ここでは「帝」は動作をされる側となる。

という様に動作をする側なのか、動作をされる側なのかということが「尊敬」か「謙譲」かの切り分けのポイントとなります。

「せ給う」と「尊敬+尊敬」の組み合わせとなっているときは、その「せ給う」は「最高敬語」です。
「お・・・なさる」と訳し、その敬意の対象はかなり身分の高い人となります。

上記のことから、

・奉る→おつきのものが行った行為。
・せ給う→帝・大臣レベルの身分の高い人が行った行為。

と推理してるんですけどね。

なので、古典の敬語を極めるということにおいて、

・「尊敬」「謙譲」「丁寧」の動詞の言葉を覚える。

は大切なポイントになってきます。

その敬語が「尊敬」か「謙譲」かを見分けられると、その動作が誰が行ったのかがわかって、文脈がつかみやすくなりますから。

※是非がんばってくださいね。
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この回答へのお礼

あああー本当にどうもありがとうございました!
どこの馬の骨とも知らない私にご丁寧な解説を!
また机に向かって頑張ってきます。

お礼日時:2003/08/08 22:53

「奉る」には謙譲の意味も尊敬の意味もあるので


その文章の出典と、一文(主語がわかるように)をのせていただけると、もうすこし考えられると思いますが。

動詞と補助動詞の違いは、
例えば、「おっしゃる」とか「賜う」とかは、それ一語で尊敬を表しますよね。
それに対して、「お話になる」とか「お与えになる」は「動詞」+「~になる(補助動詞)」の2つで尊敬を表しますよね。

古典は主語(とくに偉い人)が省略されることが多いから、敬語がわかるようになると、話がよく見えてくると思います。
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